5月のスーパー売上高、既存店ベースでは3ヶ月連続で前年を下回る
日本チェーンストア協会は、会員企業 56 社・ 10,123 店舗を対象にした平成 30 年 5 月度チェーンストア販売統計を発表。 5 月は、雨や気温が低い日が多く、食料品は農産品が相場安の影響を受け苦戦し、衣料品、住関品の季節商品が苦戦したことから、総販売額は 1 兆 670 億 1897 万円 ( 店舗調整後前年同月比 97.7 % ) と 3 ヶ月連続でマイナスとなった。
部門別では、食料品が 6986 億 5982 万円 ( 店舗調整後前年同月比 98.8 % ) 、衣料品が 869 億 8398 万円 ( 同 91.7 % ) 、日用雑貨品などの住関品が 2143 億 1823 万円 ( 同 96.5 % ) 、サービスが 26 億 211 万円 ( 同 98.6 % ) 、その他が 644 億 5483 万円 ( 同 98.2 % ) であった。
なお、商品別の食料品関連の動きは以下の通り。
農産品は、トマト、ミニトマト、枝豆、ブロッコリー、きのこ類、カット野菜などは堅調に推移したが、じゃがいも、たまねぎ、キャベツなどは苦戦した。果物では、すいか、バナナ、マンゴー、パイナップルなどは好調だったが、りんご、いちご、アメリカンチェリー、メロンなどは不調だった。
畜産品は、牛肉、豚肉、鶏肉ともに好調だった。鶏卵、ハム・ソーセージの動きは鈍かった。
水産品は、まぐろ、いわし、塩鮭、しらす、海藻類などの動きは良かったものの、生かつお、さば、いか、たこ、えび、貝類などの動きは鈍かった。
惣菜は、温惣菜では揚げ物、焼き物、スナック類、中華などの動きは良かった。要冷惣菜は和・洋惣菜ともに好調、米飯、寿司の動きも良かった。
その他食品は、乳製品、米、納豆、オリーブオイル、チョコレート、冷凍麺、冷凍食品、洋・和菓子などは好調だったが、飲料、アイスクリーム、素麺・冷麦、インスタントコーヒーなどは不調だった。
記事配信/外食ドットビズ(2018/06/22)
制作協力/外食ドットビズ