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ワイナリーの見学理由は試飲だけじゃない?そのメリットとは

ワイナリーの見学、体験したことがあるでしょうか。海外のワイン生産国では、ワイナリー訪問は旅行やお出掛け先の1つとして親しまれています。日本ではまだあまり一般的ではないかもしれませんが、たくさんの魅力があっておすすめです。
今回は、ワイナリーの見学についてご紹介します。初心者さんのためのマナー解説もあるので、ぜひこちらを参考にして、ワイナリーを訪れてみてくださいね。

ワイナリーの見学理由は試飲だけじゃない?そのメリットとは

ワインの見学でできること

ワインの見学といえば、ワイナリーを訪れるのがスタンダード。ワイナリーの見学でできることは、たとえば以下のような内容があげられます。

・ワインについて学ぶ(歴史や醸造工程など)
・ブドウ畑を見学(ブドウ畑が隣接されている場合)
・テイスティング

製造工程を見学するといった通常の工場見学も面白いのですが、ワイナリー見学はそれだけではありません。歴史や醸造工程を学び、ブドウ畑で実際に使用されているブドウを見たり、テイスティングを楽しんだりすることもできます。

見学方式は施設内を自由に歩いて見学できるパターンと、ガイドさんの案内に従って解説を聞きながら見て回るパターンに分かれます。ワイナリーによっては造り手であるワインメーカー(醸造家)から直接話を聞けることも。

そのため所要時間もさまざまで、短いものであれば15分ほど、長いものであれば、じっくり3時間近くを過ごすようです。

季節ごとに見学内容が変わったり、有料だったり、ワイナリーごとの違いがあるので、気になるワイナリーがあったら事前に問い合わせておきましょう。ファミリーで訪れたい場合は、「20歳未満の方の同行は可能か」を必ず確認してくださいね。

ブドウ畑の見学では、時期によってはブドウの花を目にする貴重な機会に恵まれるかもしれません。ブドウの収穫やブドウ踏みの体験が企画されていることもあるので、目的に合わせてワイナリーを訪れる時期を決めると良いでしょう。摘みたてのブドウを搾ったジュースが試飲できるところもあります。

ちなみに、ブドウの花が見られるのは3月下旬から4月ごろで、気温が10度を超えたあたりから芽が出て、1週間ほど花が楽しめます。ブドウの収穫時期を狙うなら、9月下旬から10月にかけてがおすすめ。ただし、早いところでは9月下旬よりも早く収穫を迎えることがあるので、確認を忘れずに。

花と収穫の間にあたる7月ごろは、ブドウ畑一面に肥大したブドウが実り、その光景は壮観です。ブドウ畑見学の人気時期でもありますが、ブドウ栽培農家にとってはデリケートな時期でもあるので、いつも以上にマナー良く見学しましょう。あえて見学を行っていないところも少なくありません。

他には、新酒のテイスティングを希望するなら、出荷時期の11月ごろがおすすめです。

多くのワイナリーでは、見学時に自社製品のテイスティングを用意しています。アルコールが苦手な人や20歳未満の方にはブドウジュースがあるので、「ワイナリーのブドウジュース」をぜひ堪能してくださいね。

初心者さんには、テイスティングの方法を教えてくれるところもあるので、試飲では味や風味を楽しむだけではなく、テイスティングの練習ができます。

直売コーナーが設けられており、気に入ったワインをお土産に購入することも可能です。

ワイナリーを見学するときに知っておきたいマナー

ワイナリーの見学理由は試飲だけじゃない?そのメリットとは

ワイナリーのもっとも重要な仕事は、ブドウの管理やワイン醸造。そこを見学のために時間を割いてもらったり会場を開放したりしてもらうのですから、きちんとしたマナーでお互い気持ち良く過ごしたいものです。

・営業日と時間の確認は事前に(定休日・臨時休業・休業期間もチェック)
・予約は10日ほど前に余裕をもって(遅くとも3日前までに)
・余分なものは持ち込まない(飲食物など)
・ペットの同伴はNG
・20歳未満の方がいる場合は同伴可能かどうかを必ず確認

基本的な注意点は、以上の5つです。また、ワインは香りを楽しむものでもあります。当然ながら香水やコロンはつけないほうが良いのですが、どうしてもという場合は控え目につけましょう。レストランでの食事マナーのように、腰や内腿あたりにつけるとテイスティングの邪魔になりにくいのでおすすめです。

20歳未満の方の見学が可能なところでも、試飲だけではなくお土産購入についても注意しましょう。20歳未満の方は、お酒の購入はできません。

飲食店と同じく、自動車・バイクの運転をする方や妊娠・授乳期の方など、ワインの試飲ができない方も要注意。ちなみに自転車も車両に分類されるため、レンタサイクルでワイナリーを訪れた場合も試飲はできないので、旅行計画は慎重に立てましょう。

 

ワイナリー見学をしてみよう

ワイナリーの見学理由は試飲だけじゃない?そのメリットとは

日本国内にも世界的に名を轟かせるワイナリーが増えてきましたが、個人経営のワイナリーにいきなり行くのは、ちょっと勇気がいると思いませんか?

職人肌の気難しい人だったらどうしよう。口に合わなかった場合も、無理してお土産を買わなきゃいけないの?なんて、不安ですよね。

そんなときは、企業のワイナリー見学からはじめてみるのはいかがでしょうか。サッポロビールでも以下のワイナリーで気軽に見学ができます!

・岡山ワイナリー 

http://www.sapporobeer.jp/brewery/okayama/index.html

ワイナリーの見学理由は試飲だけじゃない?そのメリットとは

まるで中世のシャトーのような外観の岡山ワイナリーは、西日本最大級。約350本のブドウの木とヨーロッパ風の建物が織り成す非日常感を楽しみながら、テイスティングとお買い物をお楽しみいただけます。テイスティングには無料用6種類と有料用7種類をご用意しています。

・グランポレール勝沼ワイナリー

http://www.sapporobeer.jp/brewery/katsunuma/access/index.html

ワイナリーの見学理由は試飲だけじゃない?そのメリットとは

グランポレール勝沼ワイナリーは、その名のとおり、日本ワイン『グランポレール』を醸造するワイナリーです。ヨーロッパを思わせる赤い屋根の建物が可愛らしく、事前予約が必要な有料コースのみですが、造り手が直接ワイナリーを案内してくれるので、じっくりとワインの世界に浸れます。

グランポレール勝沼ワイナリーを気に入っていただけたら、10ヶ月かけてブドウ栽培からワイン醸造まで体験できる「マイワイン体験教室」にも参加してみてくださいね!

どちらのワイナリーも見学された方からとても好評なので、ぜひ一度お越しください。

まとめ

ワイナリーの見学理由は試飲だけじゃない?そのメリットとは

ワイナリー見学では、事前予約の有無など守るべきマナーがあります。また、時期によって見学内容が変更されることがあるので、目的に合わせてスケジュールを組みましょう。

おすすめは気候がすごしやすく、ブドウの収穫やブドウ踏みが体験できる秋ごろです。ワインの歴史や醸造工程について学んだ後は、実際にワイン造りを体験してみてくださいね。

サッポロのグランポレール勝沼ワイナリーでも10ヶ月(全5回)のワイン造りを体験できる教室をご用意しているので、ぜひチェックしてみてください。

グランポレールのブランドサイトはこちら
http://www.sapporobeer.jp/wine/gp/