マルケス･デ･リスカル社のレセルバには、基本的に、リオハ・アラベサ地域に位置する樹齢40年以上のぶどうから採れるテンプラニーリョ種が使われています。また、この畑は白亜質で粘土土壌なのも特長的です。酸とタンニンの絶妙なバランスにより、テンプラニーリョ種は樽と瓶での熟成に適しています。10%未満加えられるグラシアノとマスエロ種は、ワインに爽快さと鮮やかな色を与えてくれます。発酵温度は26度に調整され、12日未満のマセラシオンが施されます。アメリカンオーク樽で約2年間熟成されたリスカルのレセルバは、リオハワインの爽快さ、繊細さ、エレガントさ、そしてその熟成をも感じさせてくれます。出荷前には最低でも1年間瓶で寝かされて、その味が調えられます。

バロン・デ・チレルは1986年、質は良いが収穫量が少ないとされる樹齢40年以上もの古木でできるぶどうの活用法を実験している過程で生まれました。この実験結果とともにリオハワインに新しい時代が到来したと言えます。現在は樹齢80～110年のぶどうが厳選して使われております。ぶどう畑、土壌、品種の特長が出ている厳選された良質のぶどうだけを使用するため、このワインの製造はとても制限されます。1995年の収穫から、リスカルは『トリエ』と呼ばれるテーブルを使ってこのワイン用のぶどうを手作業で選別しています。このシステムの導入は、上質赤ワインの製造において画期的な出来事であり、それをスペインで最初に行ったのがリスカルのワイナリーでした。ボルドー地方のフレンチオーク樽で20ヶ月熟成され、最後に市場に出るまでの1年間、味を調えるために瓶で熟成されます。

ティント・グラン・レセルバには、基本的に、リオハ・アラベサ地域に位置する樹齢80年以上のぶどうから採れるテンプラニーリョ種が使われています。また、この畑は白亜質で粘土土壌なのも特長的です。強くて複雑なノーズで、ほのかな黒胡椒とバルサミコのアロマにわずかなトースト。果実の熟成感と十分なタンニンがまろやかでしなやかさを醸し出すとともに絹のような滑らかな長い余韻と完璧に調和しております。発酵温度は26℃に調整され、14日間以内のマセラシオンが施されます。その後フレンチオーク樽で32ヶ月熟成され、出荷前には最低3年間瓶で寝かされて、この優雅な味わいが実現します。

最適な状態で収穫されたぶどうは、厳しい温度管理のもとステンレスタンクで発酵され、その後、アメリカン・オーク樽で18ヶ月熟成させます。心地良い口当たり、レッドベリーを想わせるフレーバーに、樽熟成からもたらされるヴァニラやココナッツのアロマがバランスよく重なります。味わいも豊潤で柔らかな余韻が長く続きます。ぶどうのクオリティの高さが表現されているワインです。

1999年にファーストリリースとなったこのワインは、リスカル社のラインナップでもモダンなスタイル。レッドベリー、チョコレート、ブラックペッパーと燻製の香り、フルーティーで心地よいタンニンが感じられます。適度な酸味があり、樽熟成によるトーストやバルサミコの風味を持つ長く心地よい余韻が感じられます。少量ブレンドされるシラー種がワインにボディと複雑さを与えています。

マルケス・デ・リスカル社が造るコストパフォーマンスに優れたリオハワイン。スペインワインの銘醸地リオハ地区の自社畑から手摘みで収穫された葡萄のみを使用し、4ヶ月樽熟成されます。品の良いタンニンと豊かな果実味があり、余韻には微かなトーストの風味を感じます。この地域の特長が良く表現されたワインです。バランスのとれた味わいのこのワインは様々なお料理と楽しめます。

マルケス・デ・リスカル社は、ワイナリーの100周年の際に樹齢15年未満のテンプラニーリョ種を使ってロゼ・ワインの製造を始めました。このロゼワインは、伝統ある精神を受け継ぎながらも繊細で爽快、かつ優しいワインに仕上がっています。フルーティーな味と香りを逃がさないために、発酵はステンレスタンクで温度を14～16℃に管理しながら行われます。イチゴとラズベリーの香りが高く、花の香りも楽しめます。口当たりは爽快でドライ、そして最後に心地よい酸が感じられます。ドライな味わいのこのロゼワインは、様々なシーンで楽しめます。

樹齢の高い厳選されたヴェルデホ種を使用しています。フレンチオーク樽で発酵後、澱とともに6～7ヶ月熟成させることによりしっかりとした味わいのワインとなります。淡いゴールドカラー。バニラや花、ハーブなどの複雑味のあるエレガントな香り。スムースな口当たりで、ドライフルーツやトーストの風味も楽しめるワインです。

13～15℃でゆっくりと発酵させるため、ぶどうのアロマがしっかりと引き出されます。発酵後、澱とともに寝かせることによりボリューム感が与えられます。柑橘系やパイナップル、メロンなどのフレッシュフルーツの香りにフレッシュハーブとミネラルが特長的です。爽やかでアロマティックな味わいで、 クリーンな余韻が長く続きます。

リスカル社のルエダにある最新設備のワイナリーで醸造。EUの承認に基づき、自社の厳選畑で栽培された樹齢25年以上のぶどう樹から収穫された有機ぶどうを100%使用しております。ステンレスタンクで発酵、低温熟成し、ヴェルデホらしい爽やかでフルーティな味わいを実現しました。

ルエダ地区を代表するヴェルデホ種を使用しています。収穫されたぶどうは、低温浸漬の後、13～15℃に調整された状態で20日間、ゆっくりと発酵されることにより、この品種特有のフルーティーな味と香りが引き出されます。フレッシュハーブやトロピカルフルーツを想わせるヴェルデホの特長が表現されています。ボディがあって爽快な口当たり、心地良い余韻が感じられます。全体的に爽やかでバランスのとれたワインです。