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外食トピックス

リクルート、物価高で高まる節約志向の実態と外食での節約行動_後編

リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、三大都市圏在住の20~50代の男女を対象に、昨今の物価高で高まる節約志向の実態と外食での節約行動について消費者アンケートを実施した。前編に引き続き後編を掲載する。
■外食で実施したことがある節約方法は、「クーポン」「スマホやカード支払いでポイント取得」
 実施したことがある外食時の節約方法について尋ねた。1位は「インターネットやアプリ、フリーペーパーからクーポンを入手し利用」で52.6%(前年57.2%)、2位は「スマホやカードで支払ってポイントをためる、使う」で49.9%(同54.9%)、3位は「インターネット予約でポイントをためる、使う」で38.9%(同41.0%)。1~3位の順は前年と同じだった。性年代別では、30・40代女性で「インターネットやアプリ、フリーペーパーからクーポンを入手し利用」「スマホやカードで支払ってポイントをためる、使う」の割合が、20・30代女性で「インターネット予約でポイントをためる、使う」の割合が、他の性年代に比べ高かった。女性の若年層で多様な節約方法が積極的に活用されているようだ。
■今後も実施したい節約方法は「インターネットやアプリ、フリーペーパーのクーポン」45.7%
 今後も実施したい外食時の節約方法について尋ねた。1位は「インターネットやアプリ、フリーペーパーからクーポンを入手し利用」で45.7%(前年50.0%)、2位は「スマホやカードで支払ってポイントをためる、使う」で45.5%(同50.4%)、3位は「インターネット予約でポイントをためる、使う」で33.6%(同35.5%)と、前年とは1位と2位が入れ替わった。性年代別では、30・40代女性で「インターネットやアプリ、フリーペーパーからクーポンを入手し利用」「スマホやカードで支払ってポイントをためる、使う」、20・30代女性で「インターネット予約でポイントをためる、使う」の割合が、それぞれ高くなっており、前ページのこれまでに実施してきた節約方法と同じ傾向となっている。
■たまの贅沢は「外食」が最多の55.2%、30・40代女性では「中食」も贅沢の対象
 節約の一方でたまに贅沢をする際の出費についても尋ねた。「外食」の割合が最も高く55.2%と突出し、次いで「中食」が24.8%、3番目に「娯楽・趣味・教養費」が18.5%であった。性年代別では、20代女性で「外食」、30・40代女性では「中食」でたまに贅沢をする人の割合が、他の性年代より高い。また、「内食」「中食」「外食」のいずれかの出費を挙げた人を集計した「食費・計」の割合も30・40代女性は他の性年代より高く、7割超えであった。
■外食でのたまの贅沢は「夕食」中心、回数を増やしたり、注文の単価を上げたり
 外食でたまの贅沢をすると回答した人に、具体的な方法を尋ねた。「回数を増やす(夕食)」が最も割合が高く37.1%、次いで「注文するものの単価を上げる(夕食)」が35.6%であった。性年代別では、30・40代女性は「回数を増やす(昼食)」が、20・30代女性は「回数を増やす(喫茶)」の割合が、他の性年代よりも高かった。

記事配信・制作協力/外食ドットビズ

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