シャブリワインとは?味の特長からぴったりな料理を選ぼう

シャブリといえば白ワイン、白ワインといえばシャブリ、という方も多いのではないでしょうか。日本人になじみ深く、目にすることも多いですよね。まさに辛口白ワインの代名詞ともいえるシャブリワインですが、どんな特長のワインか説明できますか?知っているようで知らないシャブリワインについてご紹介します。

シャブリワインとは?味の特長からぴったりな料理を選ぼう

シャブリワインとは一体何か?

シャブリワインは、ボルドーと同様にフランスワインの代名詞ともいえるブルゴーニュのワインです。実はシャブリというのは地名。ブルゴーニュの中にあるシャブリという地区のワインなのです。

シャブリの名声にあやかって、シャブリの名前を付けた辛口白ワインがフランス以外の国にも存在しますが、フランスのブルゴーニュ地方のシャブリ地区で造られるワインだけが純正のシャブリです。

シャブリを知るために、まずはブルゴーニュの生産地区を簡単にみていきましょう。

ブルゴーニュの生産地区

ブルゴーニュの生産地区は、シャブリ地区を含めて以下のように合計6つ存在します。北から順番に、

・シャブリ
・コート・ド・ニュイ
・コート・ド・ボーヌ
・コート・シャロネーズ
・マコネー
・ボージョレ

他の地区がつながっているのに対して、シャブリはブルゴーニュの中では飛び地のような状態で、少し離れた北の位置にあります。

シャブリ地区の特長について知ろう!

シャブリワインとは?味の特長からぴったりな料理を選ぼう

シャブリ地区の気候

シャブリに使われているブドウは、シャルドネ種という品種です。ブルゴーニュで最も北に位置しているシャブリの気候は冷涼で、このシャルドネ種の栽培に適しています。

冷涼な気候とともに、シャルドネ種の栽培にとって最適な条件がもう1つシャブリ地区にあります。それが土壌です。

 

シャブリ地区の土壌

シャブリワインは、さわやかでミネラル豊かな白ワインと評価されています。その秘密が土壌。なんと小さな牡蠣の化石が含まれている土壌なんです。

キンメリッジと呼ばれるジュラ紀後期から白亜紀初期の土壌で、石灰質に貝などの化石が混ざっています。約1億5千年前は海底だったこともあり、ミネラル豊富な土壌が、シャブリ特有のミネラル感を造り出しているんですね。

ちなみに、ブルゴーニュとひとくくりにしても、シャブリと他の地区では地質そのものが大きく違うので、ぜひ他の地区のシャルドネ種の白ワインと飲み比べてみてくださいね!

シャブリの階層

シャブリ地区の白ワインは、フランスの最上級ワイン格付けであるAOCワイン。シャブリのワインは、ラベルに「Appellation d’Origine Chablis Controlee」と記載されます。

シャブリ地区全域でAOCワインが生産されていますが、特に優秀な畑はさらに2つに分類されて表示されますので、覚えておきましょう。

・Chablis Grand Cru(シャブリ グラン・クリュ)
・Chablis Premier Cru(シャブリ プルミエ・クリュ)

Chablis Grand Cru(シャブリ グラン・クリュ)は最上級の特級銘柄です。特級というだけあって2万円近くするボトルもあります。7つの特定の畑でのみ造られたブドウを使い、長期熟成によって質を向上させていくタイプのワインです。

Chablis Premier Cru(シャブリ プルミエ・クリュ)は、グラン・クリュに比べると、長期熟成には向かないけれども、ブドウの出来の良い年には、グラン・クリュに負けない品質のものができます。

上記2つに対して、畑の名前は表示されないのが、Chablis(シャブリ)。シャブリ地区全域で造られていて、フレッシュな早飲みタイプです。

その他にも、Petit Chablis(プティ・シャブリ)という表示もあります。こちらも畑の指定はない、シャブリ地区全域で造られるワインですが、シャブリの最低アルコール度の規定である10度を満たさないワインが分類されます。

同じシャブリでも、値段がなぜ違うのだろう?と思ったら、ラベルをよく見てみると、グラン・クリュやプルミエ・クリュの文字があるかもしれませんね。

それぞれ味のシャープさや重厚さなどに差はありますが、シャブリに共通しているのは「ミネラル感」です。硬水のミネラルウォーターを飲んだ時のような厚みを色濃く感じることができるのが、シャブリの特長の1つです。


シャブリに合う料理とは?

シャブリワインとは?味の特長からぴったりな料理を選ぼう

シャルドネ種から造られるシャブリは、明るい緑がかった黄色。シャルドネ種の酸味と、果実味のあるさわやかなミネラル感が魅力の辛口白ワインです。シャブリをおいしく飲むには、合わせる料理にも気を使いたいところ。

おすすめの組み合わせをご紹介します!旬の料理と一緒に楽しんでみましょう。

一般的にシャブリに合うと言われている料理は?

・生牡蠣

牡蠣の化石を含む土壌で育ったシャルドネ種のブドウで造られているシャブリと生牡蠣の相性は抜群です!

・カキのバターソテー
・ブルゴーニュ風エスカルゴ殻焼き

シャブリは辛口でさっぱりとした飲み口なので、貝がメインの濃厚な味の料理にもぴったり合いますよ。

 

シャブリワインとは?味の特長からぴったりな料理を選ぼう

おすすめのシャブリは、ラブレ・ロワ社の「シャブリ・プルミエ・クリュ・フルショーム」!(参考小売価格:4,700円)
http://www.sapporobeer.jp/product/wine/T870/index.html

プルミエ・クリュの格付けです。一級畑の中でも特に地質にすぐれた畑のブドウから造られます。繊細な香りとさっぱりした味わいが、料理を最後まで楽しませてくれます。


その他にはこんな料理にも

クリーミーな貝料理だけではなく、魚や野菜との相性も抜群です。

・白身魚のムニエル
・野菜のグリル
・スモークサーモン


シャブリワインとは?味の特長からぴったりな料理を選ぼう

淡白な魚料理やあっさりした野菜料理には、独特のシャープさが魅力のラブレ・ロワ社の「シャブリ」を合わせてみてはいかがでしょうか。(参考小売価格:2,900円)
http://www.sapporobeer.jp/product/wine/T866/index.html

・お刺身

シャブリならではの香りとキレ味は、意外とお刺身にも合わせられるんですよ。エビとの相性も良く、魚料理に合わせるワインに迷ったら、シャブリを試してみてください。

和食にも合う

お刺身に合うワインがあるように、シャブリはあっさりした味付けの多い和食にも合わせやすいワインです。

・アサリの酒蒸し
・焼き魚
・魚介の天ぷら

これらの料理にも、素材の味をひきたててくれるシャブリがおすすめ!ムニエルの濃厚さと同じく、天ぷらの油っぽさもシャブリの酸味とキレが洗い流してくれます。

まとめ

知名度の高いシャブリの白ワイン。知っているようで知らなかったシャブリの特長とおいしさの秘密は、ブルゴーニュの中のシャブリという地区にありました。冷涼な気候と土壌がミネラル感の高いさわやかな辛口白ワインを生み出しています。

グラン・クリュやプルミエ・クリュ格付けのシャブリで、畑ごとに変化する味わいを試してみても面白いですね!

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