ワイン好きなら誰もが憧れるワインパーティー。とはいえ、ワインパーティーに初めて参加する人にとっては、敷居が高いイメージがあり、不安になる方もいることでしょう。
ルールやマナーを知れば、リラックスして参加することが出来て、優雅な気分を味わえるはず。ワインパーティーとはどのようなものなのか、参加する際の服装やマナーなどについて解説します。
目次
ワインパーティーとはどんなもの?服装は?
ワインパーティーに初めて参加する際、いろいろと不安や疑問に思うことがあるのではないでしょうか。どのようなイベントなのか、どんな服装がふさわしいのかなど、あらかじめリサーチしておくと、安心して参加することができます。
ワインパーティーとは?
ワインパーティーとは、美味しいお料理とともに、ワインを通して、参加者との会話を楽しむイベントです。
催しによってテーマはさまざまで、試飲が目的ということもあれば、ワインを通しての交流が目的のこともあります。また、ワインやチーズなどを購入することが目的というケースもあります。自分が興味のあるテーマのワインパーティーに参加してみるといいでしょう。
初めてで不安という場合は、友人を誘って一緒に参加するのがおすすめです。1人で慣れないところに行くと、緊張してせっかくのパーティーが楽しめないということもあるかもしれません。その点、気心の知れた仲間が一緒なら、気兼ねなくワインパーティーを楽しむことができますね。
とはいえ、せっかくなので、ワインパーティーに参加している人との交流も楽しみたいもの。お馴染みのメンバーとかたまってばかりでは、新たな出会いや交流のチャンスを逃してしまう可能性が高いです。あまり大人数にならないように少人数で参加するのがワインパーティーを楽しむコツです。
ワインを通して新しい世界が広がるのはとても良いですね!ワインの試飲会についてはこちらの記事で紹介しています。記事:「ワインの試飲会へ行ってみよう!マナーや注意点について」
服装
ワインパーティーに参加する際に悩むことのひとつが服装ですよね。カジュアルな服装で行って、周りがドレスアップしているということになると、恥ずかしい思いをします。逆に、周りがカジュアルな服装なのに、自分だけがドレスアップしていると、それも居心地が悪いものです。
ワインパーティーでの服装を選ぶ際は、以下のポイントに気をつけましょう。
・会場の雰囲気・会の趣旨に合わせる
ワインパーティーの服装は、会場や会の趣旨によって変わってきます。服装を選ぶ際は、会場の雰囲気や会の趣旨に合わせましょう。
例えば会場がホテルやレストランの場合は、エレガントなワンピースにアクセサリーを組み合わせておしゃれを楽しみたいものです。ガーデンテラスなどの屋外でパーティーが開催される場合は、少しカジュアル寄りの服装でもいいでしょう。
ホームパーティーの場合は、パンツスタイルでもいいでしょう。ただし、ジーンズだとくだけすぎたイメージになるので、スラックスなどにしたほうが無難です。
ワインパーティーによっては、ドレスコードがあることもあります。その場合は、それに合わせた服装をします。カジュアルNG、ジーンズNGといった決まりがあることもあるので、案内状等の情報を必ず事前にチェックしておきましょう。
・濃い色の服にする
ワインパーティーに参加する時は、白や淡いパステルカラーなどの服より、黒や濃いグレー、紺、落ち着いた赤等の服の方が望ましいです。なぜなら、赤ワインが跳ねて、汚してしまう可能性があるからです。
真っ白の服に赤ワインのシミがついてしまうと、目立ってしまいますよね。万が一に備えて濃い目の色あいの服を選ぶことをおすすめします。
・女性はヒール低めの靴
試飲目的のワインパーティーに参加する場合は、立っている時間が長いことが多いため、靴はヒールが低めで履きなれたものを選ぶのがおすすめです。
・男性はカジュアルなスーツ
ワインパーティーに参加する際、ドレスコードが定められていない場合は、カジュアルなスーツを着ていけば間違いありません。
身だしなみを整えて、清潔感のある雰囲気を出してパーティーに参加することで、おしゃれな空間を作り出すことに協力できます。
覚えておくべきワインマナー
ワインパーティーに参加する前に、最低限のマナーは押さえておきたいもの。服装はビシッと決まっているのにマナーが全然分かっていないと、恥ずかしい思いをしてしまうかもしれません。
ワインを飲むときのマナー
ワインパーティーでの立ち振る舞いを知っておくと、パーティーをより楽しむことができるようになります。ここでは、最低限知っておくと良いワインのマナーをご紹介します。
・ワインを注いでもらう際のマナー
ワインを注ぐのは会場のスタッフに任せましょう。注いでもらう時は、グラスをテーブルに置いた状態にしておきます。テーブルに置いた方がスタッフはワインを注ぎやすくなりますし、ワインがこぼれたり、テーブルクロスが汚れてしまったり、という心配もありません。
ワインを飲む際にはグラスの脚を持つようにしましょう。グラス部分を持ってしまうと、手の温もりでワインがあたたまり、味が損なわれてしまう可能性があります。
・女性特有のマナー
ワインを飲んだあとに、グラスに口紅がつくことがあります。その場合、グラスについた口紅は指で拭い、指についた口紅はナプキンで拭くようにしましょう。こうした仕草がさりげなくできると素敵です。
・乾杯の際のマナー
乾杯する際にはグラスをぶつけないように注意しましょう。高級なワイングラスはとっても繊細なので、強くグラスをぶつけてしまうと割れてしまうことがあります。
ワインで乾杯するときの正しい方法は、ワイングラスの脚を持って首の高さまで持ち上げるというもの。持ち上げたときにニコッと微笑みながらアイコンタクトができるとと好印象ですね。
・香りの強い香水は避ける
ワインはお酒の中でも特に「香り」を楽しむ飲み物です。ワインの試飲が目的のパーティーでは、香水がNGなところもあります。また、香りの強い柔軟剤を使った衣類なども着て行かないように注意しましょう。
・適正飲酒を心掛ける
ワインパーティーに限らず、すべてのお酒の席に言えることですが、適正飲酒を心掛けるようにしましょう。
ワインは他のお酒と比べてもアルコール度数が高いので、飲みすぎに注意してください。また、こまめに水を飲むようにしておくことも大切です。
その他の注意点
ワインパーティーに参加する際に、他にも気をつけておきたい点をみていきましょう。
両手が使えるカバンを持って行く
ワインの試飲が目的のパーティーだと、ワイングラスにワインリスト、料理、などと手で何かを持っていることが多くなります。なので、パーティーに参加する際にはショルダーバッグや斜め掛けできるバッグなど、両手が空くカバンを選ぶのがおすすめです。
大きな荷物がある場合、会場に持ち込むと邪魔になることがあるので、クロークへ預けておくようにしましょう。
試飲がメインの場合は飲む順番を意識する
試飲がメインのワインパーティーの場合、飲む順番を間違えてしまうと、それぞれのワインの良さを感じ取ることができなくなります。
飲む順番としては、タンニンが少なく、香りの弱いワインから飲んでいくのが基本です。ワインの種類で言うと、スパークリングワイン→白ワイン→赤ワインの順となります。
交流がメインの場合はコミュニケーションを楽しむ
コミュニケーションのきっかけとして、ワインの話題から入ることがおすすめです。ワインのことをまだ詳しくないという方は、ネットや本などを通して、ワインの知識を多少でも頭に入れておくと、話の起点になり会話も弾みやすくなります。
ただし、自分のワイン愛を延々と語ることや、ワインの知識の深さを披露することは、おすすめしません。あまりにも長々と1人で語りすぎてしまうと、周りから距離を置かれてしまうことも。うんちくはほどほどにして、コミュニケーションを楽しむようにしましょう。
初めてワインパーティーに参加する人は、こちらの記事がおすすめです!会話のネタになる情報が満載なので、ぜひ目を通してみてください♪ 記事:「ワイン初心者が知っておきたいワインの基礎知識」
まとめ
ワインパーティーに参加する際にどんな服装をセレクトすると良いか、そして覚えておきたいワインマナーについてご紹介しました。これからワインパーティーに参加される方は、この記事を参考にしてパーティーを楽しんでくださいね。