熊本城復興応援缶

郷土の財産である熊本城を後世に伝えていきます。熊本城総合事務所 主幹兼主査 小山 精紀

本日はよろしくお願いいたします。
最初に小山さんの自己紹介からお願いします。

生まれも育ちも熊本市です。人事異動で熊本地震の翌年に熊本城総合事務所に配属となり9年が経過しました。配属されてから主に、熊本城公園の維持管理やお城まつりの業務を行っております。

熊本城への想いなどお話しいただけますか?

熊本城は、街の中心部にあり、その存在感は物心がついたときから当たり前のように自分の体の中に刷り込まれていたことと感じます。
高校生の卒業アルバムの集合写真が天守閣前広場でした。また、社会人になったころはまだ本丸御殿がなく、昼間から花見の場所取りを行っていたことを懐かしく思います。
地震直後は行政職員として避難所運営、家屋被害調査とあわただしく過ごしていました。一年後に熊本城に配属となりましたが、あらためて被害の大きさに驚愕したものです。
その後、熊本地震からの復興応援として多くの著名な方々が二の丸広場でチャリティ音楽イベントなどを通じて熊本城の復興を後押ししてくれました。そのような多くの方に見守られている貴重なお城で仕事ができることに誇りを持っています。

2026年版黒ラベル熊本城復興応援缶には、「支えられた日々を、支え合う力に。」というキーメッセージと熊本城および熊本市街の日常が缶体に描かれています。これは、これまでの復旧・復興の歩みの振り返り、更には復興を支えてくださった全ての方々への感謝の想いを込めたデザインとなっています。このキーメッセージに込められた想いをご紹介ください。

『支えられた日々を、支え合う力に。』というキーメッセージには、熊本地震発災後、国内外の皆様から寄せられた数多くのご支援に対する深い感謝の念と、その経験を今後の地域づくりに確実に生かしていきたいという強い思いが込められております。
震災後の厳しい状況の中で、私たちは多くの方々のご助力を得て復旧・復興を進めることができました。この支えは、地域のつながりや絆の大切さを再認識させるものであり、本市の歩みにおける大きな原動力となりました。
10年の節目を迎えるにあたり、これまで“支えていただいた”経験を、今後は“誰かを支える力”として発揮し、互いに助け合える地域社会の形成につなげていくことが重要であると考えております。本キーメッセージは、そうした感謝と決意を明確に示すものであり、未来に向けた防災・減災の取組を一層推進していく姿勢を表すものです。

令和年7年12月末時点で「復興城主」寄付件数は238,070件と公開されています。継続的に件数は増えており、改めて非常に大勢の方が関心を持たれていると感じますが、「復興城主」について改めて教えてください。

多くの方が継続して熊本城を応援してくださっていることを、とても心強く感じています。熊本城の復旧・復元はまだまだ長い年月のかかる取り組みですが、皆さまが変わらず見守ってくださっていることが大きな励みになっています。
「復興城主」制度は、1回1万円以上の寄附をいただいた方を城主として登録し、城主証の発行やデジタル芳名板への掲載などの特典をご用意しています。また、熊本地震から10年の節目となる来年度には、この制度の特典の一部が新しい形へと移行する予定で、より多くの皆さまに長く親しんでいただける内容へと変わっていきます。
今後も熊本城の復旧・復元が着実に進むよう取り組んでまいりますので、引き続き温かく見守っていただけますと幸いです。

本日は有難うございました。では最後に一言お願いします。

まだまだ復旧完了までは長い年月がかかります。今まで同様のご支援をお願いいたします。