ワインは世界共通のアイテムとして、会食や接待の場で提供されることが多く、超一流ビジネスマンにとって欠かせない教養として注目を浴びています。
ワインの知識があると仕事やプライベートでの話題が豊富になり、「デキる男」として周囲から一目置かれます。ワインのことをよく知っている人は、紳士的でかっこいいと思う女性も多いようです。
しかし、間違ったワインの知識では、まったく逆効果となります。「知ったかぶり」ではなく、正しいワインの知識を持つようにしましょう。
ここでは、ワインのマナーをはじめ、ワインの選び方やこだわりのワインをご紹介します。
モテる男はワインのマナーを心得ている
さりげなくワインのマナーを心得ている男性は、デートではもちろん、仕事関係のパーティーなどでも一目置かれる存在です。
基本的なワインのマナーを、もう一度しっかりとおさらいしておきましょう。
ワインの注ぎ方
まず、ワインをグラスに注ぐ際のワインボトルの扱い方ですが、基本はラベルが上に向くように片手でボトルを持ちます。片手で持ちにくい場合は、無理をせず両手で注ぎましょう。両手で持つ場合は、片手でワインボトルの底を持ち、もう片方の手を使ってワインボトルの下の方を支えます。ワインボトルの中心部分を持ってしまうと、ラベルが隠れてしまうだけでなく、ワインの温度が上昇してしまう恐れがあります。
注ぐときにグラスはテーブルの上に置いたままにします。このとき、ワインボトルの口がグラスに触れないように気をつけてください。
ワインをグラスに注ぐ際には、適量を意識しましょう。グラスになみなみと注いだり、底の方に少しだけ注いだりしないようにしてください。具体的な量の目安は、グラスの3分の1から4分の1です。
その他の注意点は、ワインを女性に注がせないということです。日本の文化で、女性が男性にお酌をするといものがありますが、ワインは男性が注ぐということがマナーです。ソムリエがいるレストランでは、ソムリエが注いでくれるので、その場合は断らずに頼みましょう。
ワインの詳しい注ぎ方については「ワインの注ぎ方は難しくない。これだけ知っておけばあなたもソムリエ」を参考にしてみてくださいね。
ワイングラスの持ち方
ワイングラスの持ち方のマナーは、日本と海外では少し異なります。日本では、手の温度がワインに伝わらないように、ワイングラスの脚を持つのが一般的なマナーとされています。しかし、海外ではワインが入っているボウル部分を持つのがマナーとされているのです。
乾杯のときは、ワイングラス同士をぶつけないように注意します。ワイングラスを目の高さ程度まで掲げ、「乾杯」というのがマナーとされています。高級なワイングラスは、とても繊細な作りになっていることが多く、ワイングラス同士をぶつけてしまうと割れてしまう可能性もあるので、「カチーン」と音を鳴らさないようにしましょう。
ワイングラスの詳しい持ち方については「ワイングラスの正しい持ち方って?ワイングラスの基礎知識とマナーを身につけよう!」をご覧ください。
ワインの回し方
ワインの香りを引き立て、より美味しく味わうためにワインを回す作法を「スワリング」といいます。基本は2〜3回を目安に、右利きの人は反時計回りに、左利きの人は時計回りにスワリングします。何度もスワリングをしてしまうと、ワインの香りが飛んで風味を損なう恐れがありますので、やりすぎには注意してください。
ワインは香りを楽しむものなので、スワリングの前にまずはワインの香りを確認します。それからスワリングをして、香りの変化を楽しみましょう。
スワリングの詳しい解説については、「ワインを回すスワリングの意味とやり方を解説」も参考にしてみてくださいね。
モテる男はワイン選びもスマート
ワイン選びがスマートにできると、ワインと一緒に楽しむ食事も美味しくなり、「頼りがいのある人」という印象を持ってもらえます。
ワイン選びが上達するコツは、TPOに合わせたワイン選びができるようになることです。そのためにはまず、カジュアルなワインとフォーマルなワインを区別できるようにしましょう。
ここで重要なのは、カジュアルなワインとフォーマルなワインは、値段によって決まっているわけではないということです。値段が安いからカジュアルなワインというわけではないので注意してください。
一般的にカジュアルなワインに分類されるのは、比較的新しい生産国のワインです。ワイン造りの歴史がまだ浅いチリやアメリカ、オーストラリア、アルゼンチンなど、ワインでは新世界として分類される国で、新しい生産者や若手生産者によってユニークな醸造方法を用いられ造られたワインがカジュアルな印象のワインとなります。このようなカジュアルなワインは、ラベルがカラフルであったり派手であったりする場合も多いです。
それに対しフォーマルなワインは、生産地がフランスやイタリアなど伝統国が多く、歴史ある生産者によって昔ながらの正統な醸造方法を用いられ造られたワインです。ラベルも落ち着いた印象で威厳を感じさせるものが多いのが特徴です。
TPOに合わせたワイン選びとして覚えておきたいのが、料理に合ったワインを選ぶということです。渋みがしっかりとしていて、コクのある赤ワインには脂身がのった肉料理を、フルーティーで軽やかな白ワインには魚料理というように、ワインの味わいや重みに合わせて料理を選ぶといいでしょう。
以下の記事では、さまざまな料理に合ったワイン選びについて詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
「ワインのペアリングを覚えると、ワインと料理がさらにおいしくなる!」
自分で選びきれない場合は、ソムリエに相談して選んでもらうのもOKです。ソムリエに選んでもらう場合は、ソムリエにすべてを任せるのではなく、自分や相手のワインの好み、一緒に楽しみたい料理、予算などのポイントを押さえながら「ワイン選びの相談」をするとスマートに見えますよ。
モテる男はワインで雰囲気を壊さない
せっかくワインの知識を持っていても、雰囲気を壊すような行動はNGです。相手の前で恥をかかないように、しっかりとマナーをわきまえておくのがデキる男の嗜みです。
ワインはグラスが空になる前に注ぎ足しましょう。このとき、最初に注がれたワインの量をイメージして注ぎ足せば、ちょうどいい量が注がれます。
もしワインはこれ以上いらないという場合には、ソムリエに伝えましょう。会話している途中なら、ソムリエに軽く会釈しながらワイングラスに手をかざすと伝わります。
ワインについて詳しい人がついやってしまいがちなのは、ワインのうんちくを披露してしまうことです。自分本位に長々としゃべるうんちくは、相手にとって不快な気分を与えてしまい、雰囲気を悪くしてしまうことにつながります。
持ち前のワインの知識を話したいのであれば、目の前にいる相手が食事を楽しんでもらえるように、ワインと料理の合わせ方やおいしい飲み方など、さりげなく会話の中に盛り込んでおくのがおすすめです。
まとめ
ワインの基本的なマナーは、知っておいて損はありません。ワインを知っていると、モテることはもちろん、周りからデキる人というイメージも持ってもらえます。
正しいワインの知識を身につけ、日常生活に役立ててください。