ドイツワインを代表する品種『リースリング種』の魅力

白ワインに使われるブドウの一種、リースリング種は、ドイツを代表するワイン用ブドウのひとつです。

ドイツのみならず世界各地で愛されているブドウ品種で、アメリカでは2008年からほぼ毎年夏に『Summer of Riesling(サマー オブ リースリング)』というリースリング種を主体にしたイベントも開催されています。

リースリング種は様々な季節やシーンにマッチする白ワインです。その魅力について、特長や合う料理を中心にご紹介します!

ドイツワインを代表する品種『リースリング種』の魅力

リースリング種の特長

ワイン用ブドウの中で古い歴史を持つリースリング種は、ドイツのラインガウ地方が原産地。世界の栽培面積のおよそ半分がドイツ国内にあるほど、現在もドイツを代表するブドウ品種です。

特にこのラインガウ地方は、リースリング栽培に特化しているといっても過言ではなく、栽培ブドウの90%がリースリング種で占められています。

リースリング種のブドウは小粒な実で小さな房が特徴です。冷涼な気候を好み、比較的寒さに強く、収穫時期がやや遅めな晩熟タイプ。

若いワインとしても、長期熟成ワインとしても楽しめ、貴腐ワインの材料としても用いられます。

よくシャルドネ種と対抗種的な存在としてあげられますが、世界各地で栽培されるシャルドネ種に対し、リースリング種は栽培地を選ぶデリケートさを持っています。一方で、その土地の特長を如実に表す多様性はリースリング種もシャルドネ種も同じ。どちらも栽培地や生産者の個性を知るには最適のブドウ品種です。

リースリング種は、シャープかつ豊かな酸とミネラル感があり、フルーティーな味わいのワインに仕上がります。甘口から辛口まで、様々なバリエーションを造り出せることもあって、世界各国の料理と合わせやすいのが大きな魅力です。

リースリング種はペトロール(石油っぽい香り)が特長としてあげられますが、ペトロールを感じるのは熟成されたものに多く、若いワインはさほど感じません。その他、はちみつ・りんご・白い花など、爽やかな香りがリースリング種の特長的な香りです。

アルコール度数は一般的には、辛口で9~11%、甘口で7~9%と低めなので、ワインの初心者にも勧めやすいのではないでしょうか。

リースリング種の主な産地

環境を選ぶ気難しいリースリング種ですが、ドイツ以外でも栽培されています。ここでは、リースリング種の主な産地のうち、4つをご紹介します。

栽培地の特長が現れやすいため、それぞれのワインの傾向についてもまとめました。ぜひ、リースリング種を使ったワイン選びの参考にしてみてくださいね!

ドイツワインを代表する品種『リースリング種』の魅力

■ドイツ

ラインガウ地方の他、モーゼル地方もドイツのリースリング産地として有名です。

ラインガウ地方のブドウで造られたワインは最高級品とされ、力強さを感じる味わいの中に、エレガントさも感じます。モーゼル地方は正反対の繊細さが特長で、透明感のあるワインに仕上がります。

リースリングというと甘口を想像する方も多いかもしれませんね。近年は辛口も注目されており、古い歴史を持つドイツでも、甘口から辛口まで様々なワインが楽しめるようになりました。

■フランス

ライン川流域にあるアルザス地方は、隣接するドイツの影響を色濃く受けており、フランスワインというよりもドイツワインに近い文化が残っている地域です。

そんなアルザス地方で、19世紀後半あたりからリースリング種は栽培されるようになりました。冷涼ながら雨が少なく、安定した気候が栽培に適しており、現在はアルザス地方で栽培されるワイン用ブドウの代表的な存在です。

アルザス産の特長はミネラル感が強く出るということ、白い花を思わせる香りによるエレガントさにあります。

ドイツワインを代表する品種『リースリング種』の魅力

■アメリカ

ワシントン州とニューヨーク州が有名なリースリング産地です。オフドライ(半辛口)タイプの他、甘口や辛口のワインも楽しめます。

ニューヨークでは1950年代に栽培が始まりましたが、爆発的な人気が出たのは2000年代に入ってから。そのきっかけのひとつが、ニューヨークのとあるバーの店主兼ソムリエが発起人となった『Summer of Riesling』です。

店内のグラスワインでの提供をリースリング種のワインのみにする、というイベントで、ニューヨーカーたちの「リースリングは甘口」という固定概念を壊しました。リースリングの魅力を多くの方に知ってもらう試みとして、今や世界各地で行われています。

■オーストラリア

クレア・バレーとエデン(イーデン)・バレーが、上質なリースリング種の生産地として知られています。また、他のオーストラリアの地方よりも高い標高と降雨量を持つアデレード・ヒルズも、多くの栽培品種の中にリースリング種が含まれており、銘醸地のひとつです。

オーストラリアで作られるリースリング種のワインは、寒暖差の大きな気候に鍛えられたからか、力強いボディが特長的です。

味わいはどこか上品さを感じる辛口で、ライムや石油香が広がります。特にその香りは、他の産地以上に芳しいと高い評価を得ています。

 

リースリングを使ったおすすめのワインと相性の良い料理

ドイツワインを代表する品種『リースリング種』の魅力

甘口から辛口まで豊富にあり、香りについても多様な表情で楽しませてくれるリースリング種。産地ごとの特長も異なるからこそ、中華や洋食、和食など、どんな料理とも合わせやすいのが魅力です。

ここでは、おすすめの各国のリースリング種を使用したワインと、マリアージュを楽しんでほしい料理をご紹介します。ぜひ一度試してみてくださいね!

■ドイツ

ドイツワインを代表する品種『リースリング種』の魅力

ラングート ツェラー・シュバルツ・カッツQ.b.A(参考小売価格:1,150円:やや甘口)
http://www.sapporobeer.jp/product/wine/F733/index.html

ツェラー村に伝わる「おいしいワインを黒猫が教えてくれた」という
伝説にちなんだラベルと商品名が可愛らしい一本。桃を思わせる香りに
リースリングならではの酸味が、親しみやすい口あたりに仕上げています。

おすすめの料理は甘酸っぱい中華料理。たとえば、酢豚なら食べ応えもあって
ワインのまろやかな甘さにぴったりです。

ドイツワインを代表する品種『リースリング種』の魅力

■アメリカ

ツーヴァインズ・ワイナリー 

ツーヴァインズ・リースリング(参考小売価格:1,600円:やや甘口)
http://www.sapporobeer.jp/product/wine/G982/index.html

エレガントな白い花の香りを更に爽やかにさせる、洋梨とライムの香り。
濃厚な果実とハチミツの香りが奥行きをプラスした一本で、酸味とほのかな
甘さのバランスが絶妙です。

サーモンのグリルやタイ料理など、合わせる料理もあっさりテイストながら、
どこか深みを感じるものがおすすめです。

ドイツワインを代表する品種『リースリング種』の魅力

■オーストラリア

ドイツワインを代表する品種『リースリング種』の魅力

[イエローテイル] リースリング(参考小売価格:1,007円:やや辛口)
http://www.sapporobeer.jp/product/wine/LH95/index.html

ミネラル感がしっかり存在する一本。シトラスのフレッシュな香りの中に、
華やかさを思わせるフローラルな印象が広がります。

さっぱりした料理を合わせるなら、この[イエローテイル]リースリング。
白身の焼き魚や天ぷらなどの和食とも相性抜群です。

ドイツワインを代表する品種『リースリング種』の魅力

 

ドイツワインを代表する品種『リースリング種』の魅力

ピーター・レーマン・ワインズ エデンヴァレー・リースリング・ポートレート(参考小売価格:2,200円:やや辛口)
http://www.sapporobeer.jp/product/wine/LC00/index.html

キュッと引き締められる辛口ですが、エレガントさも忘れていないのが特長。
摘みたてのライムやりんごを思わせる香りと酸味は、2~3年熟成させると、
はちみつのような濃厚さを増します。

和食をはじめ中華料理とも合わせやすく、おすすめは鶏肉と
カシューナッツ炒めです。ぜひマリアージュを楽しんでみてください。

ドイツワインを代表する品種『リースリング種』の魅力

 

ドイツワインを代表する品種『リースリング種』の魅力

ペンフォールズ クヌンガ・ヒル・オータム・リースリング(参考小売価格:2,800円:やや甘口)
http://www.sapporobeer.jp/product/wine/MN38/index.html

ちょっとした贅沢にぴったりなペンフォールズ 
クヌンガ・ヒル・オータム・リースリングは、ラベルの可愛らしさも
パーティーの場におすすめ。レモンバスソルトやトラミネールの
スパイシーな香りと、ピンクローズのキュートで上品な香り。

甘味と酸味のバランスが絶妙で、ワインの初心者にも飲みやすいのが特長です。
食欲を刺激してくれるので、天ぷらなど和食のあっさりした味にもよく合います。

ドイツワインを代表する品種『リースリング種』の魅力

 

まとめ

リースリング種は古い歴史を持つワイン用ブドウ品種のうちのひとつ。代表的な産地は、原産国でもあるドイツのラインガウ地方です。

従来は甘口のワインをイメージする人が多かったのですが、近年は辛口で高品質なワインも多く、産地ごとの特長とともに多様性を増しています。

初心者にも飲みやすいアルコール度数なので、ぜひお気に入りの産地やワイナリーのアイテムを見つけてくださいね。

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