熊本城復興応援缶

復旧に向けて一歩一歩前進する熊本城を見守っていただきたい。熊本城総合事務所 管理運営班 主事 大竹山 千春さん

本日はよろしくお願い致します。
先ずは大竹山さんの自己紹介から、熊本城に対する熱い思い入れなどもあわせてお願いします。

昨年、熊本市職員として採用され、7年ぶりに地元である熊本に戻ってきたのですが、現在は復旧中である熊本城の「特別公開」を担当させていただいています。
熊本地震の際は県外に住んでいたのですが、熊本城は子どものときに家族や友達と訪れたことのある思い出の場所でもあり、熊本城の被災のニュースに大変心を痛めていました。
熊本城は熊本地震からの復興のシンボルであり、現在も力強く復旧が進む姿を多くの皆様にご覧いただく仕事に携われていることを、とても嬉しく思っています。

昨年6月1日に特別公開第2弾が開始されました。
地上約6メートルの特別見学通路からの見学について来城される方の感想や反応はいかがでしたか?

当初4月の公開予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で延期となり、6月1日に公開を開始することが出来ました。来城いただいた方々の反応は様々ですが、依然として残る地震の爪痕に大変驚かれたり、これまでに無かった視点から見える景色に感動の声を上げられるなど、地震被害の状況や復旧工事の様子を間近から見られることを大変喜んでいただいています。
中には、復旧が進む天守閣をご覧になり、元の姿を取り戻しつつある姿に感動され涙を流される方もいらっしゃいました。

多くのお客様をお迎えするなかで、コロナ対策でご苦労されるところも多々あるのではないでしょうか?

熊本城では、多くの皆様に安心してご来城いただけるよう、スタッフの健康管理の徹底はもちろんのこと、マスク着用や消毒の徹底をはじめとした様々な対策に取り組んでいます。
できるだけ多くの方にお越しいただき、「二様の石垣」や「天守閣前広場」等の見どころスポットでは写真撮影などをじっくり楽しんでいただきたいと思っておりますが、一方で、混雑時の入園制限や観覧の際に密が生じることがないようお声掛けをさせていただくなど、お客様にご不便をおかけすることもあり、大変心苦しく思うことも多くあります。

今年の4月26日には、特別公開第3弾の天守閣内部の公開が予定されています。
こちらの見どころなど教えていただけますか。

熊本城の天守閣再建は「復興のシンボル」との位置付けで、最優先に復旧工事が進められてきました。天守閣内では、パネルや映像による歴史紹介や武具甲冑・模型などの展示等のほか、スマートフォンを活用したガイドシステムの導入など、展示内容が一新され、多くの皆様にお楽しみいただける内容となっています。
熊本地震から約5年ぶりの内部公開となりますので、大天守の最上階から見える熊本の雄大な景色もぜひお楽しみいただきたいと思います。

特別公開第3弾、とても楽しみです。本日はありがとうございました。
では最後に一言お願いします。

地震から5年が経過し、いよいよ天守閣の内部を公開できる日が近づいてきました。公開を楽しみにしてくださっている皆様のためにも、一層気を引き締めて公開の準備を進めていきたいと思います。
また、復旧工事自体はこれからも続きますので、復旧に向かって一歩一歩前進する熊本城を引き続き見守っていただき、応援していただけるとうれしいです。

熊本城ウェブサイト特別公開中

  • 熊本城ウェブサイト 特別公開第3弾

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