日本チェーンストア協会、チェーンストア販売統計令和7年5月度速報
日本チェーンストア協会は、会員企業 46 社・ 9,276 店を対象にした 2025( 令和 7) 年 5 月度チェーンストア販売統計を発表。食料品は、節約志向から買上点数の減少傾向が続いている中、引き続き、値上げによる店頭価格の上昇などもあり販売額は伸びた。衣料品は、まずまずの動き、住関品もまずまずの動きだったことから、総販売額は 1 兆 515 億 7157 万円 ( 店舗調整後前年同月比 104.6 % ) と 3 ヶ月連続で前年を上回った。
部門別では、食料品が 7412 億 982 万円 ( 同 106.9 % ) 、衣料品が 551 億 5849 万円 ( 同 100.4 % ) 、日用雑貨品などの住関品が 2113 億 8947 万円 ( 同 101.7 % ) 、サービスが 26 億 9252 万円 ( 同 137.4 % ) 、その他が 411 億 2127 万円 ( 同 87.7 % ) であった。
なお、商品別の食料品関連の動きは以下の通り。
農産品は、じゃがいも、なす、ピーマン、新ショウガ、そら豆、きのこ類、カット野菜などは好調だったが、トマト、キャベツ、レタス、オクラ、らっきょうなどの動きは鈍かった。果物では、いちご、りんご、キウィフルーツ、バナナ、輸入ぶどうなどの動きは良かったが、チェリー、すいか、メロンなどの動きは鈍かった。
畜産品は、豚肉、鶏肉の動きは良かったものの、牛肉の動きは鈍かった。鶏卵はまずまずの動きだったが、ハム・ソーセージの動きは鈍かった。
水産品は、刺身、鯛、かつお、いわし、生銀鮭、干物、冷凍かに・えび、冷凍魚、ほたるいか、あさりなどはまずまずの動きだったが、刺身盛合わせ、たこ、サーモン、うなぎ、さば、真あじ、さわら、いさき、金目鯛、あゆ、ホタテ、ちりめんなどの動きは鈍かった。
惣菜は、温惣菜はフライ、天ぷら、ピザ、焼鳥、中華、唐揚げ、焼魚などの動きは良かった。要冷惣菜は、和惣菜は動きが良かったが、洋惣菜の動きは鈍かった。米飯、寿司の動きは良かった。
その他食品は、米、酪農品、ヨーグルト、飲料、麺類、餅、雑穀、パスタ、米飯パック、パン類、練製品、ふりかけ、インスタントコーヒー、ビスケット、チョコレート、ワインなどは好調だったが、牛乳、乳酸菌飲料、スポーツ飲料、アイスクリーム、カップ麺、乾麺、水物、豆腐、食用油、洋風調味料、キャンディー、ウイスキー、ビールなどの動きは鈍かった。
記事配信・制作協力/外食ドットビズ
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