9月の東名阪外食市場規模、3,306億円(+216億円)と4ヶ月連続のプラス

リクルートライフスタイルの外食に関する調査･研究機関｢ホットペッパーグルメ外食総研｣は、東名阪 ( 首都圏･関西圏･東海圏 ) の男女約 10,000 人を対象とする 2017 年 9 月度の｢外食市場調査｣の調査結果を公表した。
　9 月の外食市場規模は、 3 圏域合計で 3,306 億円。前年同月比は +216 億円と、 4 ヶ月連続して前年を上回った。上げ幅は過去 4 ヶ月では最大で、過去を遡ると 2015 年 7 月 (+322 億円 ) 以来の上げ幅に。また、 4 ヶ月連続して、 3 圏域合計の外食実施率･頻度･単価のすべてが前年を上回った。
　圏域別には、首都圏が好調で外食実施率･頻度･単価のすべてが前年を上回り、市場規模 2,070 億円 ( 前年比 +180 億円 ) と 3 圏域計の上げ幅 (+216 億円 ) の大半を占めた。
　業態別では、主要 16 業態中、 13 業態が前年比プラスで、特に｢和食料理店｣ ( 同 +49 億円 ) 、｢焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店｣ ( 同 +44 億円 ) が好調。｢和食料理店｣は、延べ回数 (+69 万回 ) ･単価 (+181 円 ) ともに増加し、 ｢焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店｣は、単価は (-25 円 ) 減少したが、延べ回数が増加 ( ＋ 142 万回 ) した。食事主体の店では 10 業態中 8 業態で延べ外食回数と単価の両方が前年比プラスで、 10 業態すべての市場規模が前年度比で増加した。

【 3 圏域計 ( 首都圏･関西圏･東海圏 ) 】
①外食実施率： 75.3 ％ ( 前年比 +0.4pt) 　②外食頻度： 4.22 回 / 月 ( 同 +0.12 回 ) 　③外食単価： 2,518 円 ( 同 +85 円 ) ④外食市場規模 3,306 億円 ( 同 +216 億円 )
【圏域別】
①外食実施率…首都圏： 75.4 ％ ( 前年比± 0.9pt) 、関西圏： 74.8 ％ ( 同 -0.4pt) 、東海圏： 75.9 ％ ( 同 +0.2pt)
②外食頻度…首都圏： 4.52 回 / 月 ( 同 +0.17 回 ) 、関西圏： 3.93 回 / 月 ( 同± 0.00 回）、東海圏： 3.59 回 / 月 ( 同 +0.12 回 )
③外食単価…首都圏： 2,577 円 ( 同 +97 円 ) 、関西圏： 2,533 円 ( 同 +32 円 ) 、東海圏： 2,209 円 ( 同 +127 円 )
④外食市場規模…首都圏： 2,070 億円 ( 同 +180 億円 ) 、関西圏： 855 億円 ( 同 +2 億円 ) 、東海圏： 381 億円 ( 同 +34 億円 )
※ 1 外食：夕方以降、店で食事した場合を対象。各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内での外食を対象としており、圏域外で行った外食は含んでいない。また、訪日外国人や旅行者なども含まれていない。
※ 2 外食頻度：外食実施者の 1 ヶ月あたりの平均外食回数。
※ 3 各圏域の当該年齢人口×外食実施率×外食頻度×外食単価で算出

記事配信／外食ドットビズ(2017/10/31)
制作協力／外食ドットビズ