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外食トピックス

ホットペッパーグルメ外食総研、1月度東名阪の外食市場規模は2870億円

リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、東名阪三圏域(首都圏・関西圏・東海圏)の男女9,864人を対象とする2024年1月度の「外食市場調査」の調査結果を公表した。
 1月の外食市場規模は、三圏域合計で2870億円。前年同月比は+265億円と26ヶ月連続して前年実績を上回った。市場規模の19年(コロナ禍前)比は88.6%で、コロナ禍以降では最も高水準だった前月(89.7%)からは微妙に後退した。延べ外食回数の19年比が80.5%と、2ヶ月連続で上昇したことで市場規模の回復に寄与した。
 市場規模の食事主体業態・計は19年比94.0%(前月同99.4%)と後退したが、飲酒主体業態・計は同79.7%(同78.0%)と回復した。特に「居酒屋」は同81.6%とコロナ禍以降では最も高い水準まで回復した。軽食主体業態・計も同86.9%(同82.7%)と回復傾向。
 業態別の市場規模は、「居酒屋」(前年比+68億円)、「和食料理店」(同+48億円)、「中華料理店」(同+31億円)等主要16業態中13業態で前年を上回った。うち「居酒屋」(延べ回数+127万回/単価+134円)、「和食料理店」(同+73万回/+163円)、「中華料理店」(同+45万回/+281円)等11業態は延べ回数・単価ともに前年比プラスを記録した。19年比では「アジアン料理店」(111.3%)、「レストラン、食堂、ダイニング、洋食店」(101.9%)がコロナ禍前を上回る市場規模となった。

【3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】
①外食実施率:68.2%(前年比+4.1pt) ②外食頻度:3.71回/月(同+0.01回) ③外食単価:2,870円(同+114円) ④外食市場規模2870億円(同+265億円)
【圏域別】
①外食実施率…首都圏:68.1%(前年比+4.9pt)、関西圏:68.7%(同+4.7pt)、東海圏:67.4%(同-0.4pt)
②外食頻度…首都圏:3.89回/月(同+0.06回)、関西圏:3.54回/月(同-0.16回)、東海圏:3.30回/月(同+0.05回)
③外食単価…首都圏:2,958円(同+120円)、関西圏:2,871円(同+76円)、東海圏:2,466円(同+129円)
④外食市場規模…首都圏:1798億円(同+215億円)、関西圏:744億円(同+31億円)、東海圏:328億円(同+18億円)
※1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲として、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内で行った外食を対象としており、圏域外で行った外食は含んでいない。但し、圏域内への旅行・出張は含まれる。また、夕方以降、1日2回(軒目)までの外食を含む。なお、飲酒のみ、喫茶のみや、コンビニやスーパー等のイートインスペースで飲食した場合も外食に含める
※2 外食頻度:外食実施者の1ヶ月あたりの平均外食回数
※3 外食市場規模:人口×外食実施率×外食実施者の平均外食頻度×外食単価で算出

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