情熱の国スペイン産の華やかなワインを楽しむためのヒント

ヨーロッパ諸国では古くからワインが造られています。スペインでも古来よりワイン造りが盛んに行われており、スペインの気候と風土で造られるワインは、世界各国のワイン好きから愛されています。 今回は、情熱の国スペインで造られるワインの特長や、スペインワインをもっと楽しむためのヒントを紹介します。

情熱の国スペイン産の華やかなワインを楽しむためのヒント

スペインのワインの特長は?

スペインのワインは、赤ワインはタンニンが強く、果実味がしっかりしており、白ワインは、口当たりの良いフルーティーな味わいです。

スペインワインの原料となるブドウは約150種。様々な品種のブドウから生まれるワインはそれぞれに特長があり、毎日飲んでも飲み飽きないのがスペインワインの特長といえるでしょう。

情熱の国スペイン産の華やかなワインを楽しむためのヒント

スペインワインのプロフィール

スペインはヨーロッパの南西部に位置し、イベリア半島の大半を占めています。2016年におけるブドウ栽培面積は世界1位。誰もが認める世界品質のブドウとワインを生産しています。

多様な地形からなる国土で造られるワインは、地区ごとで個性的な味わいを醸し出すのが特長です。

スペインはフランスと同様紀元前からワインが造られてきました。1500年代になると、シェリー酒が輸出先のイギリスで人気を呼び世界的にも注目を集めるようになります

主なブドウ品種

ブドウの品種を豊富に取りそろえるスペインでは、次の品種が主に栽培・利用されています。

白ブドウ

アイレン種 スペイン最大の栽培面積。白ブドウ品種の半分を占める。
マカべオ種 豊かな香りとほのかな苦味が特長。カバの主要品種。
ベルデホ種 11世紀ころから栽培されている白ワイン用ブドウ。フレッシュで酸味とアロマが豊かなワインができる。

黒ブドウ

テンプラニーリョ種 スペインを代表する赤ワイン用ブドウ。スペイン国内でも地方によって呼び名が異なり、センシベル種、ティント・フィノ種などと呼ばれる。
ボバル種 中世から造られてきた品種。悪天候に強く色の濃い赤ワインを造る。
ガルナッチャ種 近年注目されるようになった品種。病気や干ばつ、悪天候に強い。

ラベル表記から分かる熟成規定

スペインワインはラベル表記から簡単に熟成度合いが分かるようになっています。

グラン・レセルバ

情熱の国スペイン産の華やかなワインを楽しむためのヒントこの表記があるワインは、赤ワインなら樽熟成18カ月以上、さらに瓶内熟成5年以上が経過しています。白ワインでは樽熟成6カ月以上、さらに瓶内熟成4年以上熟成されています。

長く熟成されたグラン・レセルバを飲んでみたい方におすすめのワインは、マルケス・デ・リスカルの「ティント・グラン・レセルバ(参考小売価格:8,000円)」がおすすめです。http://www.sapporobeer.jp/product/wine/K268/index.html

 

レセルバ

情熱の国スペイン産の華やかなワインを楽しむためのヒント赤ワインは樽・瓶熟成3年以上、そのうち最低でも1年は樽で熟成されているものです。白ワインでは樽・瓶熟成2年以上、そのうち最低でも6カ月は樽熟成されています。

ある程度熟成をされていて、でも価格はお手頃なものが飲みたい方におすすめなのが、マルケス・デ・リスカルの「ティント・レセルバ(参考小売価格:2,500円)」。
http://www.sapporobeer.jp/product/wine/K270/index.html

 

クリアンサ

情熱の国スペイン産の華やかなワインを楽しむためのヒント赤ワインは樽・瓶熟成で最低2年熟成され、そのうち最低6カ月は樽熟成されています。白ワインやロゼでは、樽・瓶熟成で18カ月以上、そのうち最低でも6カ月は樽熟成されているものです。中でもコドーニュの「(参考小売価格:3,000円)」は、週末のお家ディナーにぴったり。
http://www.sapporobeer.jp/product/wine/K912/index.html

 

このように分類されていますが、熟成期間まで細かく覚える必要はありません。熟成度合いの違いだけ覚えて、ワイン選びに役立ててくださいね!

スペインのスパークリングワインで使われる「瓶内二次発酵式」って何?

情熱の国スペイン産の華やかなワインを楽しむためのヒント

スペインといえばおいしいスパークリングワインを思い浮かべる方も多いでしょう。あの心地良い炭酸は、「瓶内二次発酵方式」によって造られます。

まずベースとなるワインを通常どおりに造ります。その後、瓶詰の際に酵母と糖分を添加します。こうすることで、瓶の中で酵母がぐんぐん発酵し、あの炭酸が生まれるのです。

スペインだけではなく、フランスのシャンパーニュ地方やドイツでもこの製法で造られるものが多くあります。フランスでは「シャンパン」、ドイツでは「ゼクト」、スペインでは「カバ」と呼ばれていて、使われるブドウ品種や細かな製法に違いがあります。


スペインのワインで有名なカバとシェリー

情熱の国スペイン産の華やかなワインを楽しむためのヒント

スペインのワインの中でも特長的なのがカバとシェリーです。それぞれについて詳しくみていきましょう。

カバの特長

カバとは、スペイン特有のスパークリングワインで、シャンパンと同じく瓶内二次発酵で炭酸を生み出します。

カバの語源はカタルーニャ語の「洞窟」という意味。かつては洞窟や地下で熟成していたため、この名称がつけられたといわれています。

主に使われるのは、黒ブドウだとピノ・ノワール種。白ブドウだとシャルドネ種、チャレロ種、マカベオ種といった品種で、熟成年数が30カ月と長く上級のものはグラン・レセルバ、熟成が15カ月以上のものはレセルバと表記されます。さらに2016年、最上級のカバとして新たな格付け36カ月以上熟成の「カバ・デ・パラヘ・カリフィカード」が生まれました。

カバは上位から順にカバ・デ・パラヘ・カリフィカード、グラン・レセルバ、レセルバと格付けされていると覚えておきましょう。

炭酸が強く、すっきりとした味わいのものが多いから、カバは食前酒として重宝されています。あっさりとしたアンティパストや繊細な日本料理とのマリアージュを試してみてください。

カバの製造工程

収穫 毎年9月収穫
圧搾 プレスマシーンでブドウを圧搾
一次発酵 果汁を低温発酵
調合 ベースをブレンドし味を調整
二次発酵(瓶内) 糖分と酵母を加えて発酵
熟成 そのまま熟成
動瓶 熟成中は少しずつ瓶を回し動かす
澱抜き 冷凍し炭酸の圧力で澱を押し出す
捕酒 澱抜きで減ったワインにリキュールを加える
打栓 コルクを打つ
出荷 ラベルを貼り出荷

その他、カバについての詳しい情報はこちらのページをご覧ください。

シェリーの特長

シェリーはアンダルシア州カディス県を中心に造られる酒精強化ワインです。主に使われるブドウはパロミノ種、ペドロ・ヒメネス種、モスカテル種。

シェリーは白ブドウの果実のみを圧搾し、タンクで発酵し造ります。2カ月ほどそのまま発酵させ、そののちにアルコールを添加し、15~17%までアルコール度数を高めます。アルコール添加後は、フィノタイプとオロロソタイプに分かれ、異なる熟成が行われるのが特長です。

極甘口のシェリー酒を造る際には、発酵途中でアルコールを添加し発酵を止めて糖分を高めています。

シェリー酒には極甘口から辛口まであり、味わいによって様々な料理と合わせることができます。スペイン特産の魚やヨーロッパでは欠かせないチーズにも良く合い、普段の食事と一緒に楽しむことができますよ!

まとめ

スペインのワインには多くの特長がありましたね。細かく覚えるのは少し難しいですが、熟成期間による表記の違いを覚えておくだけでもワイン選びが楽しくなります。

特にスペインのカバは、コストパフォーマンスに優れたスパークリングワインとしてちょっとした記念日の乾杯におすすめ。シェリー酒は食事に合わせても楽しめますし、極甘口なら食後にデザート感覚で飲んでもOK。

いつもと違うワインを楽しみたい時には、個性的なスペインワインを試してみてくださいね!

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