知っておくとかっこいい!ワインの「当たり年」

ワインの愛好家が、「この年のボルドー産は当たり年(あたりどし)だよ。」なんていうのを聞いたことはありませんか?ワインを楽しむならば、ブドウの品種や産地の他に、当たり年についても知っておくと、世界がより広がりますよ。
今回は、ワインの当たり年ってなんのこと?という基本的なことから、当たり年のワインの楽しみ方まで、たっぷり解説いたします。

知っておくとかっこいい!ワインの「当たり年」

ワインの当たり年と言われる要素は?

そもそもワインの当たり年、とはどういったことをいうのでしょうか?

ワインの世界において、ブドウの収穫年は「ヴィンテージ」と呼ばれています。ワインのラベルにヴィンテージが表記されているのは、それだけ収穫年がワインの味を見極めるのに重要な基準であるからです。

ブドウは天候の良し悪しで味が左右されます。良質なブドウができる最大のポイントは、ブドウ栽培に最適な気候条件が揃うかどうかです。具体的には、ブドウが育つ春から秋までの間、晴れの日が多く、十分な日照時間が確保できること。そして収穫時期に大量の雨が降らないことです。

このように、よい天気が続いた年を「当たり年」というのです。

もしヴィンテージの表記が当たり年であれば、そのワインの原料であるブドウはよく熟して糖度が高くなり濃厚な味の素晴らしいワインになる可能性が高まります。

当たり年以外のワインはおいしくない?

当たり年以外の年のワインはおいしくないのか、と思ってしまいますよね。そうとは限らず、当たり年以外のワインでもおいしいワインはたくさんあります。確かにブドウの質は大切な要素ではありますが、ワインの出来を左右するのはそれだけではありません。良質なブドウであっても、醸造や貯蔵の仕方次第でせっかくのブドウが台無しに・・・なんてことになる可能性は大いにあるのです。

知っておくとかっこいい!ワインの「当たり年」

天候に恵まれない年こそ、醸造や貯蔵にいつも以上に細心の注意を払わなければなりませんし、様々な工夫を凝らして最良の状態に仕上げる技術が必要とされます。ですから、当たり年ではない年のワインは、技術に定評のあるワイナリーのものを選ぶことをおすすめします。当たり年ではないワインは、他の年に比べてリーズナブルな値段の場合がありますから、生産者によっては、当たり年にも負けないクオリティのワインを飲むことができるかもしれません。

ワインの当たり年を知る方法

知っておくとかっこいい!ワインの「当たり年」

では、当たり年はどうやって調べればよいのでしょうか?簡単に調べるならば、ワイン協会やワインの販売会社などが発表している「ヴィンテージチャート」を参考にする方法があります。前述したように、ヴィンテージとはブドウの収穫年のことを指します。

多くの場合は、特定の国や地域ごとに、各年のぶどうの質をチャート形式で評価しています。例えば、2000年のフランス・ブルゴーニュ産の赤の質はどうだろう、と知りたいときはチャートの該当箇所を見ればわかりますし、チャートをざっと見て、この年は全体的に質がよいな、などの知識を入れておくこともできます。

ただ、これはあくまでその年のブドウの質を評価したものであり、醸造の方法や熟成の過程によってワインの味わいは大きく変わります。当たり年かどうかは参考指標の一つと捉えましょう。

ワインの当たり年を楽しむタイミング

ワインの当たり年を調べる方法についてお分りいただいたところで、当たり年のワインをどんな時に購入するべきかについて、ご提案いたします。

ワイン好きの人に、とっておきのプレゼントとして贈るのはいかがでしょうか?その方の好みの産地があれば、その地方の当たり年ワインを贈ってみましょう。きっと喜んでくれるはずです。

知っておくとかっこいい!ワインの「当たり年」

比較的新しい年で当たり年があれば、将来の楽しみのために買っておくのもおすすめです。ワインは熟成させることで味わいが豊かになるものも多く、そうした長期熟成タイプのワインは古くなれば価値が上がることが多いものです。値段の安いうちに購入しておくのも賢い手ですね。

もし、その方の生まれ年が当たり年であれば、そのヴィンテージワインを、誕生日や記念日の贈り物にするのもロマンチックで素敵です。生まれた年に作られたワインを味わいながら、それまでの人生を振り返る・・・なんと素晴らしいことでしょう!

まとめ

ワインというお酒は、前知識なしに気軽に飲んでもおいしいものですが、関連する知識を得るとさらにおもしろくなるお酒でもあります。今回はワインの当たり年について解説いたしました。当たり年のワインだけがおいしいというわけではありませんが、ブドウは年ごとに出来が異なることや、それによって味わいに大きな影響を与えることなどを、ワインに興味を持つきっかけにしていただければ幸いです。
また、自分の生まれた年は当たり年かどうか調べてみるのもおもしろいですよね。ぜひヴィンテージにも着目してワインを選んでみてください。

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