2023年7月公開
日常にハレの気持ちを。
食卓を彩るヱビスビールふきん

会話が弾んだり。場がパッと明るくなったり。例えば食卓を彩るものひとつから、心地好い時間が生まれることがあります。そんな、日常にハレの気持ちを呼ぶものづくりを志してきた中川政七商店とヱビスビールが、コラボレーションしました。

日常をちょっと豊かにするものづくりを目指す両社が注目したのが、ふきん。日本の台所や食卓に欠かせないアイテムを、今回のコラボレーションアイテムに選びました。
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© Shungo Takeda -
© Shungo Takeda
素材に使われているのは、中川政七商店創業の地・奈良の工芸である「かや織」です。熟練の職人が湿度や天候、機械の癖を調整して織り上げたふきんは、吸水性に優れて乾きも速く、使うほどにふわふわとした使い心地に育ちます。糸の紡績から、織り、縫製まで、クラフトマンシップをリレーして完成させる日本のものづくりです。

「かや織」は、奈良時代より前に伝わった「風は通すが蚊は通さない」蚊帳(かや)に使われる目の粗い薄織物です。かつては奈良の一大産業でしたが、時代とともに需要が減り続けていました。そこで生まれたのが、かや織のふきん。「せっかくの地元の特産品をなくしたくない」という願いから、吸水性や速乾性に優れる蚊帳の特性を活かした「かや織ふきん」を作りました。

生地を5枚重ねてつくるかや織ふきん。糊を落として、使うほどにやわらかく手に馴染み、器や台ふきに活躍します。機能性だけでなく、食卓に彩りを届けてくれる色柄の豊かさも、かや織ふきんの魅力。素材も形もさまざまなビールグラスが並ぶデザインは、晩酌のおともに出すおてふきにもぴったりです。本物とイラストのビールを囲んで、会話も弾むかもしれません。
今年、ヱビスビールが掲げるテーマは「Color Your Time!幸せ、ふくらむ。」。ものづくりの先に、楽しい会話や、好きなものに囲まれた心地好い日常がふくらんでいくように。小さなふきんに2社の想いを重ねてお届けします。