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ワインには生ハムがおすすめ!楽しみ方をご紹介

手の込んだ料理と合わせるのも良いけれど、もっと手軽にワインを楽しみたいですよね。
チーズやお菓子もおいしいですが、今回はちょっと贅沢に生ハムとのマリアージュをご提案します!
生ハムとワインのマリアージュを楽しむために、生ハムの種類やワインと合わせるコツ、おすすめの組み合わせ例をまとめたので、一度試してみてください。

ワインには生ハムがおすすめ!楽しみ方をご紹介

生ハムの種類

生ハムの種類はどんなものがあるか、ご存知でしょうか。「え?生ハムは生ハムでしょ?」と思う方も多いかもしれませんね。

まずスペイン・イタリアなど国別に分けることができ、さらに調理法や熟成期間で分かれます。ポルトガルやブルガリア等、多くの国で生ハムは作られていますが、今回はワインにおすすめの生ハムとして、スペインとイタリアの生ハムに絞ってご紹介します!

■スペイン

ワインには生ハムがおすすめ!楽しみ方をご紹介

スペイン語でハムは『ハモン(Jamon)』と呼び、塩味が強いのが特徴。以下の2種類が伝統的なスペインの生ハムです。

・ハモン・セラーノ
・ハモン・イベリコ

ハモン・セラーノはスペインでもっとも広く作られている、改良種の白豚を使用したタイプの生ハムです。山岳地帯の寒冷な気候を利用して作られることから、山のハムとも呼ばれているそうです。

一年以上の熟成期間を置くことで生まれる独特の風味が愛され、イタリアのプロシュット・ディ・パルマと中国の金華ハムと並んで、世界三大ハムのひとつとしてスペイン以外の国でも愛されています。

ハモン・イベリコは黒豚イベリア種(イベリコ豚)の肉で作られる生ハムで、高級品です。その理由は、材料となるイベリコ豚の育成に手間がかかっていることと、ハモン・セラーノ以上の長期熟成を要するため非常に少量生産となってしまうからです。

■イタリア

ワインには生ハムがおすすめ!楽しみ方をご紹介

イタリアでは、加工肉全般をプロシュートと呼び、生ハムは『プロシュット・クルード(prosciutto crudo)』が正式名称です。エミリア・ロマーニャ州パルマと、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州サン・ダニエーレが、イタリア生ハムの生産量のうち約半数を生産しています。

イタリアの生ハムの代表として以下が挙げられます。

・プロシュット・ディ・パルマ
・スペック

パルマのプロシュット・ディ・パルマは、イタリアで最も有名な生ハムといっても過言ではない伝統的な生ハムです。特徴的なのは、肉を塩漬けした後、燻製せず1~2年間の乾燥期間を置いて熟成させる製法を採用している点。地元の良質な塩で塩漬けした豚もも肉は、肉の審査も厳しく、認定の養豚場で飼育された豚のみが使用されます。

燻製した生ハムは、たとえばスペックなどがあげられます。オーストリアとの国境付近に位置するチロルが生産地で、塩漬けした豚もも肉を一度燻製してから長期熟成する生産方法です。燻製といってもスモーキーさは強くなく、食べやすく優しい風味に仕上がっています。

生ハムとワインのおいしい食べ方とは?

「肉だから、合わせるなら赤ワインでしょ!」と決めていませんか?

生ハムは塩漬けされた味と薄くスライスされた食感から、あっさりした味わいともいえます。ワインを選ぶ際はあまり重すぎない、飲み口が軽めのものがおすすめです。

赤ワインでも白ワインでも合わせられますが、酸味が控え目なものを選びましょう。爽やかな飲み口のスパークリングワインや飲みやすいロゼと合わせるのも良いですね!

それでもワイン選びに迷ったら、以下のポイントを意識して絞り込んでいくといいでしょう。

・産地をワインと生ハムで合わせる
同じ風土で育ったワインと食材なら相性はばっちり。たとえば、イタリア産の生ハムなら、現地でも定番のスパークリングワイン、ランブルスコと合わせてみてください。スペイン産の生ハムには、スペインを代表する赤ワイン、テンプラニーリョがおすすめです。

ワインには生ハムがおすすめ!楽しみ方をご紹介

・他の食材と生ハムを組み合わせる
生ハムを他の食材と組み合わせて、よりワインと合わせやすくする方法もあります。サラダやピザと合わせるのはもちろん、生ハムをメロンや柿といった果物に乗せたり、チーズに巻いて食べてみたりするのもおすすめです。白ワインを選ぶなら、さっぱりした白身魚を生ハムで巻くとマリアージュを楽しめますよ!

ワインには生ハムがおすすめ!楽しみ方をご紹介

種類別!生ハムに合うおすすめワインをご紹介!

ここではイタリアとスペインの一部の生ハムを例にあげましたが、生ハムの種類は多く、味わいもバリエーションに富んでいます。そこで、生ハムとのマリアージュ初心者さんに向けて、おすすめのワインと生ハムの組み合わせをまとめてみました。

自宅でチーズやチョコレートと一緒に楽しむように、ぜひ生ハムとワインの組み合わせも気軽に試してみてくださいね。

 

ワインには生ハムがおすすめ!楽しみ方をご紹介 ヴィニデルサ・ドゥーシェ・シュバリエ・ブリュ(参考小売価格:1,480円)

http://www.sapporobeer.jp/product/wine/N061/index.html

シャンパンと同じ製法で造られたスペインの
スパークリングワイン(カバ)です。
辛口でキレのある味わいながら、どこかコクを感じるのが魅力。

同じくスペインの代表的なメーカー、エスプーニャ社のミニ・ハモンとの相性が抜群です。

 

ワインには生ハムがおすすめ!楽しみ方をご紹介

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ワインには生ハムがおすすめ!楽しみ方をご紹介 カレッタ モスカート・ダスティ DOGG(参考小売価格:1,900円)

http://www.sapporobeer.jp/product/wine/PH59/index.html

モスカート種100%のイタリアの微発泡の白ワインは、レモンやセージを
思わせる、爽やかですっきりとした香りと飲み口です。ほんのりと感じる
やや甘口の優しい味は、レボーニ社のレボーニ・アンティパストと合わせると
お互いの良さを邪魔しません。

 

ワインには生ハムがおすすめ!楽しみ方をご紹介

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ワインには生ハムがおすすめ!楽しみ方をご紹介 プリマヴォーチェ・ロッソ・サレント(参考小売価格:1,200円)

http://www.sapporobeer.jp/product/wine/LK09/index.html

生ハムにぴったり合う、ミディアムボディのイタリア赤ワイン。軽いながらも
タンニンをしっかりと感じられるボディで、凝縮された果実の甘味が飲みやすく
仕上げています。おすすめの生ハムは、フランス産の乾燥生ハム
また、サラミ(乾燥ソーセージ)の『ソシソン・セック』との相性も
なかなかです。

 

ワインには生ハムがおすすめ!楽しみ方をご紹介

http://www.partywine.com/shop/shopdetail.html?brandcode=000000011434

 

ワインには生ハムがおすすめ!楽しみ方をご紹介 カステッロ・ディ・ガビアーノ キャンティ(参考小売価格:2,000円)

http://www.sapporobeer.jp/product/wine/MN23/index.html

少しドライな口あたりのワインが良いなら、同じイタリア産の赤ワインでも、
カステッロ・ディ・ガビアーノ キャンティがおすすめです。
ワイルドベリーの香りに重なるスミレの香りと、後味のすっきりした
タンニンが特長。フマガリ社の養豚から加工まで一貫して自社生産に
こだわった、イタリアンプロシュートがぴったり合います。

 

ワインには生ハムがおすすめ!楽しみ方をご紹介

http://www.partywine.com/shop/shopdetail.html?brandcode=000000011214

 

ワインには生ハムがおすすめ!楽しみ方をご紹介 タラモンティ・トラボケット(参考小売価格:1,800円)

http://www.sapporobeer.jp/product/wine/L025/index.html

辛口の白ワインながら、梨やりんごのような甘く爽やかな香りが
優しいイタリア産ワインです。ささやかな花の香りが、
フマガリ社の肩ロース生ハム、コッパのスパイシーな味わいと相性抜群。

 

ワインには生ハムがおすすめ!楽しみ方をご紹介

http://www.partywine.com/shop/shopdetail.html?brandcode=000000011217

 

ワインには生ハムがおすすめ!楽しみ方をご紹介 マルケス・デ・リスカル ティント・レセルバ(参考小売価格:2,500円)

http://www.sapporobeer.jp/product/wine/K270/index.html

スペイン王朝御用達のマルケス・デ・リスカルより発売の赤ワインは、
フルボディながら適度なタンニンが飲みやすさを演出。長く続く後味は
主張しすぎず、優しく広がるバニラの香りとともに、肉料理の油っぽさを
洗い流してくれます。

そのままスペイン産の生ハムと合わせるのも良いのですが、せっかく王室御用達のワイナリーの味を楽しむなら、もう少し冒険してみてはいかがでしょうか。

 

ワインには生ハムがおすすめ!楽しみ方をご紹介

http://www.partywine.com/shop/shopdetail.html?brandcode=000000011404

エルポソ社のフエテックがおすすめです。生ハムに加工される上等な豚もも肉を材料に作られる、ちょっとリッチなサラミです。白カビで4週間しっかり熟成したその味は、フルボディの赤ワインにぴったり。

※ワインについては、記事掲載時点での情報です。

まとめ

手の込んだ料理は作りたくないけれど、ちょっと贅沢なおつまみを楽しみたい。そんなときにおすすめなのが、生ハムです!

イタリアやスペインなど、産地ごとに製造方法もこだわりも異なる生ハムは、ワインとのマリアージュを楽しむのにぴったりな存在。様々な組み合わせに挑戦して、ぜひ自分にとっての最高のマリアージュを見つけてくださいね。