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【日本大会授賞式】第53回ル・テタンジェ賞国際シグネチャーキュイジーヌコンクール

冬にはやっぱり生牡蠣ですよね♪オイスター大好きです!ワインと牡蠣のプロが“牡蠣に合う”ワインを選んだ「オイスターワインコンテスト2019」でドメーヌ・タリケの3アイテムが見事「ベストオイスターワイン賞」を受賞しましたよ。

ル・テタンジェ賞国際シグネチャーキュイジーヌコンクールとは

第53回ル・テタンジェ賞国際シグネチャーキュイジーヌコンクール日本大会授賞式参加メンバー集合写真

ル・テタンジェ賞国際シグネチャーキュイジーヌコンクールは、50年以上の歴史を持つ料理賞コンクールです。故ジョエル・ロブションをはじめとする数多くの優れたスターシェフを輩出しています。若きシェフに高い基準と技術的な挑戦を課すことにより、フランス料理の技術が向上することを目的としています。

主催は、大手シャンパーニュ・メゾンであるシャンパーニュ・テタンジェです。1967年に、3代目当主クロード・テタンジェが、父であり初代当主ピエール・テタンジェに敬意を表し、「ピエール・テタンジェ国際料理賞コンクール」を創設しました。

ピエール・テタンジェは熱烈な食通で、フランス料理に対するその造詣が深いことで有名でした。

テタンジェの名がついたコンクールですが、料理にテタンジェを使わなければいけないということや、テタンジェに合う料理を作るといったルールはありません。メゾン・テタンジェは食文化に貢献したいという想いひとつで、純粋な料理の腕前を競うコンクールを実施しています。

変化していく時代にふさわしいコンクールとなるべく、さらに料理人一人ひとりの個性を大事にするべく、第53回よりこれまでの“ル・テタンジェ料理賞コンクール”は“ル・テタンジェ賞国際シグネチャーキュイジーヌコンクール”に名称を改めました。

第53回ル・テタンジェ賞国際シグネチャーキュイジーヌコンクール日本大会授賞式会場のテタンジェディスプレイ

厳格さと公平性を保ちながら回を重ねて権威を高めてきたという点で、世界でも稀有な料理コンクールで、「ガストロノミー【美食学】のエベレスト」と呼ばれるほどになりました。

39歳未満の現役のシェフに参加資格があり、将来のMOF(フランス国家最優秀職人賞)につながるコンクールであることから、若手シェフの登竜門的な夢のあるコンクールです。

シャンパーニュ・テタンジェについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
https://www.sapporobeer.jp/wine/wine_opener/article/taittinger/

第53回ル・テタンジェ賞国際シグネチャーキュイジーヌコンクール日本大会の授賞式

第53回ル・テタンジェ賞国際シグネチャーキュイジーヌコンクール日本大会優勝者、浜松町東京會舘(かいかん)の市川隆太さん

第53回目のコンクール日本に優勝したのは、浜松町東京會舘(かいかん)の市川隆太さん(35)です。全国から30人のシェフが書類審査に応募し、堀田大(ひろし)審査委員長を含む16人の審査員が選考にあたりました。市川さんは、ホタテ貝を使った料理とレシピで見事優勝の栄冠をつかまれました。

昨年の世界大会に進出し、34年ぶりに日本人シェフとして優勝されたラトゥリエ・ド・ジョエル・ロブション六本木の関谷健一朗シェフから今年の日本大会の優勝者の発表があり、市川さんの名前が読み上げられました。

第53回ル・テタンジェ賞国際シグネチャーキュイジーヌコンクール日本大会優勝者、浜松町東京會舘(かいかん)の市川隆太さんと前回世界大会優勝者の関谷健一朗シェフ

市川さんは、自分の名前が呼ばれるとは思っていなかったと驚きの表情をみせながらも、優勝インタビューでは「気を引き締めてパリファイナルで優勝を狙いたい」と宣言されました。

授賞式に引き続いてテタンジェ・ファミリーを代表してクロヴィス・テタンジェ氏より乾杯の発声がありました。

第53回ル・テタンジェ賞国際シグネチャーキュイジーヌコンクール日本大会でスピーチをするクロヴィス・テタンジェ氏

会場ではテタンジェのシャンパーニュと東京會舘の豪華なお料理が振舞われ、次代を担う若手シェフである市川さんの優勝を祝いました。市川さんは、来年2020年1月28日、パリで行われる世界大会に参加されます。

第53回ル・テタンジェ賞国際シグネチャーキュイジーヌコンクール日本大会の料理とグラスに注がれたテタンジェ、そして参加者

 

お料理とのマリアージュにふさわしいテタンジェのシャンパーニュを体感するコンクール授賞式とパーティーでした!市川シェフおめでとうございます。

 

※ワインについては、記事掲載時点での情報です。