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外食トピックス

JBRC、1月度東名阪三大都市圏アルバイト・パート募集時平均時給調査

リクルートの調査研究機関「ジョブズリサーチセンター(JBRC)」は、三大都市圏(首都圏・東海・関西)における2024年1月度の「アルバイト・パート募集時平均時給調査」結果を公表。本調査は、同社が企画運営する求人メディア、勤務地を重視する読者へ向けた無料の仕事情報誌「TOWNWORK」、アルバイト・仕事探しの総合求人情報サイト「fromA navi」に掲載された求人情報より、アルバイト・パートの募集時平均時給を集計したもの。
 三大都市圏における1月の平均時給は、前年同月(1,142円)より38円(前年比3.3%)増加の1,180円となった。職種別では、「フード系(1,146円)」(前年同月比+47円/4.3%)など全職種で前年を上回った。
 首都圏の平均時給は、前年同月(1,182円)より40円(同3.4%)増の1,222円となった。職種別では、「フード系(1,187円)」(+49円/4.3%)など全職種で前年を上回った。
 東海の平均時給は、前年同月(1,059円)より40円(同3.8%)増の1,099円となった。職種別では、「フード系(1,077円)」(同+47円/4.6%)など全ての職種で前年を上回った。
 関西の平均時給は、前年同月(1,114円)より29円(同2.6%)増の1,143円となった。職種別では、「フード系(1,103円)」(同+42円/4.0%)など全職種で前年を上回った。
 なお、三大都市圏以外のフード系の平均時給は、北海道1,040円、東北982円、北関東1,032円、甲信越・北陸1,027円、中国・四国1,010円、九州998円で、全国平均は1,106円であった。
■三大都市圏では4ヶ月連続の過去最高額更新、「フード系」も10ヶ月連続で更新
 ジョブズリサーチセンター長の宇佐川邦子氏は、『1月度平均時給は前年同月より38円増加の1,180円で、前年同月比+3.3%と2023年以降最も高い増減率となりました。職種別の前年同月比は「フード系」が+4.3%、「販売・サービス系」が+4.2%と高く、全体を引き上げた要因と考えられます。
 例年1月は繁忙期である年末年始に向けた募集が終わり、賃金・求人件数ともに落ち着く時期です。今年の1月は、インバウンド関連のニーズが引き続き高く、前年と比べた平均時給の増減率が高くなりました。特に影響を受けやすい「販売・サービス系」では「化粧品販売」や「ホテルフロント」、「レジ」などの求人において伸びが大きくなっています。また、「フード系」はインバウンド需要にかかわらず、アフターコロナ以後人材不足が続いており賃金の伸びも大きくなっています。人材不足を補うためには、働き方や賃金など何が自社の強みとなるのかを企業側がきちんと見極め、それを求職者へ訴求することが重要です。』とコメントした。
※首都圏…東京・神奈川・千葉・埼玉、東海…愛知・三重・岐阜・静岡、関西…大阪・兵庫・京都・奈良・滋賀・和歌山
※東北…宮城・青森・岩手・秋田・山形・福島、北関東…栃木・群馬・茨城、甲信越・北陸…山梨・長野・新潟・石川・富山・福井、中国・四国…広島・岡山・山口・島根・鳥取・香川・徳島・愛媛・高知、九州…福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄

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