求人サイト｢エンゲージ｣、7月度アルバイト･パート募集時平均時給調査

エン･ジャパンが運営する社員･バイト求人サイト｢エンゲージ｣は、 2023 年 7 月度の｢全国アルバイト･パート募集時平均時給調査｣の結果を発表した。

7 月度の全国平均アルバイト･パート時給は 1,241 円で前年同月比 15 円のプラス。三大都市圏では、東海 (1,210 円 /+64 円 ) と関西 (1,256 円 /+71 円 ) が前年同月を上回る一方、関東 (1,241 円 /-24 円 ) は 2 ヶ月連続のマイナスに。

都道府県別では、和歌山県、徳島県 ( 各 +174 円 ) と、福井県 (+133 円 ) の 3 県が前年同月比の上昇額トップ 3 となっている。職種別では｢企画･事務･管理系｣ (+72 円 ) が 4 ヶ月連続で前年同月比の時給上昇額トップ。｢販売･サービス系｣ (+47 円 ) の前年比上昇も目立つ。

職種別の時給は、｢販売･サービス系｣が 1,227 円 ( 前年同月比 +47 円 /3.9 ％ ) 、｢フード系｣が 1,063 円 (+12 円 /1.1 ％ ) 、｢警備、清掃、設備管理｣が 1,109 円 (-18 円 /1.6 ％ ) 、｢運輸･配送、軽作業系｣が 1,137 円 (+21 円 /1.8 ％ ) 、｢企画･事務･管理系｣が 1,258 円 (+72 円 /6.1 ％ ) 、｢営業系｣が 1,330 円 (+12 円 /0.9 ％ ) 、｢クリエイティブ系｣が 1,214 円 (+43 円 /3.7 ％ ) 、｢医療、福祉｣が 1,337 円 (+20 円 /1.5 ％ ) 、｢教育、その他｣が 1,244 円 (-156 円 /11.1 ％ ) であった。

engage 事業部マネージャー野口慶氏は、『 7 月度の全国平均アルバイト･パート時給は 1,241 円で前年同月比 15 円のプラス。三大都市圏では、東海･関西が前年同月比を上回る一方、関東は 2 ヶ月連続のマイナスに。また、前月比では全エリアでマイナスとなりました。各社 4 ～ 6 月で時給を上げていく動きが目立ちましたが、光熱費や人件費の高騰が引き続き利益を圧迫する要素にもなっており、時給は一旦上げ止まりの状況。次回、時給を上げるタイミングとしては、 10 月の最低賃金改定を見据えた 9 月頃が予想されます。

都道府県別では、和歌山、徳島、福井が前年同月比の上昇額トップ 3 となりました。職種別では｢企画･事務･管理系｣が 4 ヶ月連続で前年同月比の時給上昇額トップ。次いで｢販売･サービス系｣が続きます。夏の繁忙期に備えた短期募集が活発化し、首都圏はもちろん、観光地となる地方でも求人数が増加。インバウンドや観光需要を取りこむべく、特に小売･サービス系各社を中心に、アルバイトの獲得競争が激化しています。そのため、｢販売･サービス系｣の時給上昇額も今月は大幅に上昇する結果 (7 月 +47 円 /6 月 +2 円 ) となりました。』と解説した
販売･サービス系：フード以外の店長･店長候補、スーパーバイザー、仕入れなど
フード系：店長･店長候補、ホール･サービススタッフ、キッチンスタッフ、調理補助など
企画･事務･管理系：一般事務、広告宣伝、 PR 、広報･ IR など
営業系：法人営業、個人営業、ルートセールス･渉外･外商など
クリエイティブ系： Web プロデューサー･ディレクター、プランナー、 Web デザイナーなど

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