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遊酒 花房(はなふさ)

獲れたての鮮度にとことんこだわった地魚料理を武器にした鮮魚居酒屋「遊酒 花房」。“地のものを食べるならここ”と確固たる地位を確立し、他県からの出張ビジネスマンを中心に連日賑わいを見せている。

地魚の鮮度を極める

 「万人の本能に訴える美味しさとは何か。突き詰めたら鮮度に勝るものはないという結論に至った」と語る店主の赤松威信(たけのぶ)さん。そこでたどり着いた答えが、魚が網に掛かってから下処理されるまでの時間と距離の短縮を追求することだった。
その取り組み方が半端ではない。まず仕入れる鮮魚は近海で漁獲する定置網ものと釣りものに限定。どちらも漁獲後すぐに漁港に水揚げしたもののみを使用する。出店場所もメインの仕入れ先である焼津小川港から自動車で15分という近さが決め手。そして店内には仕入れた魚の下処理と保存を専用にした「お魚部屋」を設置。温度変化の著しい厨房は魚にダメージを与えてしまうと判断したのだ。
お店に運び込んだ鮮魚はすぐに下処理をしてその日のランチから食べることができる。とことん鮮度を徹底した刺身は、柔らかくねっとりとした濃厚な旨みだ。品質管理を徹底しているから夜でも獲れたての美味しさを満喫できる。

個性的な漁師料理

 売れ筋ナンバー1はもちろん刺身7点盛り1,720円だ。大きさ30㎝ほどの舟盛りで提供されるが、とにかく刺身の1切れ1切れが大きくて厚い。
80品前後をラインアップするその他のフードメニューも魚介料理が9割を占める。ワカナゴなどを大胆にブツ切りしてソテーしたサイコロステーキにんにくバターポン酢880円や、サバなどをそばつゆでしゃぶしゃぶして食べる地魚トコトコ鍋780円と見慣れない地魚料理がずらりと並ぶ。「漁師料理がメニュー開発のヒント。見た目が豪快で味にパンチがあり、お酒との相性も抜群です」と赤松さんは笑う。

ドリンクも地のもの

 ドリンクの売れ筋も静岡産だ。生ビールは静岡麦酒480 円、日本酒も静岡の地酒10種前後を1合600~3,000円で揃える。これが地場の美味しいものを飲み食いしたい出張族の心を掴んでいる。
2006年9月のオープンから10年が経つ。「地魚を食べるなら花房というブランドを確立できた。これからもプロならではの鮮度と味を追求していきたい」と赤松さんはさらなる研鑽に意欲を見せる。

鮮魚を仕込む「お魚部屋」は店前の通りに面した場所に設置。店内仕込みの鮮魚居酒屋を通行人にも印象づける。
写真手前から時計回りに地魚串焼4種680円、地魚なめろうと韓国のり680円、地魚のサイコロステーキにんにくバターポン酢880円、ホルモン焼880円。サッポロビール静岡工場で醸造される静岡限定の静岡麦酒は480円。
平日の主客層は他県から出張で訪れたビジネスマン。ここ数年は、地魚を日常食とする地元住民にも高い評価を得るようになってきた。

自慢の一品刺身7点盛り

組客当たりの注文率100% の看板商品の刺身7点盛り1,720円。鮮度管理を徹底した刺身は柔らかくねっとりとした食感で、味わいも濃厚。大ぶりにカットした豪快さもインパクト大だ。魚種はその日の仕入れ状況によって変化するが、取材当日はクロムツ、オキザワラ、メジマグロ、炙り〆サバ、ワカナゴ、ハガツオ、アジ。その他、キンメダイや桜エビなどが入る日も。ランチでも朝獲れの鮮魚の刺身を使った定食を提供しており、オープン前から行列ができる。

繁盛ポイント

鮮度をとことん追求
本能に訴える美味しさ

「鮮度こそ本能を刺激する美味しさ」が赤松さんの持論。立地選定から保存方法まで魚にダメージを与えずに管理して、鮮度維持を徹底した刺身を提供する。

地魚、地元産のお酒で
出張族にアピール

仕入れる鮮魚は近海で獲れた地魚だけで、漁法も定置網と釣りに限定。静岡限定ビールの静岡麦酒や静岡の地酒を揃えて出張族の地のものニーズを掴む。

漁師料理を揃えて
お酒との相性を高める

焼き物などでは漁師料理をヒントにメニューを開発。パンチを利かせた味付けでお酒との相性も抜群。鮮魚居酒屋としての独自性を築いている。

SHOP DATA

店名/遊酒 花房
住所/静岡県藤枝市前島2-1-1
電話/054-635-7811
店舗規模/40坪80席
営業時間/11:30~14:00(13:10L.O.)、
17:30~23:00(入店は21:10まで、22:30L.O.)
定休日/日曜日
客単価/昼950円、夜4000円
1日平均客数/昼70人、夜80人

  • JR 藤枝駅南口から徒歩3分の好立地。周囲は出張ビジネスマンが利用するホテルが多い。
  • 1階が厨房とお魚部屋、掘りごたつ式のテーブル席、2階がテーブル席。
  • 写真中央が赤松さん。料理人としてだけでなくマグロ加工会社でも修業して魚の見識を深めた後に独立した。