3月の東名阪の外食市場規模、-102億円と11ヶ月連続で前年割れに

リクルートライフスタイルに設置された｢食｣に関する調査･研究機関｢ホットペッパーグルメ外食総研｣は、東名阪 ( 首都圏･関西圏･東海圏 ) の男女約 10,000 人を対象とする 2017 年 2 月度の｢外食市場調査｣の調査結果を公表した。
　3 月の外食市場規模は、 3 圏域合計で 3,365 億円。前年同月比は -102 億円となり 11 ヶ月連続で前年を下回った。 3 ヶ月連続で 3 圏域合計の外食実施率･頻度･単価がすべて前年を下回っている。
　圏域別に見ると、首都圏で 11 ヶ月連続して外食市場規模が前年比マイナスを記録。前年比 -102 億円となり、全体の下げ幅と同じであった。一方、東海圏は外食実施率･頻度･単価の 3 指標がすべて前年比プラスを記録し、市場規模も前年比 +30 億円と回復が見られた。
　業態別に見ると、主要 16 業態中、過半数の 9 業態が前年比プラスとなったが、｢和食料理店｣ ( 同 -25 億円 ) 、｢居酒屋｣ ( 同 -28 億円 ) など、市場規模シェアの大きな業態で下げ幅が大きかったため、全体を押し下げた。｢居酒屋｣は単価･利用回数 ( 同 -28 円 /-52 万回 ) とも前年比マイナス、｢和食料理店｣では、単価 (+94 円 ) は前年比プラスだったが、延べ回数 (-104 万回 ) が減少した。

【 3 圏域計 ( 首都圏･関西圏･東海圏 ) 】
①外食実施率： 75.9 ％ ( 前年比 -0.2pt) 　②外食頻度： 4.13 回 / 月 ( 同 -0.08 回 ) 　③外食単価： 2,593 円 ( 同 -4 円 ) ④外食市場規模 3,365 億円 ( 同 -102 億円 )
【圏域別】
①外食実施率…首都圏： 75.3 ％ ( 同 -1.3pt) 、関西圏： 75.9 ％ ( 同 +1.0pt) 、東海圏： 78.0 ％ ( 同 +1.6pt)
②外食頻度…首都圏： 4.37 回 / 月 ( 同 -0.09 回 ) 、関西圏： 3.95 回 / 月 ( 同 -0.12 回）、東海圏： 3.59 回 / 月 ( 同 +0.07 回 )
③外食単価…首都圏： 2,660 円 ( 同 -14 円 ) 、関西圏： 2,576 円 ( 同 -16 円 ) 、東海圏： 2,336 円 ( 同 +87 円 )
④外食市場規模…首都圏： 2,058 億円 ( 同 -102 億円 ) 、関西圏： 891 億円 ( 同 -32 億円 ) 、東海圏： 415 億円 ( 同 +30 億円 )
※ 1 外食：夕方以降、店で食事した場合。各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内での外食。
※ 2 外食頻度：外食実施者の 1 ヶ月あたりの平均外食回数。

記事配信／外食ドットビズ(2017/05/01)
制作協力／外食ドットビズ