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また来たいを仕掛けるまた来たいを仕掛ける

お店にとっての「女性力」

昨今話題の「女子力」。大人の女性として磨かれた…といった意味でしょうか。飲食の現場ではひとつのターゲットとして設定できます。では「女性力」とは。サービスを提供する側に立っていて、年齢を問わずプロとしてのスキルを身に着けた女性の魅力を指します。以下ご紹介しましょう。

板前が全員若い女性

 お店は帝国ホテル裏、東京・銀座にあるカウンター割烹店。誰もが憧れる場所と業態です。ここでは料理人が全て20代30代の若い女性。調理技術が高くサービスも行き届いています。鍛錬を経た女性がしなやかに動く様は心地良く、優しくほのぼのとします。カウンターの内側では常時5人ほどが黙々と仕事をしています。そして、調理が完成し、目の前のお客様に料理を手渡す時の表情が少しドヤ顔でかつ照れがあって魅力的です。
驚くのはバースデーのパフォーマンスです。始まりは一般のものと同様で、店内が暗くなり「本日のお客様の中にお誕生日の方がいらっしゃいます」とアナウンスがあり、花火を付けたお店からのスイーツのプレゼントが運ばれていきます。私がお邪魔したときはスイカを器に見立てメロンやイチゴなどを盛ったフルーツポンチでした。
その後、カウンターの中では女性の板前さんたちによるパフォーマンスが始まります。奥の厨房の人も参加して総勢8人程度で、振付けありの「トゥモロー」を3分程度合唱しました。皆さんが終始照れていたのが微笑ましかったです。

気さくに語りかけてくる

 これも銀座ですが、ほぼ新橋の場所に、昼は和食の定食屋さん、夜はご飯も食べられる居酒屋となるお店があります。料理は家庭料理やおばんざいなど、ごく普通のものです。居抜きらしく昔から長く営業している雰囲気があります。
ここの女性スタッフは厨房・フロア兼務で全て女性です。居酒屋の時間帯には4〜5人いるのですが、20代30代40代50代60代と見事にさまざまの年代の女性が同じ割烹着姿で仕事をしています。
スタッフは皆さん気さくで、スタッフの方からお客様に進んで話しかけてきます。来店2度目からお客様を名前で呼んで、親しく話しかけてくれます。ただし、プロの接客ではなく、少しぎこちない感じです。石井ふく子プロデュースのテレビドラマを見ているような気分です。スタッフの中には唎酒師もいて、料理のマッチングにも素晴らしいものがあります。

「お母さん」の手料理

 東京・宝町はオフィス街ですが、その谷間にランチタイム大行列のお店があります。店内はキャフェテリア方式の和惣菜の定食屋さんです。
キッチンで働いているのは50代60代の女性ばかりで、皆さんは主婦なのだそうです。長年培ったおいしい家庭料理の腕をここで発揮しています。
このお店ではノーレシピを謳っていますが、同じ肉じゃがでも日によって作る人が代わるので、違う味のものになっている場合があります。それでもお客様は「お母さん」が作る家庭料理を求めてここで食事をします。お母さんたちの働いている様子は、女学生時代の部活を連想させて楽しくなります。
ちなみにディナー帯にはお母さんたちはいなくなり、ランチタイムの活気とは違う、日本酒と和惣菜を楽しむシックなお店に変身します。

※2018年rise春号より抜粋

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