高級シャンパーニュ「テタンジェ」の魅力とは?

「テタンジェ」といえば高級レストランで見かける機会が多いシャンパーニュ(シャンパン)です。世界ではシャンパーニュの代表的なメゾンワイナリーとして高い人気を誇ります。

テタンジェの魅力は品質の高さとテタンジェ家による家族経営ならではの独自性です。どんなワイナリーなのか詳しく紹介しましょう。

高級シャンパーニュ「テタンジェ」の魅力とは?

テタンジェの特長についてご紹介

テタンジェが登場するまで、シャンパーニュは黒ブドウを主体としたやや重たい味覚が主流でした。

テタンジェはあえてシャルドネを主体にすっきりしとしたシャンパーニュを造り、ワイン通を虜にしたのです。

今でもそのエレガントな味わいは「シャンパーニュ界の伯爵」と高く評価されており、フランス大統領の公式レセプションでも飲まれています。

グレープフルーツに少しスパイスの風味が感じられる「コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン」。柑橘系のフレッシュさの後に白桃のシロップ漬けの風味が広がる「プレリュード グラン・クリュ」。

みずみずしい味わい、そして果実のシロップ漬けの甘い香りがする「ノクターン」などバラエティ豊かです。

テタンジェは華やかな香りとすっきりとした飲み口が特長なので食前酒としても楽しめます。

料理と合わせるなら刺身や魚のソテー、スモークサーモンなどの魚介類が合うでしょう。淡泊なチキンや軽いオードブルとの相性も抜群です。ほんのり甘さのあるノクターンはデザートやフルーツと一緒に楽しめますよ。

価格は、ブリュット・レゼルブが税抜で6,000円台からですから、記念日や大人のホームパーティーなど特別な機会に飲みたいですね。レストランでは料理に合わせチョイスしてみましょう。

テタンジェの歴史

テタンジェが誕生したのは1932年のこと。この年、創設者のピエール=シャルル・テタンジェはシャンパーニュの老舗ワイナリーであるフォレスト=フルノー社を買い取りました。

ピエールは第一次世界大戦(1914~1918)時に、フォレスト=フルノー社があったシャンパーニュ地方のマルケットリー城に駐留しており、いつか自分のものにしようと決めていたのです。

ランスのサン・ニケーズの丘にあるテタンジェの本社敷地内には地下18メートルに「カーブ」と呼ばれるセラー(地下貯蔵庫)があります。

歴史は古く、元々は白亜質石灰石を切り出した後の洞窟であり、4世紀頃からサン・ニケーズ修道院の地下礼拝堂として使われた後、シャンパーニュの貯蔵庫になりました。

1952年にグラン・クリュの畑で収穫されたシャルドネ種のブドウのみで造られたコント・ド・シャンパーニュ・ブラン・ド・ブランを発表し、シャンパーニュ界に新風を巻き起こしました。

それまでのシャンパーニュはシャルドネとピノ・ノワール、ムニエを合わせていたのに対し、「コント・ド・シャンパーニュ」は厳選されたシャルドネだけで造られたのです。

ちょうど料理界でもシンプルで素材の味わいを活かした「ヌーベル・キュイジーヌ」が台頭していた頃です。軽くてすっきりしたテタンジェのシャンパーニュはその流行とマッチしていました。

今でもテタンジェ家がオーナー兼経営者である企業ならではの独自性を保ちながら、料理コンクールを開催したりアートや音楽との融合を計ったりするなど、文化や芸術の発展にも力を入れています。もちろん、その中心に優れたシャンパーニュがあるのはいうまでもありません。

テタンジェが育つブドウ畑

テタンジェは自社でブドウ畑を保有しており、総面積は37区画288ヘクタールにも及びます。これは東京ドームが61個入るほどの広さです。

約50%という高い自給率によってブドウの品質を保ち、クオリティの高いシャンパーニュを生み出しています。

残り50%はシャンパーニュ地方で優良なブドウ畑を持つ複数のワイナリーや協同組合から供給してもらっているため、安定してシャンパーニュを製造できるのです。

自社畑で栽培されている品種の約4割がシャルドネです。その中でもグラングリュに格付けされている「コート・デ・ブラン」で栽培されたシャルドネがテタンジェのシャンパーニュの個性になっています。

その代表が一番搾りの果汁のみで造られたコント・ド・シャンパーニュです。

コート・デ・ブランで栽培されたシャルドネはミネラル分が豊富です。涼しくて程良い湿度のセラーで長きにわたって熟成させると、繊細でありながら深みを増した味わいのシャンパーニュになります。

テタンジェの取り組みや実績

テタンジェの取り組みや実績

テタンジェは芸術にも高い関心を持ち、ボトルにもその一端が現れています。例えば「テタンジェ・アート・コレクション」です。

これはプレステージ級のシャンパーニュだけが詰められるもので、1978年の初ヴィンテージ発売から2018年1月までにリリースされたのは、わずかに13種類だけです。その時々で話題の芸術家がデザインを担当しています。

さらに2014年のFIFAワールドカップでは初の公式シャンパーニュに選ばれました。2016年には50周年を迎えたモントルー・ジャズ・フェスティバルを記念したスリーヴァーボトルを販売しています。

2017年には第30回東京国際映画祭の公式シャンパーニュになるなど、スポーツやイベントにも積極的に関わっています。

テタンジェは食文化の発展にも熱心です。その一環として1967年から「ル・テタンジェ国際料理賞コンクール」を開催しています。

フレンチのシェフにとっては登竜門ともいえる大会です。日本でも予選が行われており、1984年には日本人のシェフがパリの本選で優勝しました。

テタンジェのラインナップ~ロゼ~

テタンジェではロゼのシャンパーニュもラインナップされています。コント・ド・シャンパーニュのロゼは同じ辛口でもまろやかで滑らかな味わいです。

「プレスティージュ」は赤ワインをブレンドする「アッサンブラージュ」製法で造られており、絶妙な配合によって美しいサーモンピンクのシャンパーニュに仕上がっています。

ノクターンのロゼはスリーヴァーボトル仕様のみ販売されています。タンニンによるコクとお菓子を思わせる香りが特長です。

一般的なロゼより「門出のリキュール」といわれるドサージュの比率が多いため、テタンジェのロゼの中では女性に親しみやすいかもしれませんね。

魚介類に合う白のシャンパーニュに対して、ロゼは中華やお肉、フルーツタルトやフルーツサラダなど幅広くお料理とのマッチングを楽しんでみてください。食後の1杯としても優美な余韻を残してくれるでしょう。

まとめ

テタンジェが高品質のシャンパーニュを製造できるのは、自社で優れたブドウ畑と熟成に適したセラーを保有しているからです。

ファミリー経営ならではの一貫したポリシーの元、テタンジェの独自性は後世に受け継がれていくでしょう。

シャンパーニュを飲みたくなったとき、テタンジェはいつでも期待に応えてくれるはずです!

◆リンク
サッポロビールが提供する、テタンジェ
http://www.sapporobeer.jp/wine/taittinger/index.html

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