SAPPORO 乾杯をもっとおいしく

夢を紡ぐ数々のクリマ

〜世界遺産に登録されたブルゴーニュの物語〜

モンラッシェ、ミュジニー、クロ・デ・ムーシュ、シャンボール・ミュジニーなどのグラン・クリュ(特級畑)やプルミエ・クリュ(1級畑)。こうした数々の「クリマ(畑ごとの個性を示す区画)」は、ブルゴーニュが誇るべき象徴的な風景として、2015年にユネスコ世界遺産に「文化的景観」として登録されました。人と自然が、2000年以上の時をかけて育んできた歴史と美しさ、そして唯一無二の価値が、世界に認められた証だと言えるでしょう。

ブルゴーニュのクリマは、ぶどう畑文化とともに受け継がれてきた建築遺産と、気候や土壌、人の営みが織りなすテロワールの調和を体現しています。この世界遺産登録は、ブルゴーニュのワイン文化と豊かな自然が、未来の世代へと大切に受け継がれていくことを約束するものです。

ドルーアン家は、創業以来140年以上にわたり、クリマに込められた哲学と情熱を大切に守り続けてきました。
世界中の愛好家を魅了し続けてきたクリマが、ここに息づいています。

歴史遺産に見る
ブルゴーニュの素顔

古代ローマから現代へ

時空を超えるブルゴーニュの歴史

ボーヌの街には、今もなお古代ローマ時代の城塞跡や13世紀に築かれた城壁が残っています。メゾン・ジョゼフ・ドルーアンの本邸は、長い歴史の証人です。地下セラーには、ローマ時代の基礎を持つ石造りの壁があり、15世紀にまで遡る歴史が息づいています。

修道士の軌跡

ブルゴーニュを支えた原動力

静寂に包まれたセラーの奥には、ボーヌ最古の教会跡が残されています。3世紀、信仰を守るため命を捧げた聖ボーデル司教の遺品が祀られたこの場所は、やがてノートル・ダム大聖堂が建てられ、その隣にドルーアン家の本邸があります。当時、教会の聖職者たちは広大なぶどう畑を所有し、ドルーアンのワインであるボーヌ クロ・デ・ムーシュはすでにブルゴーニュを象徴する存在として愛されていました。
彼らが築き上げたセラーとワイナリーは、1960年代に3代目ロベール・ドルーアンの手により修復され、今も伝統が受け継がれています。

ドルーアン家が受け継ぐ
唯一無二の遺産

歴史の舞台となったこの地を、ドルーアン家は世代を超えて守り続けてきました。本邸にあるディエナ館は、大聖堂に仕える聖職者たちの館とされ、その地下には、黄金の羊毛騎士団の時代のアーチ天井や塔の階段が残されています。さらに、その上階では、ブルゴーニュ公のフィリップ・ル・アルディ公やシャルル・ル・テュメール公によって議会が開かれ、そしてルイ11世の時代には王の居館としても使用されていました。
ドルーアン家のセラーの一部は、フランス王家のワイン貯蔵庫としても利用されていたのです。ドルーアン家の4世代、フィリップ、ヴェロニク、ローラン、フレデリックは「未来への責任」を胸に、このかけがえのない歴史的遺産を守り続けています。