サッポロホールディングス、「攻めのIT経営銘柄2018」に選定
サッポロホールディングスは、 IT の戦略的活用に取り組む企業として「攻めの IT 経営銘柄」に選定された。これは、経済産業省と東京証券取引所が選出し、「中長期の企業価値向上や競争力強化」を重視する投資家に魅力ある銘柄として紹介されるもの。今回の選定に際しては、グローバル規模での IT 基盤の共通化・標準化の推進や、 AI などの新たなデジタル技術を活用した取り組みについて高い評価を受けた。
グローバル規模での IT 基盤の共通化・標準化の推進では、グループ全体で一貫性ある IT 戦略を実現するため、グループ各社のしがらみを断ち切った抜本的な改革を断行している。従来、各社が個々に保有してきたシステムを一掃し、グローバルレベルで IT 基盤の共通化・標準化を推進。基幹システムから社内ネットワークまでを一括して提供する IT 基盤クラウドをグローバルレベルで活用することにより、 M&A や企業提携などの経営戦略に対して迅速に IT リソースを提供できる体制を実現するとともに、システム共通化によるグローバル IT ガバナンスと迅速な意思決定の両立を実現、企業価値創造の活性化に貢献している。
また、 AI などの新たなデジタル技術を活用した取り組みでは、グループ各社の IT 基盤を整理・統合したことにより削減したコストを戦略的な IT 投資に振り向けることで、「守りから攻めへの投資のシフト」を実現。具体的には、 AI の活用により社内問合せ対応件数を削減し、問合者・回答者双方の負担を軽減する「 AI を活用した働き方改革」、 AI を導入し、体系化された各種データを活用することで、さらなるぶどうの品質向上と栽培技術のスピーディーな伝承に取り組む「ぶどう栽培における AI の活用」、そして、 AI の活用によりエントリーシート選考にかける時間を約 40 %削減することで、応募者との直接のコミュニケーションの場を重視した採用活動を目指す「新卒採用のエントリーシートにおける AI の活用」などが挙げられる。
同社グループは、これからも AI などを活用した戦略的な「攻め」の IT 投資を行うことで、 2026 年をゴールとする長期経営ビジョン「 SPEED150 」達成に向けて「異次元スピードでの変革」を強力に進めていきたいとしている。
記事配信/外食ドットビズ(2018/06/06)
制作協力/外食ドットビズ