ランブルスコはいろんな料理に合わせやすいスパークリングワイン

イタリアのスパークリングワイン、ランブルスコをご存知でしょうか。イタリアワインを楽しむうえでは外せないアイテムの1つなので、聞いたことがある方もいるかもしれませんね。

ここでは、ランブルスコの魅力について、おすすめの飲み方とともにご紹介しています。スパークリングワインは飲んだことがあるけれど、ランブルスコは未経験!という方もぜひ挑戦してみてください。

 

ランブルスコはいろんな料理に合わせやすいスパークリングワイン

ランブルスコとは?

ランブルスコ(Lambrusco)とは、イタリアのエミリア・ロマーニャ州をメインの産地とする赤ワインをベースとした弱発泡性スパークリングワインの名称です。スパークリングワインは白ワインの印象が強く、赤いスパークリングワインは、めずらしいですよね。

エミリア・ロマーニャ州のレッジオ・エミーリアとモデナの2大都市の他、隣接するロンバルディア州の南東部にあるマントヴァでも造られています。

イタリア北部を東西に流れているポー川流域の南北に、エミリア・ロマーニャ州とロンバルディア州が広がっています。

ランブルスコはいろんな料理に合わせやすいスパークリングワイン

イタリア政府観光局によると、エミリア・ロマーニャ州は、ボロネーゼ・パスタが有名なボローニャを州都に持ち、食通の州としても知られています。

畜産がさかんで、パルマの生ハムやチーズ(パルミジャーノ・レッジャーノ)なども有名です。モデナでは豚のゼラチン質が入ったソーセージ「コテキーノ」が有名ですが、日本人にとっては「バルサミコ酢」のほうが聞き慣れているかもしれませんね。

4世紀頃に二つに分裂したローマ帝国の東側、ビザンティン帝国の古都や陶器の街など、世界遺産も多く、ポー川付近にはポー平原(パダノ・ヴェネタ平野)が広がるなど、芸術と食にあふれた華やかな地です。

また、近隣の都市マントヴァが14~16世紀ごろのルネッサンス都市計画によって急速に発展したように、エミリア・ロマーニャ州でもルネッサンス文化が花開きました。

気候は、夏は暑く冬は寒い大陸性気候です。夏と冬の気温差がブドウ作りに最適な条件を整えています。

ランブルスコはいろんな料理に合わせやすいスパークリングワイン

ランブルスコに使われるのは、ランブルスコ種という黒ブドウで、大量の実をつけるという特徴があります。また、ランブルスコ種と言っても、こまかく分類すると、さらに100種類ほどに分かれる品種でもあります。

ランブルスコは、タンニンが控え目で低アルコールと、とても飲みやすい弱発泡性のスパークリングワインです。やさしい泡なので幅広い料理に合わせやすく、おもてなし用のワインで迷ったときにはぜひ候補として加えたい優秀な一本です。

ランブルスコの様々なバリエーション

ランブルスコはいろんな料理に合わせやすいスパークリングワイン

ランブルスコはステンレスタンクの中で発酵させるため、すっきりとして爽やかな後味に仕上がります。

主流は赤とロゼですが、白も造られています。
・ロゼ・・・ROSATO(ロザート)
・白・・・BIANCO(ビアンコ)

飲み口はドライ(辛口)・やや辛口・オフドライ(中辛口)・スイートと実に豊富で、辛口派も甘口派も楽しめる点も、ランブルスコが愛される理由のひとつ。糖度で分けられており、ラベルには以下のように表示されています。

・ドライ(辛口)・・・Secco(セッコ)もしくはAbboccato(アッボッカート)
・やや辛口・・・Amabile(アマービレ)もしくはPjafoc(ピアフォック)
・オフドライ(中辛口)・・・Semisecco(セミセッコ)
・スイート・・・Dolce(ドルチェ)もしくはAmabile(アマビレ)

甘口から辛口までさまざまなバリエーションを持つランブルスコは、ブドウ品種としての種類も豊富。そのうちのいくつかをご紹介します。機会があれば、ぜひ飲み比べてみてくださいね。

・ランブルスコ・ディ・ソルバーラ種
・ランブルスコ・サラミーノ種
・ランブルスコ・グラスパロッサ種
・ランブルスコ・マエストリ種

ランブルスコ・ディ・ソルバーラ種は、イタリア語で「吸収する」という単語、ソルバーラの名がつけられた品種です。その理由は水をよく吸収土壌で育つことからで、セッキア川とパナーロ川という2本の川の影響によって繊細な香りを作り出しています。

酸味がしっかりと感じられる一方で、その香りと鮮やかな見た目など、どこかエレガントさを感じるワインに仕上がります。

ランブルスコの中で高品質なものを選びたいのであれば、ランブルスコ・ディ・ソルバーラ種のワインを選ぶと間違いないでしょう。

ランブルスコはいろんな料理に合わせやすいスパークリングワイン

ランブルスコ・サラミーノ種は濃厚な果実味をじっくり味わいたい方へおすすめです。タンニンが多く、はっきりと味を感じられるボディは飲み応え抜群です。

よりしっかりとした味わいがお好みなら、ランブルスコ・グラスパロッサ種を試してみてください。ランブルスコ・サラミーノ種と同じく濃厚な果実味と、しっかりとしたボディが特長の品種です。

また、辛口派の方はランブルスコ・マエストリ種が使用されたランブルスコも、ぜひチェックしてみてください。


ランブルスコのおいしい飲み方

ランブルスコはいろんな料理に合わせやすいスパークリングワイン

「赤のスパークリングワインなら、ランブルスコも赤ワインのような温度で飲むべき?」と、飲み方にもちょっと迷ってしまいますよね。

ランブルスコは、赤ワインのように香りや複雑さを楽しむのではなく、どちらかというとフレッシュな果実味を気軽に楽しむものです。そのため、おすすめのおいしい飲み方はしっかりと冷やして飲むこと!

辛口から甘口までバリエーション豊かなので、好みで飲むのはもちろん、料理に合わせて選ぶのも良いでしょう。生ハムやチーズなど手軽に用意できるおつまみと相性が良いので、ちょっとした宅飲みで友達や家族と味わってみてください。

ランブルスコは気軽に楽しめる弱発泡性のスパークリングワインです。最後に、お手頃な日常使いにぴったりの2アイテムをご紹介します。

ランブルスコはいろんな料理に合わせやすいスパークリングワイン

いずれもキアリ社のランブルスコ。キアリ社は、1860年創設。エミリア・ロマーニャ州の中で、ランブルスコの最古の生産者です。創設者キアリ氏はモデナ(エミリア・ロマーニャ州の都市)の中心部で レストランを営んでおり、そこで常連客のためにランブルスコを生産していました。その品質の高さが絶賛され、ランブルスコの販売を開始、イタリア全土にランブルスコの名が広がるきっかけになりました。創設以来150年以上たった今でも、伝統的な高品質のワインとして評価されています。

ランブルスコはいろんな料理に合わせやすいスパークリングワイン

■キアリ ランブルスコ・ロッソ(参考価格:900円)

http://www.sapporobeer.jp/product/wine/G430/index.html

イタリア国内でも、おなじみのワインとして日常的に愛飲されている一本。かすかな甘味と控え目なタンニンは、パスタともよく合います。後を引くしつこい甘味ではないので、食前酒としてもおすすめ。


ランブルスコはいろんな料理に合わせやすいスパークリングワイン

■キアリ ランブルスコ・ビアンコ(参考価格:900円)

http://www.sapporobeer.jp/product/wine/G431/index.html

白ワインの製法で造られたランブルスコです。よりすっきりとした爽やかな味わいが特長です。サラダや食後にデザートやフルーツとともに楽しむこともおすすめです。

※ワインについては、記事掲載時点での情報です。


まとめ

イタリアで多くの人に愛されているランブルスコは、こまかく分類すると100種類を超えるといわれるほど多彩な魅力を持っているブドウ、『ランブルスコ種』がその名の由来です。

フレッシュで軽やかな味わいと、微発泡が特長の赤のスパークリングワイン。1,000円未満で気軽に飲める商品も多いため、日常のワインとしてぜひ検討してみてください。

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