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外食トピックス

マルハニチロ、「回転寿司に関する消費者実態調査2017」②

マルハニチロは、 3 月 6 日~ 3 月 8 日の 3 日間、関東・関西に住む 15 歳~ 59 歳の男女で、月に 1 回以上回転寿司店を利用する人に対し、今回で 7 回目となる「回転寿司に関する消費者実態調査」をインターネットリサーチで実施し、 1,000 名の有効回答サンプルを集計した。
■我慢するネタは「大トロ」「中トロ」「ウニ」「アワビ」「イクラ」
 回転寿司では、よく季節限定や期間限定のフェア・キャンペーンが行われているが、定番のメニューとフェアメニューは、どのくらいの比率で食べているのか聞いたところ、「定番メニュー 8 :フェアメニュー 2 」 (23.5 % ) や「定番メニュー 7 :フェアメニュー 3 」 (21.2 % ) との回答が多かった。回転寿司を食べる量の平均が約 10 皿 (9.3 皿 ) だったが、定番メニューを 7 ~ 8 皿、フェアメニューを 2 ~ 3 皿食べるという人が多いよう。
 「食べたいのに我慢することが特に多い」ネタに関しては、 1 位「マグロ ( 大トロ ) 」 (27.3 % ) 、 2 位「マグロ ( 中トロ ) 」 (11.1 % ) 、 3 位「ウニ」 (10.0 % ) 、 4 位「アワビ」 (8.6 % ) 、 5 位「イクラ」 (2.9 % ) と、高級ネタを我慢している人が多いよう。
 次に、高級ネタで、高すぎて手が出ないという値段を聞いたところ、「 500 円~ 600 円未満」が 31.9 %で最も多く、また、「 1,000 円以上」との回答も 22.4 %みられ、平均は 816 円となった。
 ネタを選ぶ際に、旬を意識するかしないかを聞いたところ、「意識する」は 58.9 %、「意識しない」が 41.1 %と、旬を意識してネタを選んでいる人が多いよう。
 世代別にみると、 10 代では「旬を意識する」が 22.9 %、「旬は意識しない」が 77.1 %と、旬を気にしていないという人が大多数となったが、 20 代以上の世代では「旬を意識する」という人が多数派となり、また、世代が上がるほど意識する人が多くなることがわかった。
■人気の国産ネタの産地は「北海道」「富山」「青森」「静岡」「石川」がトップ 5
 また、ネタを選ぶ際に、国産にこだわるか、輸入ネタでも気にならないかを聞いたところ、「国産ネタにこだわる」が 49.1 %、「輸入ネタでも気にならない」が 50.9 %と、国産ネタにこだわる人と輸入ネタでも気にしないという人が拮抗する結果となった。
 人気の国産ネタとは、どの産地の魚なのか。どこの産地 ( 都道府県 ) の、どの魚を寿司で食べたいと思うか聞いたところ、産地では、 1 位「北海道」 (386 人 ) 、 2 位「富山県」 (87 人 ) 、 3 位「青森県」 (62 人 ) 、 4 位「静岡県」 (45 人 ) 、 5 位「石川県」 (43 人 ) となった。
 それぞれの産地では、どの魚が人気なのか、産地ランキングで上位になった都道府県についてみると、北海道では「マグロ」、「鮭・サーモン」、「ウニ」、「カニ」、「イクラ」の順。最近では、函館・戸井産のマグロが人気を集めているが、サーモン、ウニ、カニ、イクラといった北海道の名産を抑えて、マグロが 1 位になった。
 次に、富山県についてみると、「ブリ」、「ノドグロ」、「白エビ」、「ホタルイカ」、「マグロ」の順。富山湾は“天然の生け簀”といわれ、氷見の寒ブリが有名だが、ノドグロや、富山湾の宝石といわれる白エビ、ホタルイカも人気があるよう。
 青森県についてみると、「マグロ」、「ホタテ貝」、「鮭・サーモン」、「ホッキ貝」の順。マグロがダントツという結果となったが、マグロといえば青森・大間というイメージを持っている人が多いのではないだろうか。
■人気のサイドメニューは「茶碗蒸し」「うどん」「みそ汁・赤だし」「ラーメン」
 最近では、大手回転寿司チェーンのサイドメニューに注目が集まっているが、サイドメニューでは、どのようなメニューが人気なのか。食べたいと思うメニューを聞いたところ、 1 位は「茶碗蒸し」 (36.6 % ) で、以下、「うどん」 (34.7 % ) 、「みそ汁・赤だし」 (30.1 % ) 、「ラーメン」 (27.9 % ) 、「ケーキ」「アイスクリーム・シャーベット」 ( 各 17.8 % ) と続いた。
 男女別にみると、「ラーメン」は男性 30.6 %、女性 25.2 %と男性に人気があることがわかった。他方、「ケーキ」 ( 男性 9.2 %、女性 26.4 % ) や「アイスクリーム・シャーベット」 ( 男性 10.4 %、女性 25.2 % ) 、「パフェ」 ( 男性 8.8 %、女性 21.8 % ) といったデザートメニューは女性に人気があり、 10 代女性では、「和菓子」 (34.4 % ) や「パンケーキ」「あんみつ」「クレープ」 ( 各 12.5 % ) も人気ということがわかった。
 また、少数意見にも注目をすると、「ステーキ」 (3.5 % ) や「焼肉」 (2.9 % ) などの肉メニュー、「餃子」 (2.6 % ) や「チャーハン」 (1.2 % ) といった中華メニュー、「グラタン」 (2.8 % ) や「シチュー」 (1.4 % ) といった洋食メニュー、「チョコパン」 (1.4 % ) や「メロンパン」 (1.2 % ) などのパンメニューも挙げられていた。
■“おひとりさま回転寿司”、男性は半数以上、女性は 5 人に 1 人以上が「行ったことあり」
 近年話題のお一人様需要。一人で回転寿司に行ったことがあるか、ないかを聞いたところ、全体の 38.3 %が「ある」と回答。男女別では男性 53.4 %、女性 23.2 %が「ある」と回答。世代別では 20 代が最も多く 44.3 %であった。

【回転寿司に関する消費者実態調査 2017 】
調査対象 :ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする関東、関西に住む 15 歳~ 59 歳の男女で、月に 1 回以上回転寿司を利用する人
調査期間: 3 月 6 日~ 3 月 8 日
調査方法:インターネット調査 ( モバイルリサーチ )
調査地域 :関東 ( 東京・神奈川・千葉・埼玉・栃木・茨城・群馬 ) 、関西 ( 大阪・京都・兵庫・奈良・和歌山・滋賀 )
有効回答数: 1,000 サンプル ( 関東男性、関東女性、関西男性、関西女性各 250 名 )

記事配信/外食ドットビズ(2017/04/04)
制作協力/外食ドットビズ

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