10月のスーパー売上高、既存店ベースでは5ヶ月ぶりに前年を下回る
日本チェーンストア協会は、会員企業 58 社・ 10,343 店舗を対象にした平成 30 年 10 月度チェーンストア販売統計を発表。食料品は畜産品が苦戦したが農産品がカバーして堅調に推移した。衣料品、住関品ともに気温が高めだったこともあり低調だったことから、総販売額は、 1 兆 641 億 4861 万円 ( 店舗調整後前年同月比 99.3 % ) と 5 ヶ月ぶりにマイナスとなった。
部門別では、食料品が 7068 億 9296 万円 ( 店舗調整後前年同月比 100.3 % ) 、衣料品が 795 億 5117 万円 ( 同 89.0 % ) 、日用雑貨品などの住関品が 2096 億 565 万円 ( 同 99.7 % ) 、サービスが 28 億 829 万円 ( 同 102.7 % ) 、その他が 652 億 9054 万円 ( 同 101.5 % ) であった。
なお、商品別の食料品関連の動きは以下の通り。
農産品は、きゅうり、キャベツ、ピーマン、トマト、ブロッコリー、人参、白ねぎ、松茸、カット野菜などは好調だったが、じゃがいも、白菜、ほうれん草、豆類、長いもなどの動きは鈍かった。果物では、みかん、柿、キウィフルーツ、ぶどうなどの動きは良かったが、梨、いちじく、りんごなどの動きは鈍かった。
畜産品は、牛肉の動きはまずまずだったが、豚肉、鶏肉の動きが鈍かった。鶏卵の動きは良かったが、ハム・ソーセージの動きは鈍かった。
水産品は、刺身盛り合わせ、まぐろ、かつお、さんま、塩干物、魚卵、海藻類などの動きは良かったが、牡蠣、たこ、うなぎ、いくらなどの動きは鈍かった。
惣菜は、温惣菜では揚げ物、焼き物などの動きは良かったが中華の動きは鈍かった。要冷惣菜は和・洋惣菜ともに好調、弁当、寿司の動きは良かった。
その他食品は、飲料、米、納豆、キムチ、缶詰、冷凍野菜などは好調だったが、ヨーグルト、鍋関連商品、チルド麺、アイスクリーム、インスタントコーヒー、チョコレートなどの動きは鈍かった。
記事配信/外食ドットビズ(2018/11/22)
制作協力/外食ドットビズ