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FILE:01 1876年の年伝説 ビヤ樽に記された謎の暗号

暗号。

それは、第三者に内容を悟られないために
使われる特殊な言葉。
古くは古代ギリシアから現代まで、
人類の長い歴史の中で様々な暗号が生まれ、
その中には未だに解読されていないものも
数多く存在する

あなたは、
サッポロビールにも
そんな暗号が存在する
というウワサをご存知だろうか?
そしてその暗号には、サッポロビールの

「140年前の秘密が隠されている」

ということを

これから皆様とこの謎を解明していく前に、
まずはひとつの真実をお伝えしておこう。
実はその暗号は、サッポロビール好きのあなたなら

すでに目にしているかもしれないのだ。

早速、その真相のカギを握る
一枚の写真をご覧いただきたい。

これは、暗号が生み出されたとされる
140年前に撮影された、
サッポロビールの起源である
「開拓使麦酒醸造所」の開業式の様子。
この地で冷製「札幌ビール」が誕生し、
サッポロビールの歴史は幕を開けたのだ。

次に、もう一枚写真をご覧いただきたい。

これは、北海道札幌市に現存する
「サッポロビール博物館」。
サッポロビールの歴史を学ぶことができ、
多くの観光客で連日賑わいを見せる博物館だ。

ここで、この二枚の写真を見比べてほしい。
そこに共通するあるものが見えてくるはずだ。

いかがだろうか?
「140年前の写真」と「現代の写真」。
時を越えて撮影された二枚に共通するのは、

大きな白い文字が記された「ビヤ樽」

そう、この文字こそが、

サッポロビールに残された
140年前の暗号なのだ。

いまもサッポロビール博物館の入り口に佇む、
24本のビヤ樽。
この地に訪れたことのあるあなたも、
きっと何気なく目にしていたことだろう。

そこには、このように記されている。

「奈ふル者製ツ麦
る酒とビすプと にゆイ連をホ」

この暗号は、一体何を意味するのか?
当時の日本に根付いていた言葉なのか
はたまた、外国の言葉なのか

しかし、分からないのも無理はない。
なぜならこの暗号は、
素直に読んでも解読することはできないのだ。
では、どうすればいいのか。
あなたはもうおわかりだろうか?

実はそのカギは、

文字を読む順番にあるのだ。

真相-Truth-

普段文字を読むように
左から順に読むのではなく、
ある法則に従って読み上げてほしい。

そうすれば、あなたの前に、
ひとつのメッセージが浮かび上がってくるはずだ。

そう、謎の暗号の正体とは、
「開拓使麦酒醸造所」が創立された際に残された、

サッポロビールから政府高官への
報告のために
つくられた
メッセージだったのだ。

また、当時ビールは世間に
広く知られていなかったため、
「ビールとは何か」を伝えるためにも
重要なメッセージだったとか。

現存のビヤ樽は140年前のものを
新たに復元したもの。
創立当時のビールにかける想いを色濃く残す、
その歴史を象徴するものなのである。

いかがだっただろうか。

ひょっとすると、サッポロビール好きのあなたなら
この真実をすでにご存知だったかもしれない。
しかし、この話には続きがある。

実は、このメッセージの考案者が
誰なのかということだけは
未だに確証を得ていないのだ。

ここにもなにか、新たな秘密が
隠されているのだろうか。
その謎は、未だに解明されていないのであった・・・

博物館にいまも残る
サッポロビールの“原点”。
先人たちは、今日も樽の陰から
サッポロビールを
見守っているのかもしれない―

※アンケートにお答えいただくと、サッポロWebサイト会員への
ご登録をいただく事となりますのでご了承ください。

1876年の年伝説 ビヤ樽に記された謎の暗号
完-End-
<「麦とホップを製すればビールという酒になる」の表現について>
現行法上(2017年6月現在)「ビール」とは次に掲げる酒類でアルコール分が20度未満のものをいう。
①麦芽、ホップ及び水を原料として発酵させたもの
②麦芽、ホップ、水、麦、米、とうもろこし、こうりやん、ばれいしよ、でんぷん、糖類又はカラメルを原料として発酵させたもの
(その原料中米以下の物品の重量の合計が麦芽の重量の100分の50を超えないものに限る。)
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