繁盛店の扉 サッポロビール 飲食店サポートサイト

外食トピックス

日本チェーンストア協会、チェーンストア販売統計(令和7年4月度速報)

日本チェーンストア協会は、会員企業 46 社・ 9,266 店を対象にした 2025( 令和 7) 年 4 月度チェーンストア販売統計を発表。食料品は、節約志向から買上点数の減少傾向が続いている中、農産品の相場高は少し落着きが見られるが店頭価格の上昇の影響などもあり販売額は伸びた。衣料品は、天候不順の影響もあり季節商品の動きが鈍かったが、住関品の動きは良かったこともあり、総販売額は 1 兆 334 億 971 万円 ( 店舗調整後前年同月比 103.4 % ) と 2 ヶ月連続で前年を上回った。

部門別では、食料品が 7274 億 1015 万円 ( 同 106.4 % ) 、衣料品が 496 億 2368 万円 ( 同 98.9 % ) 、日用雑貨品などの住関品が 2158 億 8166 万円 ( 同 103.3 % ) 、サービスが 26 億 8851 万円 ( 同 115.3 % ) 、その他が 378 億 571 万円 ( 同 70.1 % ) であった。

なお、商品別の食料品関連の動きは以下の通り。

農産品は、じゃがいも、玉ねぎ、にんじん、レタス、ブロッコリー、たけのこ、きのこ類、カット野菜、カットサラダなどは好調だったが、きゅうり、トマト、ピーマン、キャベツなどの動きは鈍かった。果物では、いちご、りんご、バナナ、キウィフルーツ、パイナップル、シトラス、輸入果実、カットフルーツなどの動きは良かったが、すいか、柑橘類などの動きは鈍かった。

畜産品は、豚肉、鶏肉の動きは良かったものの、牛肉の動きは鈍かった。鶏卵はまずまずの動きだったが、ハム・ソーセージの動きは鈍かった。

水産品は、刺身、鯛、まぐろ、かつお、サーモン、冷凍魚介類、塩鮭、干物、うなぎ、漬け魚、わかめなどはまずまずの動きだったが、たこ、ぶり、生するめいか、いわし、さば、あじ、牡蠣、ホタテ、あさり、めかぶなどの動きは鈍かった。

惣菜は、温惣菜はフライ、オードブル、ピザ、唐揚げ、中華、焼鳥、焼魚などの動きは良かった。要冷惣菜は、和・洋惣菜ともに動きは良く、米飯、寿司の動きも良かった。

その他食品は、米、ヨーグルト、乳製品、冷凍食品、冷凍野菜、米飯パック、食パン、インスタントラーメン、パスタ、レトルト、インスタントコーヒー、調味料、水物、海苔、ちくわ、チョコレート、米菓、スナック、ビスケット、和菓子、デザート、キャンディなどは好調だったが、牛乳、健康飲料、炭酸飲料、アイスクリーム、粉物、食油、マヨネーズ、豆腐、納豆、発泡酒、ビール、リキュールなどの動きは鈍かった。

記事配信・制作協力/外食ドットビズ

過去の記事はこちら