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ヱビスビールに並ぶ、
100年後も愛される
商品をつくりたい。

PROFILE

沖井 尊子

新価値開発部 第1新価値開発グループ

2011年新卒入社
奈良女子大学大学院 人間文化研究科 卒

試作品を作り、感想を聞き、
作り直す。
商品開発はPDCAの繰り返し

私は今、ビール、発泡酒、ノンアルコールビールといった、いわゆるビールテイスト商品の企画開発を担当しています。所属しているのは「新価値開発部」。その名前の通り、「新しい価値をつくること」がミッションです。新商品を企画し、味やパッケージ、ネーミングなどを考える新商品開発と、既存商品の課題解決策を考えるリニューアルの、2つの仕事に取り組んでいます。

商品の開発は、PDCAの繰り返しです。企画書を作り、試作品を作ってお客様の意見を聞き、それをもとに試作品を作り直す。このプロセスは本当に大変で、どうしたら受け入れられるのかが分からなくなることもあります。「この商品は誰にも求められていないのではないか」と、光が見えなくなることも珍しくありません。

それだけに、新商品が形になったときはとても嬉しいです。商品が世に出ていくときは、「行ってらっしゃい」「頑張っておいで」と、入学式に子どもを見送る親のような気持ちになります。そうやって送り出した商品がお客様に愛されているのを見ると、本当に感動します。「おいしい」という声はもちろん、「こんなビールははじめて飲みました」「おいしくて生活が変わりました」という感想を聞くこともあり、とてもやりがいを感じています。

新商品にふさわしいネーミングは?
発売ギリギリで生まれた「華みやび」

近年、香りが良くて飲みやすいお酒のニーズが高まっています。また、働く女性が増え、自分へのご褒美を求める人も増えています。そんな分析から生まれたのが、2017年に発売された「ヱビス 華みやび」です。新商品の開発期間は1年くらいが多いのですが、「華みやび」は発売までに2年半かかりました。

新しい酵母を選抜するところから始めたので、中味開発にも時間がかかりましたが、ネーミングもとても悩みました。これまでの商品とはまったく違う味なので、ネーミングも新しい表現にしたいと考えました。とはいえ情緒的な言葉だけでは、味の良さが伝わりません。商品の魅力と、味の特徴が同時に伝わる表現を考える必要がありました。ギリギリまで悩んだ挙句、複数の候補 を見せて上司に相談。するとその中の一つに対し「一部をひらがなにしてみてはどうか」とアドバイスをもらい、この「華みやび 」という名前が生まれました。

「華みやび」という商品名は、「華やかで優雅な時間を過ごしてもらいたい」という想いが込められているだけでなく、「華やかな香り」をイメージさせる味の表現にもなっています。2017年3月、紆余曲折を経て、「華みやび」が店頭に並びました。評判が良く、女性のお客様に「はじめて家でビールを飲むようになりました」と言われたときは、嬉しくて涙が出ました。

現在までのキャリア

1年目~2年目
関信越本部 長野支社に配属。家庭用営業として、長野のリージョナルチェーンと広域チェーンの窓口を担当
3年目~8年目
新価値開発部 第1新価値開発グループにて、ビールテイストの新商品企画、開発を担当。新商品の企画や、ブランド商品のリニューアル・エクステンション開発を担う(主な新商品として、「ヱビス 華みやび」「ヱビスロイヤルセレクション」「麦のくつろぎ」「麦とホップ 秋の薫り麦」「麦とホップ 魅惑のホップセッション」など)

営業時代に接したお客様の顔が、
商品開発をしていても思い浮かぶ

サッポロビールに入社後、最初の配属先は長野の営業でした。当時から商品開発をやりたいと思っていたのですが、新価値開発部は希望者の多い人気の部署。2千人も社員がいる中で、どうしたら異動できるのか分かりませんでした。すると入社1年目に、商品アイディアの社内公募があったんです。応募してみたところ最終選考に残り、それを社長や役員にプレゼンをさせてもらいました。アイディアは若い方に向けたワインのカクテルだったのですが、そこで評価を得られたことが異動のきっかけになったのかもしれません。現在の仕事に就いたのは、入社3年目のことでした。

ただ振り返ってみると、長野での営業の仕事もとても楽しかったです。小さな支社だったこともあり、同僚の皆さんは家族のように温かでした。今でも商品開発をしていると、自分が担当したチェーンのバイヤーさんや、店舗で商品を手に取ってくれるお客様の顔が思い浮かぶんです。自分がつくったものが、どのようなプロセスを経て店頭に並び、お客様の手に届くのか、具体的にイメージできるようになりました。こういった広い視点が持てるようになったのは、長野で営業をした経験があったからだと思います。

就職活動の軸を見つけるには、
自分の人生の「棚卸し」をすること

大学院では、イチゴの香りを研究していました。県やメーカーと一緒に、おいしいイチゴはどんな香りで、どんな成分でできているのかを研究していたんです。この研究に取り組みながら、自分のやりたいことを見つめ直し、たくさんの方とかかわりながら「食を通じで世の中を楽しくしたい」という想いが芽生えました。

飲食品メーカーに入れば、全国に自分の考えた商品を届けることができます。離島にいる人にだって届くかもしれません。お酒は、人を楽しませるすごいパワーを持っていると思ました。中でも100年以上お客様に愛されるブランドを持ちながら、新しいことにもどんどん挑戦しているサッポロビールを第一志望に選びました。

就職活動で大事にしたのは、自分の軸となるキーワードを決めることです。私にとってのキーワードは「食品」と「企画」でした。むやみやたらにいろいろな企業を受けるのではなく、軸を定めてブレないように行動したから、就職活動もうまくいったのだと思います。また、キーワードを基準にすることで、他業界でも自分のやりたいことができるかもしれないと気づき、とても視野が広がり勉強にもなりました。

先輩から「今までやってきたことを棚卸ししてみると良い」とアドバイスをもらったのも覚えています。これまで自分が選んできたこと、好きだったことを振り返ったとき、これまでの選択に一本の筋が通ったような気がしました。そこからは面接で何を聞かれても答えられるようになりましたね。

ヱビスビールと
肩を並べる新商品をつくりたい

入社後はいろいろな部署を経験すると思っていましたが、運の良いことに、思ったより早く希望の部署に配属させて頂きました。今は、新価値開発部に新入社員も入ってきています。これからも、みんなで挑戦を続けていきたいです。

サッポロビールには、ヱビスビールという120年以上愛される商品があります。新商品の売り上げを立てるのはとても難しいことですが、ヱビスビールのように100年後まで愛され続ける商品をつくりたいですね。

1日のスケジュール 休日の過ごし方

1日のスケジュール

8:40
出勤。コーヒーを飲んで気合いを入れる
9:00
メールチェック
9:30
グループミーティング
11:00
設計検証
12:00
昼食
13:30
資材入稿
14:30
企画提案
15:30
ネーミングブレスト
16:30
提案書作成、調査準備、調査結果読込など
18:00
退勤

休日の過ごし方

いろいろなものに興味を持ち、できるだけ多くのインプットをするように心がけています。良いインプットがなければ、良いアウトプット(商品)は生まれません。お酒に限らず、いろんな場所に行ったり、いろんな人に会ったり、いろんなものを見たりしています。長野時代も、部署のみんなでキャンプに行ったり、スノーボードに出かけたりしました。同期とも仲が良く、2017年のシルバーウィークは台湾食いだおれツアーに行きました。