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サッポロビールの若手ソムリエ社員セレクト「私の1本」~マトゥア リージョナル・ソーヴィニヨン・ブラン・マルボロ~

サッポロビールの若手ソムリエ社員がおすすめする、「私の1本」がはじまりました!お気に入りのワインの魅力を語りつくします。後半には、ベテランソムリエおぎさんによる詳しい解説もあります。ぜひ、みなさんのワイン選びのヒントにしてください。

サッポロビールの若手ソムリエ社員セレクト「私の1本」~マトゥア リージョナル・ソーヴィニヨン・ブラン・マルボロ~

みなさん、こんにちは!サッポロビール 東北本部 南東北支社の落合と申します。普段は、山形県内のホテルや飲食店様に、ビールやワインを中心とした酒類の営業をしています。

日々お客様にワインのおいしさや可能性をいかに伝えるか試行錯誤しているうちに、もっとワインについて詳しく知りたいと思うようになり、2018年に一般社団法人日本ソムリエ協会認定 ソムリエ資格を取得しました。

ソムリエ資格取得後は、定期的に担当エリアである山形県ソムリエ会のワインイベントに参加して、積極的にワインと関わっています。

そんな私がおすすめするお気に入りのワインは、「マトゥア リージョナル・ソーヴィニヨン・ブラン・マルボロ」です。ニュージーランドのマトゥアというワイナリーのソーヴィニヨン・ブラン種というブドウで造られた白ワインです。

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マトゥア リージョナル・ソーヴィニヨン・ブラン・マルボロ
(参考小売価格:税抜2,000円)

https://www.sapporobeer.jp/product/wine/MN48/

 

 

 

 

 

 

 

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鮮やかなブルーと爽やかな飲み心地

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マトゥア リージョナル・ソーヴィニヨン・ブラン・マルボロをおすすめする理由は、まずは見た目です!ワインのエチケット(表ラベル)の鮮やかなブルーがとても爽やかだと思いませんか。

ラベルの爽やかな水色は、「ティエル・カラー」といい、マトゥアのシンボルカラーです。氷河が解けた色ともいわれており、ニュージーランドの海や川のハッとする美しい水色を表しています。清涼感あふれるデザインなので、夏場など暑い時期にぴったりです。

この表ラベル、ワインが飲み頃温度に冷えているかがひと目で分かる、サーモラベルを採用しています。

7.7度の飲み頃になると、ラベルの右下にある白丸部分に雪の結晶があらわれ、さらにラベル全体にニュージーランドの先住民であるマオリ族のロゴデザインが青く浮かび上がります。ちなみに、マオリ族のモチーフをラベルにできるのは、マオリ族から認められたことを意味していて、ニュージーランドでは、ステータスなんですよ。

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マトゥア リージョナル・ソーヴィニヨン・ブラン・マルボロは、もちろん味わいも素晴らしいです。ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブラン種らしいパッションフルーツの香りにあふれていて、私の大好きな夏の季節にぴったりの涼やかな気分になれるワインです。

私は、自宅にワインセラーを持っていないので、冷蔵庫でよく冷やして飲んでいますが、グラス内で少し温度が上がると、より香りが引き立つので、1杯で2度楽しめるワインだと思っています。

ワインを通じて世界を知れる

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ワインを好きになると、自分の興味が、料理や世界の国々、旅行など、さまざまなことへ広がっていきます。海外旅行は、頻繁には行けませんが、ワインを通じて世界の国々を知り、その風土を味わうことができるのが、ワインの魅力だと思っています。

ベテランソムリエおぎさんのテイスティングコメント

ベテランソムリエのおぎです。落合さん、マトゥア リージョナル・ソーヴィニヨン・ブラン・マルボロとは、素敵なチョイスですね。ソムリエの先輩として、もう少し詳しく解説させてもらいますね。

おぎさん、心強いです!まずは味わいについて、おぎさんからもテイスティングコメントをお願いします。

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おぎ)解説と言っても、難しいことはお伝えしません。まずはマトゥア リージョナル・ソーヴィニヨン・ブラン・マルボロをテイスティングしてみての感想をお伝えしますね。

フレッシュなパッションフルーツとグレープフルーツの香りが素晴らしいワインですね。ミネラル感も感じますし、酸がいきいきしていて、暑い日や疲れた日に飲むにはぴったりのワインです。石ころが多い土壌で育ったブドウだから、ミネラル感につながっているのではないかと考えられます。

ワインの味を表現する用語にキリっと新鮮という意味の「Crisp(クリスプ)」という英単語がありますが、マトゥア リージョナル・ソーヴィニヨン・ブラン・マルボロはまさにCrisp(クリスプ)を楽しめるワインです。

一般的に、ブドウが熟すと酸味がなくなるのですが、マトゥア リージョナル・ソーヴィニヨン・ブラン・マルボロの場合は、しっかりとブドウは熟していながらきれいな酸味を保っています。ニュージーランド特有の冷涼だけれども、温暖な気候が影響していると考えられます。果実味があっての酸味なので、誰にでも喜ばれる飲み口だと思います。

ソーヴィニヨン・ブラン種とは

マトゥア リージョナル・ソーヴィニヨン・ブラン・マルボロはソーヴィニヨン・ブラン種のワインです。ソムリエ試験にも出ましたが、ソーヴィニヨン・ブラン種とはどのような品種なのか、あらためて教えてください!

ソーヴィニヨン・ブラン種は、酸が特徴的なブドウ品種です。若草やハーブのような香りで、アロマ系ワインの代表といえる品種ですね。

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おぎ)有名なソーヴィニヨン・ブラン種の産地は、フランスのロワール、ボルドー、アメリカのカリフォルニア、オレゴン、チリです。比較的冷涼な地域を好む品種で、オーストラリアではタスマニアで生産されています。

主な原産地の1つであるフランスのロワールに対して、マトゥア リージョナル・ソーヴィニヨン・ブラン・マルボロの産地、ニュージーランドは暖かい気候です。比較すると、酸と果実濃度に違いがあります。ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブラン種は、果実の甘味や濃縮感があり、果実感が特徴的。フランス産のソーヴィニヨン・ブラン種は、さっぱりしていて切れ味があります。

ニュージーランドは、島国だから味わいが濃くなるのではないか、と個人的に感じています。暖流やオーストラリアからの熱波の影響があるので、涼しいけれど暖かいという昼夜の寒暖差がニュージーランドらしい風味に貢献していると考えられます。

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さらに、ソーヴィニヨン・ブラン種のワインは、樽で熟成するものとしないものがあります。ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブラン種は、香りが豊かなので樽には入れないのが一般的です。

ニュージーランドワインの生産量の内、75%がソーヴィニヨン・ブラン種のワインです。ニュージーランドを代表するブドウ品種であるソーヴィニヨン・ブラン種を、ニュージーランドで初めて生産したワイナリーがマトゥアです。まさしくマトゥアは、ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブラン種のパイオニアといえます。ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブラン種を知りたいなら、マトゥアのワインを飲むべきといえます。

――マトゥアの醸造方法

マトゥア リージョナル・ソーヴィニヨン・ブラン・マルボロの醸造方法について、次は教えてもらえますか。

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マトゥア リージョナル・ソーヴィニヨン・ブラン・マルボロは、フレッシュさをとても重視しているワインです。香りと色を維持するために、ブドウを房ごと冷却し、ステンレスタンクで低温発酵しています。澱とともに熟成させてからボトリングしているので、爽やかさの中にも奥行きを感じられるワインに仕上がっています。

――マトゥア リージョナル・ソーヴィニヨン・ブラン・マルボロに合う料理

白身のお刺身全般に合う印象を持っています。カニやエビを使った料理とも相性が良くておすすめです!

さすが落合さん。いいですね。カニやエビを塩ゆでしたものには、カニ酢と合わせると臭みが消えておすすめです。ビネガーや塩、レモンなどの基本的にさっぱりした味付けによく合うことを覚えておくといいですよ。タン塩にレモンをかけて食べるのも最高です。

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塩やレモンには、ワインの酸味を和らげる効果がありますから、マトゥアの酸が強すぎると感じる人は、料理にレモンをかけてから飲んでみてください。トンカツのような揚げ物もレモンを搾って、マトゥア リージョナル・ソーヴィニヨン・ブラン・マルボロと合わせるとさっぱり食べられますよ。

BBQにも塩とレモンとともにマトゥア リージョナル・ソーヴィニヨン・ブラン・マルボロを持っていくと喜ばれますよ。淡白な味のお肉や魚介類を引き立ててくれます。

そしてピザならマルゲリータ!オリーブオイルをかけるとさらにバジルの風味とマッチするので、ぜひ試してみてください。

おぎさん、ありがとうございました!

「私の1本」は、マトゥア リージョナル・ソーヴィニヨン・ブラン・マルボロでした!ニュージーランドらしい爽やかな白ワインの魅力、ぜひ感じてみてもらいたいです。最後までお読みくださって、ありがとうございました!

※ワインについては、記事掲載時点での情報です。

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