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外食トピックス

3月の外食売上高、前年比104.5%と7ヶ月連続で前年を上回る

日本フードサービス協会 (JF) は、会員企業 ( 有効回収事業者数 186 社・店舗数 33,177 店 ) を対象とした 2017 年 3 月度の外食産業動向を発表。なお、本調査は、新規店も含めた全店データを業界全体および業態別に集計し、前年同月比を算出したもの。
 3 月は、全般的に客足堅調で、全ての業態で客数が前年を上回り、全体売上は 104.5 %と 7 ヶ月連続して前年を上回った。特に、これまで不調が続いていた「パブ・居酒屋」は金曜日が前年より 1 日多い曜日まわりにも後押しされ、売上 100.4 %と 25 ヶ月ぶりに前年を上回った。
 全体および業態別概況は以下の通り。 ( ) は、業態合計の対前年同月比
■全体  ( 売上高 104.5 %・店舗数 100.9 %・客数 104.1 %・客単価 100.4 % )
■ファーストフード業態  ( 売上高 106.6 %・店舗数 100.8 %・客数 105.5 %・客単価 101.1 % )
 全体売上は 106.6 %と前年を上回った。業種別売上では、「洋風」は各社まちまちであったが春のキャンペーンが好調なところが牽引して 108.0 %。「和風」は店舗数の増加と定食メニューの好調で 106.0 %。「麺類」は引き続き、店舗数の増加、 CM 放映効果などで 106.1 %。「持ち帰り米飯・回転寿司」は回転寿司で価格高めの商品を増やしていることなどから引き続き客単価が上昇し 104.3 %。「その他」はカレーの TV 露出などもあり客数が増加し 104.6 %となった。
■ファミリーレストラン業態  ( 売上高 102.4 %・店舗数 100.7 %・客数 101.2 %・客単価 101.2 % )
 土日の集客が伸びたところもあるなど、全般的に客足好調で、全体売上は 102.4 %と前年を上回った。業種別売上では、「洋風」は全体的に堅調で売上 101.8 %。「和風」 (100.4 % ) ・「中華」 (102.1 % ) は価格高めの商品の訴求で客単価が上昇したところもあり前年を上回った。「焼き肉」は送迎会需要や若年層の需要を取り込み集客が好調で 107.8 %となった。
■パブ / 居酒屋業態  ( 売上高 100.4 %・店舗数 97.4 %・客数 101.6 %・客単価 98.8 % )
 飲酒業態は、金曜日が多い曜日まわりにも支えられ、 2 月に引き続き客足が堅調。「パブ・ビアホール」はスポーツイベントなどが押し上げ要因となり 106.2 %と好調。「居酒屋」は客数・客単価で健闘したものの、店舗減が続き売上は 99.2 %とわずかに前年に及ばなかった。
■ディナーレストラン業態  ( 売上高 105.3 %・店舗数 103.5 %・客数 105.4 %・客単価 99.9 % )
 業績は各社まちまちであるものの、全体としては送迎会や春休みなどのグループ需要を捉えて客足が伸び、売上は 105.3 %と前年を上回った。
■喫茶業態  ( 売上高 103.3 %・店舗数 100.3 %・客数 101.1 %・客単価 102.1 % )
 季節感を取りいれた販促メニューや、高価格業態での店舗改装が集客に寄与し、売上は 103.3 %となった。

記事配信/外食ドットビズ(2017/04/26)
制作協力/外食ドットビズ

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