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外食トピックス

ホットペッパーグルメ外食総研、今春の「花見」についての調査結果を公表

リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、2025年春の「歓送迎会」と「花見」について、消費者アンケートを実施した結果を公表した。まずは「花見」に関して掲載する。
■「花見」への参加回数は、増加派が減少派を上回り、今年も順調な回復が期待される
 今春の「花見」への参加回数の見込みは、「昨年と変わらない」が91.7%と大半を占めており、増加派(「昨年より大きく増えそう」+「昨年よりやや増えそう」)は計7.3%と前年より減少しているが、減少派(「昨年より大きく減りそう」+「昨年よりやや減りそう」)が計1.0%と、増加派が減少派を上回ることから、回復傾向と言えそうだ。
 2024年の「花見」の参加率は16.5%で、2020年の過去最低値(9.4%)から年々順調に増加しており、今年も回復が期待される。性年代別に見ると、増加派は20代女性(12.5%)と30代男性(10.0%)で2桁に達し、他の性年代に比べて積極的に参加する可能性がありそうだ。
■「花見」の平均想定予算は2,908 円(前年比+56円)で過去最高額の予想
 「花見」の2024年参加費は平均2,830円と、過去最高額(同2,942円)だった2023年から一息つく形となった。一方で、今年の想定金額は平均2,908円(前年比+56円)と、調査開始以来初の2,900円台となっている。2024年の1回1人あたりの参加費の最多の価格帯は「2,000円未満」(29.8%)だが、2025 年の想定金額では、「3,000円~4,000円未満」(24.7%)が最多で、「2,000円未満」(24.0%)を若干上回っている。また、「5,000円~6,000円未満」(14.0%)にももう一山ある折れ線グラフの形状となっており、多様な予算帯の楽しみ方が想定される。
■「花見」を行う相手は2年連続で「友人・知人関係」が最多に
 今春の「花見」を行う相手について尋ねた。「友人・知人関係」が12.8%(前年比-2.1ポイント)と前年比ではマイナスではあるが、2年連続して最多の相手となる予想。次いで「家族・親族関係」が僅差の12.6%(同‐1.7ポイント)で続いている。また、「会社・仕事関係」も8.9%(同‐0.1ポイント)で、前年より微減の予想となっている。感染症の脅威が収束したことで、事前に入念な計画をたてる花見だけでなく、直前に日時や場所を決めて参加を募る花見など、花見のスタイルも多様化しているのかもしれない。

【調査概要】
調査方法:インターネットによる調査
調査対象:首都圏・関西圏・東海圏に住む20~69歳の男女(マクロミルの登録モニター)
調査期間:1月31日~2月14日
有効回答数:7,265件(首都圏3,752件/関西圏1,917件/東海圏1,596件)

記事配信・制作協力/外食ドットビズ

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