ぐるなびリサーチ部、ぐるなび会員を対象に歓迎会に関する調査を実施

ぐるなびは、ぐるなび会員を対象に、世の中のトレンドに合わせて食に関する様々な調査を実施し、｢ぐるなびリサーチ部｣として、定期的に情報を発信しているが、今回は歓迎会について調査した。
■この春、歓迎会に参加したい人は6割強、20代と60代では7割程度と高め
　この春、職場で歓迎会が開催されるとしたら参加したいか聞いたところ、全体では｢参加したい･計(参加したい32.5％＋できれば参加したい30.6％)｣(63.1％)と6割強が回答した。｢参加したい･計｣を年代別に見ると、20代(69.9％)と60代(71.0％)が7割程度と高めだった。
■歓迎会での立場は｢歓迎する側｣が85.7％、開催人数は｢7～10人｣が4割台で最多
　参加意向のある(n=470)人に、歓迎する側か歓迎される側か聞いたところ、大多数が｢歓迎する側｣(85.7％)と回答。また、歓迎会の規模は何人くらいが好ましいと思うか聞いたところ、｢7～10人｣(46.4％)が4割台で最多で、｢5～6人｣(26.4％)と｢11～20人｣(25.5％)がそれぞれ2割5分程度でほぼ同等だった。
■参加するのは｢1年ぶり｣が45％、｢5年ぶり｣｢それ以上｣との回答は計2割弱
　参加意向のある人に、歓迎会に参加するのは何年ぶりか聞いたところ、｢1年ぶり｣(45.3％)が最多で、コロナ前の｢5年ぶり｣(4.0％)＋｢それ以上｣(14.5％)と答えた人は計2割弱だった。
■払ってもよい金額は｢4,500～5,000円未満｣、20代は｢3,000～3,500円未満｣が最多
　参加意向のある人に、歓迎会で払ってもよい金額はいくらくらいか聞いたところ、全体では｢4,500～5,000円未満｣(22.3％)が最多で、｢5,000～6,000円未満｣(17.6％)、｢3,000～3,500円未満｣(15.1％)、｢3,500～4,000円未満｣｢4,000～4,500円未満｣(各10.7％)が1割台で続いた。年代別では、20代は｢3,000～3,500円未満｣(20.7％)、30代～50代は｢4,500～5,000円未満｣(20.8％/22.7％/28.7％)、60代は｢5,000～6,000円未満｣(30.0％)が最多であった。
■参加したい時間帯は｢ディナー｣が最多も、4人に1人はランチ･ディナー｢どちらでもよい｣
　近年、ランチに歓迎会を開催することもあるようだが、参加意向のある人に、参加したいと思う時間帯を聞いたところ、全体では、｢ランチ｣(10.9％)との回答が約1割、｢ディナー｣(64.7％)という回答が約3人に2人と最も多かったが、4人に1人はランチでもディナーでも｢どちらでもよい｣(24.5％)と回答した。
■利用したいお店は｢居酒屋｣が7割、20代～40代女性は｢イタリアン、フレンチ｣が2位
　参加意向のある人に、利用したい業態を聞いたところ、全体では、｢居酒屋｣(69.6％)が約7割と最も多く、｢和食｣(37.7％)、｢焼肉･ホルモン･鉄板焼き｣(33.6％)、｢イタリアン･フレンチ｣(32.8％)、｢中華｣(31.1％)が3割台で続いた。性年代別では、60代女性の｢和食｣(50.0％)以外は｢居酒屋｣が1位だが、20代～40代女性は｢イタリアン･フレンチ｣がそれぞれ4割以上で2位と人気だった。
■春のリアルなコミュニケーションの場として期待が高まる外食機会
　同社リサーチグループ長の本間久美子氏は、『新たなスタートを切る春、今回は｢出会い｣に注目をして歓迎会の動向を探ってみました。職場での歓迎会の参加意向を聞いたところ｢参加したい｣と回答した方は33％。年代別で見ると、20代が39％、60代が42％と他の年代に比べ高い傾向であることが分かりました。払っても良い金額を尋ねると、20代では｢3000～3500円未満｣が最多でしたが、60代では｢5000～6000円未満｣が最も多く、若い世代は｢自身に近い歳の同士を迎える歓迎会｣、一方で年齢が高くなれば｢自分の後を継ぐ世代を迎える歓迎会｣と参加するスタンスの違いが金額に表れているようでした。また、最近ではランチでの歓迎会も開催されると聞き、参加したい時間帯も尋ねたところ、｢ディナー｣が65％で最多となりましたが、｢ランチ｣の希望が11％、｢どちらでもよい｣が25％あることから、3人に1人はディナー以外の開催を望むこともわかりました。在宅勤務などで多様化した働き方に合わせて、歓迎会も変化しているようです。』とコメントした。

【調査概要】
調査期間：3月1日～3日
調査方法：WEBアンケート
調査対象：全国
回答者：20代～60代のぐるなび会員1,300名

記事配信・制作協力／外食ドットビズ