9月のスーパー売上高、既存店ベースでは2ヶ月連続で前年を下回る
日本チェーンストア協会は、会員企業 56 社・ 9719 店舗を対象にした平成 29 年 9 月度チェーンストア販売統計を発表。 9 月度は、食料品は相場安の影響を受け農産品が苦戦、水産品はアニサキス報道の影響が解消されていなこともあり動きが鈍かった。衣料品は堅調に推移したが、
住関品の動きが鈍かったことから、総販売額は 1 兆 49 億 3785 万円 ( 店舗調整後前年同月比 99.7 % ) と 2 ヶ月連続で前年を下回った。
部門別では、食料品が 6779 億 619 万円 ( 店舗調整後前年同月比 99.9 % ) 、衣料品が 757 億 7764 万円 ( 同 101.4 % ) 、日用雑貨品などの住関品が 1913 億 4710 万円 ( 同 97.9 % ) 、サービスが 27 億 1918 万円 ( 同 108.3 % ) 、その他が 571 億 8774 万円 ( 同 100.2 % ) であった。
なお、商品別の食料品関連の動きは以下の通り。
農産品は、はくさい、ブロッコリー、ほうれん草、きのこ類、カット野菜などは堅調な動きだったが、じゃがいも、玉ねぎ、人参、レタス、トマト、枝豆などは不調に終わった。果物では、梨、もも、キウィフルーツ、カットフルーツなどの動きは良かったものの、すいか、柿、りんご、ぶどうなどの動きは鈍かった。
畜産品は、牛肉、豚肉、鶏肉ともに好調だった。鶏卵の動きは良く、ハム・ソーセージの動きもまずまずだった。
水産品は、まぐろ、ぶり、たこ、うなぎ、海老、塩鮭、しらすなどの動きは良かったものの、刺身盛り合わせ、さんま、イカ、かつお、海藻類などの動きは鈍かった。
惣菜は、温惣菜では揚げ物、焼き物、中華は好調だった。 O157 の影響もあり、要冷惣菜は洋惣菜の動きが鈍く、弁当の動きは良かったが寿司の動きは鈍かった。
その他食品は、乳酸菌飲料、冷凍食品、鍋物関連商品、パン類、スープ・シチュー類、米、和・洋菓子、チョコレートなどは好調だったが、アイスクリーム、飲料などは苦戦した。
記事配信/外食ドットビズ(2017/10/26)
制作協力/外食ドットビズ