3月の東名阪の外食市場規模、＋392億円の3,757億円と10ヶ月連続増

リクルートライフスタイルの外食市場に関する調査･研究機関｢ホットペッパーグルメ外食総研｣は、東名阪三圏域 ( 首都圏･関西圏･東海圏 ) の男女約 10,000 人を対象とする 2018 年 3 月度の｢外食市場調査｣の調査結果を公表した。

3 月の外食市場規模は、 3 圏域合計で 3,757 億円と、 3 月としては調査開始以来過去最高を記録した。前年同月比は +392 億円で、 10 ヶ月連続して前年を上回った。また、外食実施率･外食頻度･市場規模の 3 指標は調査開始以来最大の伸び幅となった。特に、外食実施率の 78.4 ％は、 3 月として過去最高、全月でも 3 番目のスコアとなった。前年比で土曜日が 1 日多いカレンダーや、天候の安定、企業の期末宴会ニーズ、花見客需要などが要因と思われる。

業態別では、｢和食料理店｣ ( 前年比増減 +76 億円 ) 、｢焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店｣ ( 同 +63 億円 ) 、｢居酒屋｣ ( 同 +52 億円 ) など主要 16 業態中 15 業態が前年比プラスで、うち 12 業態では、延べ外食回数と単価の両方が前年比プラスとなっている。前年比で最も伸びた業態は｢和食料理店｣と次いで伸びた｢焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店｣は、 13 ヶ月連続して前年比プラスで推移している。

【 3 圏域計 ( 首都圏･関西圏･東海圏 ) 】
①外食実施率： 78.4 ％ ( 前年比 +2.5pt) ②外食頻度： 4.37 回 / 月 ( 同 +0.24 回 ) ③外食単価： 2,654 円 ( 同 +61 円 ) ④外食市場規模 3,757 億円 ( 同 +392 億円 )
【圏域別】
①外食実施率…首都圏： 78.6 ％ ( 前年比 +3.3pt) 、関西圏： 77.6 ％ ( 同 +1.7pt) 、東海圏： 79.1 ％ ( 同 +1.1pt)
②外食頻度…首都圏： 4.63 回 / 月 ( 同 +0.26 回 ) 、関西圏： 4.08 回 / 月 ( 同 +0.13 回）、東海圏： 3.89 回 / 月 ( 同 +0.30 回 )
③外食単価…首都圏： 2,708 円 ( 同 +48 円 ) 、関西圏： 2,714 円 ( 同 +138 円 ) 、東海圏： 2,307 円 ( 同 -29 円 )
④外食市場規模…首都圏： 2,320 億円 ( 同 +262 億円 ) 、関西圏： 987 億円 ( 同 +96 億円 ) 、東海圏： 450 億円 ( 同 +35 億円 )
※ 1 外食：夕方以降、店で食事した場合を対象。各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内での外食を対象としており、圏域外で行った外食は含んでいない。また、夕方以降、 1 日 2 回までの外食を含む。
※ 2 外食頻度：外食実施者の 1 ヶ月あたりの平均外食回数。
※ 3 外食市場規模：各圏域の当該年齢人口×外食実施率×外食頻度×外食単価で算出

記事配信／外食ドットビズ(2018/05/07)
制作協力／外食ドットビズ