東名阪の外食市場規模、1月は前年比-132億円で4ヶ月ぶりに前年を下回る
リクルートライフスタイルの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、東名阪三圏域 ( 首都圏・関西圏・東海圏 ) の男女約 10,000 人を対象とする 2019 年 1 月度の「外食市場調査」の調査結果を公表した。
1 月の外食市場規模は、 3 圏域合計で前年同月比 -132 億円の 3,240 億円と 4 ヶ月ぶりに前年を下回った。前年比 3 桁のマイナスは 2017 年 5 月以来。外食実施率・頻度・単価の 3 指標全てが前年を下回った。これは 2017 年 4 月以来のこと。特に外食単価は 3 圏域とも前年比マイナスで、性年代別でも女性 40 代 ( 前年比 +156 円 ) と男性 60 代 ( 同 +28 円 ) 以外は前年比 -8 円~ -255 円。また、 30 代女性で、外食実施率 ( 同 -3.0 ポイント ) ・単価 ( 同 -212 円 ) が大きく前年を割り込んだ。カレンダー上は、金・土・日・祝日の日数は昨年と同じで、天候面では前年より降雨・降雪日は少なく、暖冬と言われていたため、環境要因ではなさそうだ。
業態別の市場規模では、主要 16 業態中 11 業態が前年比マイナスで、うち、 8 業態は延べ回数・単価ともに前年比マイナスであった。「和食料理店」「居酒屋」等の市場規模の前年割れが目立った。
【 3 圏域計 ( 首都圏・関西圏・東海圏 ) 】
①外食実施率: 75.7 % ( 前年比 -0.7pt) ②外食頻度: 3.96 回 / 月 ( 同 -0.04 回 ) ③外食単価: 2,609 円 ( 同 -61 円 ) ④外食市場規模 3,240 億円 ( 同 -132 億円 )
【圏域別】
①外食実施率…首都圏: 75.5 % ( 前年比 -0.5pt) 、関西圏: 74.8 % ( 同 -2.0pt) 、東海圏: 77.6 % ( 同 +0.3pt)
②外食頻度…首都圏: 4.16 回 / 月 ( 同 +0.02 回 ) 、関西圏: 3.80 回 / 月 ( 同 -0.10 回)、東海圏: 3.53 回 / 月 ( 同 -0.13 回 )
③外食単価…首都圏: 2,662 円 ( 同 -71 円 ) 、関西圏: 2,666 円 ( 同 -45 円 ) 、東海圏: 2,280( 同 -46 円 )
④外食市場規模…首都圏: 1,976 億円 ( 同 -48 億円 ) 、関西圏: 868 億円 ( 同 -63 億円 ) 、東海圏: 396 億円 ( 同 -21 億円 )
※ 1 外食:夕方以降、店で食事した場合を対象。各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内での外食を対象としており、圏域外で行った外食は含んでいない。また、夕方以降、 1 日 2 回までの外食を含む。
※ 2 外食頻度:外食実施者の 1 ヶ月あたりの平均外食回数。
※ 3 外食市場規模:各圏域の当該年齢人口×外食実施率×外食頻度×外食単価で算出
記事配信/外食ドットビズ(2019/03/04)
制作協力/外食ドットビズ