4月の東名阪の外食市場規模、-205億円と12ヶ月連続で前年割れに
リクルートライフスタイルに設置された「食」に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、東名阪 ( 首都圏・関西圏・東海圏 ) の男女約 10,000 人を対象とする 2017 年 4 月度の「外食市場調査」の調査結果を公表した。
4 月の外食市場規模は、 3 圏域合計で 3,193 億円。前年同月比は -205 億円と、過去 1 年では 3 番目に大きい下げ幅で、 12 ヶ月連続して前年を下回った。 4 ヶ月連続で 3 圏域合計の外食実施率・頻度・単価がすべて前年を下回っている。
圏域別では、首都圏で 12 ヶ月連続して外食市場規模が前年比マイナス (-96 億円 ) 、関西圏 (-88 億円 ) 、東海圏 (-20 億円 ) と併せて全圏域で前年比がマイナスであった。
業態別では、主要 16 業態中、 9 業態が前年比マイナス、 4 業態が前年比プラスであった。前月に続き「居酒屋」 (-68 億円 ) や「和食料理店」 (-41 億円 ) など、市場規模シェアの大きな業態で下げ幅が大きかった。「居酒屋」、「和食料理店」ともに、利用回数・単価の両方が前年割れ。一方、前年比がプラスの業態は「ファミリーレストラン、回転すし等」 (+11 億円 ) 、「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店」 (+5 億円 ) 、「すき焼き、しゃぶしゃぶ、鍋、おでん等の専業店」 (+4 億円 ) 、「牛丼、カレー等、一品もの専売業態」 (+1 億円 ) の4業態。
【 3 圏域計 ( 首都圏・関西圏・東海圏 ) 】
①外食実施率: 74.7 % ( 前年比 -1.1pt) ②外食頻度: 4.10 回 / 月 ( 同 -0.09 回 ) ③外食単価: 2,521 円 ( 同 -65 円 ) ④外食市場規模 3,193 億円 ( 同 -205 億円 )
【圏域別】
①外食実施率…首都圏: 74.5 % ( 同 -0.8pt) 、関西圏: 74.5 % ( 同 -1.5pt) 、東海圏: 76.2 % ( 同 -0.7pt)
②外食頻度…首都圏: 4.32 回 / 月 ( 同 -0.16 回 ) 、関西圏: 3.90 回 / 月 ( 同 -0.07 回)、東海圏: 3.65 回 / 月 ( 同 +0.10 回 )
③外食単価…首都圏: 2,603 円 ( 同 -3 円 ) 、関西圏: 2,506 円 ( 同 -149 円 ) 、東海圏: 2,195 円 ( 同 -163 円 )
④外食市場規模…首都圏: 1,971 億円 ( 同 -96 億円 ) 、関西圏: 836 億円 ( 同 -88 億円 ) 、東海圏: 387 億円 ( 同 -20 億円 )
※ 1 外食:夕方以降、店で食事した場合。各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内での外食。
※ 2 外食頻度:外食実施者の 1 ヶ月あたりの平均外食回数。
記事配信/外食ドットビズ(2017/06/01)
制作協力/外食ドットビズ