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外食トピックス

ホットペッパーグルメ外食総研、23年12月度東名阪外食市場規模を発表

リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、東名阪三圏域(首都圏・関西圏・東海圏)の男女約9,600人を対象とする2023年12月度の「外食市場調査」の調査結果を公表した。
 12月の外食市場規模は、3圏域合計で3624億円。前年同月比は+609億円と25ヶ月連続して前年実績を上回った。市場規模の19年(コロナ禍前)比は89.7%で、コロナ禍以降では最も高水準となっている。外食単価の19 年比が112.5%と、23年最大の伸び(9月とともに1位タイ)だったことで市場規模の回復に寄与した。
 市場規模の食事主体業態・計は19年比99.4%(前月同89.8%)とほぼコロナ禍前水準に戻り、飲酒主体業態・計も同78.0%(同66.4%)と改善したが、軽食主体業態・計は同82.7%(同 83.0%)は足踏みとなっている。
 業態別の市場規模は、「居酒屋」(前年比+127億円)、「和食料理店」(同+97億円)、「フレンチ・イタリアン料理店」(同+80億円)等主要16業態すべてで前年を上回った。うち、「居酒屋」(延べ回数+241万回/単価+181円)、「和食料理店」(同+67万回/+601円)、「フレンチ・イタリアン料理店」(同+69万回/+684円)等14業態が延べ回数・単価ともに前年比で増加した。19年比では「アジアン料理店」(119.6%)、「レストラン、食堂、ダイニング、洋食店」(109.9%)、「フレンチ・イタリアン料理店」(108.3%)がコロナ禍前を10~20ポイント程度上回る市場規模となった。
【3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】
①外食実施率:69.4%(前年比+3.0pt) ②外食頻度:3.95回/月(同+0.23回) ③外食単価:3,344円(同+281円) ④外食市場規模3624億円(同+609億円)
【圏域別】
①外食実施率…首都圏:69.1%(前年比+3.0pt)、関西圏:69.4%(同+2.5pt)、東海圏:70.7%(同+4.1pt)
②外食頻度…首都圏:4.19回/月(同+0.38回)、関西圏:3.76回/月(同-0.11回)、東海圏:3.35回/月(同+0.22回)
③外食単価…首都圏:3,431円(同+295円)、関西圏:3,390円(同+244円)、東海圏:2,848円(同+309円)
④外食市場規模…首都圏:2276億円(同+457億円)、関西圏:946億円(同+69億円)、東海圏:403億円(同+84億円)
※1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲として、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内で行った外食を対象としており、圏域外で行った外食は含んでいない。但し、圏域内への旅行・出張は含まれる。また、夕方以降、1日2回(軒)までの外食を含む。なお、コンビニやスーパー等のイートインスペースで飲食した場合も外食に含める
※2 外食頻度:外食実施者の1ヶ月あたりの平均外食回数
※3 外食市場規模:各圏域の当該年齢人口×外食実施率×外食頻度×外食単価で算出

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