ホームパーティーに持っていくと、喜ばれること間違いなしのスパークリングワイン。でも、スパークリングワインを自分で開ける自信がない、失敗しそうで怖いという声をよく聞きます。そこで今回は、スパークリングワインの開け方について詳しくていねいに解説していきます。
目次
スパークリングワインを開ける前に注意しておきたいこと
スパークリングワインを上手に開けるコツは、開ける前にしっかり冷やすことと衝撃を与えないこと。この2つのポイントをおさえておくと、上手に開けることができます。
開ける前にしっかり冷やすこと
辛口は6~8℃、甘口は4℃くらいに冷やしておきましょう。この温度まで冷やしておくと、美味しく飲むことができます。
また、しっかりと冷やすことで開けたときの噴きこぼれを防ぐこともできます。持っていく場合は、持ち運びできるワインクーラーを使うようにして、冷えた状態をキープできるようにしましょう。
適温まで冷えたかどうかはっきり知りたいという方は、ワイン専用温度計を購入しておくのもいいかもしれません。
冷蔵庫に入れて4~5時間冷やしておくと5℃くらいまで下がるので、これをひとつの目安にすることもできます。
衝撃を与えないようにする
スパークリングワインは、少しの衝撃でもワインが噴きこぼれてしまう可能性があります。持っていく場合は、衝撃を与えないように慎重に取り扱うようにしてください。
もし衝撃を与えてしまった場合は、しばらくの間ボトルを立てておくようにしましょう。そうすることで、噴きこぼれてしまうことを避けることができます。
その他の注意点
開けるときにワインオープナーなどの器具は使用しないでください。瓶が破裂する可能性があり大変危険です。
また、人や物に向かってワインを開けることもしないようにしましょう。コルクが飛んで人や物にあたってしまっては、せっかくのパーティーが台無しになってしまいます。
スパークリングワインの開け方
力や技術がないとスパークリングワインを開けることはできないと感じている方も多いかもしれませんが、正式な開け方さえ知っていれば誰でも開けることができます。
下記の5つのステップで、スパークリングワインは開けることができます。
1.キャップシールを外す
2.ナプキンをかぶせて、コルクの留め金(ワイヤー)をゆるめる
実際にはナプキンをかぶせますが、どのようになっているのか分かりにくいと思いますので、ここからはナプキンがない状態で説明します。
留め金(ワイヤー)はつまみ部分を手でくるくると回し、すべて回し終わったら、外側に向かって少し広げてゆるめておきます。
栓が飛び出す可能性があるので、指でおさえながら留め金(ワイヤー)をゆるめましょう。
3.栓の上を押さえながら、ボトルの下の方を持ってゆっくり回す
4.ボトル内のガス圧によって自然に持ち上がったら、栓を押さえて静かに抜いていく
ここで慌てずに落ち着くことが大切です!
5.最後に栓を少し傾けて、隙間からガスを逃がす
ナプキンを栓の部分にかぶせておくと、噴きこぼれやコルクが飛んでしまう危険を防止することができます。
またナプキンがあると、開栓した後に瓶の口をふき取ることもできるので、スパークリングワインを持っていく際はナプキンも忘れずに持参しましょう。
ちなみに、スパークリングワインは一度開栓したらコルクで再栓をすることはできません。専用のストッパーを使用する必要があります。こちらも忘れずに用意しておくといいでしょう。
今回、開け方の解説ではポール・ルイを使用しました。
ポール・ルイは、1909年創立の歴史を持つフランス、C.F.G.V.社のスパークリングワイン。
果実味を感じられる柔らかな泡とフレッシュな酸味が特徴の
白の辛口スパークリングワインです。
金色とピンクのパッケージが華やかなのでホームパーティーにぴったりです。
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ゾルクキャップの開け方
通常、スパークリングワインの栓はコルク栓ですが、再栓できる新型キャップも登場しています。ゾルクキャップという、オーストラリアのゾルク社によって開発された、何度でも開け閉めできる再栓可能な特殊なキャップです。
一般的なスパークリングワインの栓よりも比較的簡単に開けることができ、再栓もしやすいということで[イエローテイル]のスパークリングワインで採用されています。
◆[イエローテイル]のゾルクキャップの開け方
1.キャップシールを外す
2.キャップの下部分を切り込みにそってめくる
3. キャップにナプキンをかぶせ、ボトルを机に置いた状態でしっかりと握り、もう一方の手でナプキンの上からキャップ全体をしっかりと握り、キャップを上に引き上げる。
実際にはナプキンをかぶせますが、どのようになっているのか分かりにくいと思いますので、ナプキンがない状態はこちらの画像でご確認ください。
ボトルを机に置いた状態でしっかりと握り、もう一方の手でキャップ全体をしっかりと握ります。
キャップを上に引き上げます。
これで開けることが出来ました。
■再栓の仕方
ゾルクキャップは再栓するのも簡単です。キャップ上部中央にある赤い部分をカチッというまで押し下げます。赤いひだのような部分が下から出ている状態で、手をかぶせて黒い部分を押し下げて栓をします。
[イエローテイル]では、モスカート・バブルスとバブルス・ドライなどにゾルクキャップが採用されています。
[イエローテイル] モスカート・バブルス(参考小売価格:税抜1,100円)
フレッシュなイチゴの味わいが特長のやや甘口のスパークリングワイン。
低アルコールタイプなので、いつでもどこでも楽しむことができます。
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[イエローテイル] バブルス・ドライ(参考小売価格:税抜1,100円)
爽やかな泡とともにフルーティーな味わいが広がる、
やや辛口のスパークリングワイン。
マスカットやライチを想わせる香りがあり、すっきりした後味を楽しめます。
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スパークリングワインの注ぎ方
2回に分けて注ぐのがポイント。1回目は泡がグラスの8分目くらいになるように注ぎ、泡がおさまったら2回目を注ぎます。
スパークリングワインをグラスに注ぐ適量は6分目とされています。見た目が美しいだけでなく、ちょうど飲み切りやすい量になるので、覚えておきたいポイントのひとつですね。
注ぎ終わったら、スパークリングワイン専用のストッパーを使用して、泡が抜けてしまうのを防ぐようにしましょう。
・エアープレス シャンパンストッパー(参考小売価格:税抜800円)
このストッパーは、ポンプをプッシュしてボトル内に空気を送り込む機能がついているので、スパークリングワインの命ともいえる炭酸抜けを防ぐことができます。
・バキュバン製 シャンパンセーバー(参考小売価格:税抜1,615円)
こちらのストッパーは、ポワラーにもなる優れもの。銀のレバーを上下に動かすことでセーバーが開閉するので、ストッパーを付けたままグラスに注ぐことができます。
スパークリングワインに限った話ではありませんが、やはり適温でなくなると本来の美味しさを感じられなくなります。なので、ワインクーラーを用意して、いつも適温をキープできるようにしましょう。
残ってしまったらどうする?
一度開けたのであればできれば飲み切るのがベストですが、もしも残ってしまったらどうしたらよいのでしょうか。
食後のデザートとして、スパークリングワインでサングリアを作ってみるのはどうでしょうか。イチゴやキウイ、柑橘系のフルーツと組み合わせることで、違った味わいを楽しむことができます。
それでも残ってしまった場合は、ストッパーをつけて冷蔵庫で保存しましょう。冷蔵庫には立てて入れるようにしてください。横にすると空気に触れる面が増えて、劣化が早まってしまいます。
※ワインについては、記事掲載時点での情報です。
まとめ
スパークリングワインは、コツさえつかめれば女性でも簡単に開けることができます。開ける前には、適温まで冷やしておきましょう。そして、衝撃を与えないように気を付けてください。開けるときには、ここで紹介したステップで開けると、上手く開けることができるはずです。
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