4月のスーパー売上高、既存店ベースで5ヶ月ぶりに前年を上回る
日本チェーンストア協会は、会員企業 56 社・ 9391 店舗の平成 29 年 4 月度チェーンストア販売統計を発表。食料品はお花見需要もあり、衣料品ともにまずまずの動きだった一方で、住関品は気温の変動影響もあり動きが鈍かったが、総販売額は、 1 兆 656 億 870 万円で、前年同月比 ( 店舗調整後 )100.6 %と 5 ヶ月ぶりのプラスとなった。
部門別では、食料品が 6834 億 1278 万円 ( 店舗調整後前年同月比 100.7 % ) 、衣料品が 918 億 174 万円 ( 同 100.2 % ) 、日用雑貨品などの住関品が 2226 億 7890 万円 ( 同 97.9 % ) 、サービスが 28 億 9772 万円 ( 同 89.0 % ) 、その他が 648 億 1756 万円 ( 同 110.7 % ) であった。
なお、商品別の食料品関連の動きは以下の通り。
農産品は、キャベツ、新じゃがいも、玉ねぎ、人参、ブロッコリー、きのこ類、カット野菜などは動きが良かったが、レタス、きゅうり、トマト、アスパラガスなどの動きは鈍かった。果物では、みかん、いちご、キウィフルーツ、メロン、すいか、ぶどうなどが好調だったが、バナナ、グレープフルーツ、りんごなどが不調だった。
畜産品は、牛肉、豚肉、鶏肉は好調、鶏卵、ハム・ソーセージの動きも良かった。
水産品は、刺身の盛り合わせ、マグロ、カツオ、うなぎ、切り身、ちりめん、魚卵などの動きは良かったものの、さば、いわし、いか、貝類、海藻類などの動きは鈍かった。
惣菜は、スナック、揚げ物、焼き物、中華ともに好調だった。要冷惣菜は和・洋惣菜ともに好調、米飯、寿司の動きも良かった。
その他食品は、乳酸発酵飲料、乳製品、飲料、酒類、カレー・シチュー類、アイスクリーム、米、冷凍食品などの動きは良かったものの、ヨーグルト、乾麺類、納豆などの動きは鈍かった。
記事配信/外食ドットビズ(2017/05/24)
制作協力/外食ドットビズ