CULTURE

創立550年のイタリアの名門ワイナリー。テヌータ・カレッタの歴史とこだわり

イタリアワインを代表する「バローロ」または「バルバレスコ」をご存知でしょうか?この有名な赤ワインの産地は、イタリア北部のピエモンテ州にあります。今回は、そのピエモンテ州にある老舗の名門ワイナリー「テヌータ・カレッタ」をご紹介します。

創立550年のイタリアの名門ワイナリー。テヌータ・カレッタの歴史とこだわり

 

550年の歴史をもつ名門ワイナリー、「テヌータ・カレッタ」の特長

テヌータ・カレッタは、ピエモンテ州の南に位置する、ロエロ地区の美しいブドウ畑の中に建つ、素朴な雰囲気のワイナリーです。まずはこのワイナリーの歴史についてみていきましょう。

550年の歴史

テヌータ・カレッタは、ピエモンテ州でもっとも古い歴史をもっているといわれています。ワイナリーの名前は、14世紀後半、この土地を購入したアルバの貴婦人カレータ・コスタンツィ(領主カレータ)に由来しています。

その後、1467年11月28日、当時の所有者であるアンドレア・ダミアーノが小作人へ“カレータ農園”の権利を譲渡したという証書が残っています。これがこのワイナリーの始まりとされています。

歴史とともに所有者を変えながらも、ワイナリーは高品質のワインを造り続けます。転機となったのは1985年、アルバの大手繊維メーカーであるミローリオ家に所有が移った時です。

ミローリオ家は、高品質ワインを造るべく必要な投資を行い、伝統を守りつつも、先進技術を最大限取り入れ、技術改革を行いました。また、厳しい管理のもと古いセラーの修復を開始し、1990年代にワイナリーは完全に再建されました。

創立550年のイタリアの名門ワイナリー。テヌータ・カレッタの歴史とこだわり

温度管理のできるステンレスタンクや、様々な原産地の上質なオーク材を使った多様な大きさの樽の使用など、伝統的方法に最新技術を融合させながら、理想とするワイン造りを行っています。

ユネスコ世界遺産に指定された銘醸地に自社畑を保有

テヌータ・カレッタは、ワイナリーが位置するロエロ、バローロおよびバルバレスコ、そしてその間の地区にも自社畑を所有しています。

創立550年のイタリアの名門ワイナリー。テヌータ・カレッタの歴史とこだわり

ロエロ地区とモンッフェラート地区は、2014年にユネスコ世界遺産に指定された偉大なワイン生産地です。ここに65ヘクタールの畑を所有しています。栽培されているブドウの多くはアルネイス種と呼ばれるイタリアのブドウ品種です。タナ川の北側に位置するロエロ地区は、約500万~258万年前に海面に浮上して形成された土地。土の表面は柔らかく、非常に水はけが良いブドウの栽培に適した土壌です。

そして、銘醸地として名高いバローロ村の区画、カンヌービの丘に2.6ヘクタールのブドウ畑を保有しています。栽培されているのはネッビオーロ種です。

テヌータ・カレッタの深い歴史の中で完成された素晴らしいワインたち。ここからはそんなワインの中でも特におすすめのワインをご紹介します。まずは王道のバローロ、バルバレスコから!ワンランク上の高品質をお楽しみ頂けます。

 

カレッタ カンヌービ バローロ(参考小売価格:税抜10,008円)

創立550年のイタリアの名門ワイナリー。テヌータ・カレッタの歴史とこだわりバローロ村の歴史ある銘醸地、カンヌービ畑で育つブドウを使って造られているのがこの「カンヌービ バローロ」です。

カンヌービに降り注ぐ豊かな太陽光のもとで育った、素晴らしいブドウで造られており、薔薇やカカオのような香りに、ほんのりスパイスを感じる濃厚な仕上がりとなっています。

 

 

 

 

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CRカッシーナ ボルディーノ バルバレスコDOCG_外観カレッタ カッシーナ ボルディーノ バルバレスコ(参考小売価格:税抜8,008円)

トレイゾ村にあるボルディーノ地区のブドウで造られているワインです。より複雑味があり、芳醇かつスミレやバラのような香りに豊かな果実感が特長。エレガントな味わいでとても上品なワインです。

 

バローロやバルバレスコはハードルが高い感じがする、上級者向けでちょっと手が出せないかも…という方は、エントリーワインとしてお手頃価格で購入できる、次の2つのワインを試してみてください。

価格は控えめながら、カレッタ社の魅力はたっぷりと詰まっていますよ!王冠があしらわれたラベルが目印です。早速みていきましょう!

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赤ワインのすべてがわかる!基本からおすすめ赤ワイン20選を解説!カレッタ ポーディオ ポディウム セッラエ ランゲ  ネッビオーロ(参考小売価格:2,408円)

商品名のポーディオは1467年より貴族に所有されていた優良な区画名に由来しています。バローロやバルバレスコでも使用しているネッビオーロ種に加え、バルベーラ種を使用。それぞれのブドウの魅力がたっぷり詰まったミディアムボディの赤ワインとなっており、心地良いタンニンとバラのような甘い香りをまとっています。

 

焼肉や鰻の蒲焼など、味付けの濃い料理と合わせてお楽しみください。

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【おすすめ白ワイン20選】透明な色にくぎづけ。白ワインの洗練された魅力に迫る!カレッタ カイエガ ロエロ アルネイス (参考小売価格:税抜2,408円)

こちらは、ロエロ地区のシンボルとなっているアルネイス種のポテンシャルを最大限引き出して造られている、やや辛口の白ワイン。軽い苦味と程良い酸味があり、桃のようにジューシーでフルーティな味わいとなっています。

 

前菜や寿司、天ぷらとの相性抜群ですが、食前・食中・食後その全てに、そして肉・魚料理を問わずにマリアージュを楽しめるワインです。毎日の食事と合わせて楽しんでみてください。

最後に、やや甘口でとっても飲みやすい微発泡ワインを紹介します。ワイン2年生向け!といった味わいですよ。

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モスカート ダスティ DOCGカレッタ モスカート ダスティ DOCG(参考小売価格:税抜1,900円)

完熟したモスカート種の香りが詰まった低アルコールの甘口微発泡の白ワイン。味わい深く、甘いのでワインが得意でない方でも親しみやすいアイテムです。

食前酒や食後にフルーツと楽しむのもおすすめです。

 

 

 

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まとめ

歴史あるテヌータ・カレッタのワインについて、理解は深まりましたでしょうか。歴史を知らなくともワインは飲めますが、こういった背景を知ると、よりワインを堪能できる気がしますよね。

特別な日にはバローロやバルバレスコを選び、普段は王冠ラベルの2本、友達が来る日にはモスカートといったように、シーンに合わせて選び、その日その瞬間のおいしさを楽しんでくださいね。

 

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