熊本城復興応援缶

地震の記憶が風化しないよう、全国に発信をしています。熊本城総合事務所 総務班 参事 原田 れい子

本日はよろしくお願いいたします。
最初に原田さんの自己紹介からお願いします。

令和4年4月から熊本城総合事務所に配属になりました。令和5年度から「復興城主」をはじめとした熊本城の寄附に関することを担当しています。
寄附のお問い合わせ対応やご案内をはじめ、日々の寄附金管理が主な業務内容です。その他、お城に関するイベントにも参加しており、熊本城の復旧状況をお知らせしています。

熊本城への想いなどお話しいただけますか?

子供の頃から、熊本といえばお城というイメージを持っていました。
それだけに、被災時の熊本城の姿を見たときは、大変ショックを受けました。
担当業務を通じて、熊本城に寄せてくださる皆さまの思いに触れる機会も多く、とても愛されているお城であることを日々実感しています。

2024年版黒ラベル熊本城復興応援缶には、「肥後六花」がデザインされております。「肥後六花」について教えていただけますか?

熊本城の南の防衛線であり、坪井川に面して重要文化財である長塀(ながべい)がある竹の丸には「肥後名花園」があり、震災前は市民の憩いの場となっていました。肥後名花とは、細川家が家臣の精神教育の目的で園芸を推奨したのが始まりです。肥後椿、肥後芍薬、肥後花菖蒲、肥後朝顔、肥後菊、肥後山茶花を「肥後六花」といいます。平成28年熊本地震の影響により、現在はお入りいただくことができませんが、熊本城復興応援缶をお手に取られる皆様に、熊本の歴史・文化のことや実際に熊本城で過ごした時間など、思いを馳せていただければと思い、デザインの候補としてご相談させていただきました。とても華やかでありつつ、ドローン視点での熊本城天守閣がかっこよくデザインされており、店頭で商品が並ぶ姿を見るのが楽しみです。

令和5年12月末時点で「復興城主」寄付件数は149,223件と公開されています。改めて非常に大勢の方が関心を持たれていると感じますが、ご担当としていかがですか?

熊本地震から8年が経とうとしている時期ではありますが、熊本城の復旧に関してはまだまだ道半ばです。そのような中で、皆様から継続して応援いただいていることは担当として、とてもありがたく思っております。特に、熊本城の見学通路から被災した石垣や復旧の様子をご覧いただいた方から、「まだ大変だろうけど頑張って」と応援のお言葉をかけていただけると励みになります。 復興城主とは、1回につき1万円以上の寄附された方を「復興城主」として登録しているものです。特典として、城主証、天守閣等でご覧いただけるデジタル芳名板への掲載、観光施設や協賛店で優待を受けられる城主手形をお渡ししております。
皆様からお寄せいただいたご寄附は熊本城の復旧復元のために、大切に活用させていただきます。今後も引き続き応援していただけますと幸いです。

本日は有難うございました。では最後に一言お願いします。

今しか見ることができない、熊本城の復旧していく姿をぜひご覧いただきたいと思います。
皆さまのご来城を心からお待ちしています。

熊本城ウェブサイト特別公開中

  • 熊本城ウェブサイト 特別公開第3弾

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