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外食トピックス

ホットペッパーグルメ外食総研、7月の東名阪の外食市場規模は2854億円

リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、東名阪三圏域 ( 首都圏・関西圏・東海圏 ) の男女約 9,500 人を対象とする 2023 年 7 月度の「外食市場調査」の調査結果を公表した。

7 月の外食市場規模は、 3 圏域合計で 2854 億円。前年同月比は +357 億円と 20 ヶ月連続して前年実績を上回った。市場規模の 19 年比は 82.1 %で、前月の同 79.6 %から改善。外食単価は 2,750 円で、 21 ヶ月連続して前年を上回ったが、 19 年比では 104.5 % ( 前月 109.8 % ) と伸び率が鈍化した。一方、外食実施率の 19 年比 (88.9 % ) 、外食頻度の 19 年比 (91.8 % ) ともに前月よりマイナス幅が縮小し、延べ外食回数の 19 年比 (78.5 % ) はコロナ禍 (20 年 4 月 ) 以降では最小のマイナス幅となった。

市場規模の食事主体業態・計は前年比 107.9 % (19 年比 89.4 % ) 、飲酒主体業態・計は同 128.5 % ( 同 70.3 % ) 、軽食主体業態・計は同 128.2 % ( 同 76.8 % ) で、 19 年比では、マイナス幅が前月より縮小している。

業態別の市場規模は、「居酒屋」 ( 前年比増減 +146 億円 ) 、「和食料理店」 ( 同 +26 億円 ) 、「中華料理店」 ( 同 +22 億円 ) 等 16 業態中 13 業態で前年を上回った。「居酒屋」 ( 延べ回数 +316 万回、単価 +202 円 ) 、「中華料理店」 ( 同 +68 万回、単価 +80 円 ) は、延べ外食回数・単価ともに前年比で増加し、「和食料理店」は、延べ回数の増加 (+63 万回 ) による影響が大きかった。 19 年比では「アジアン料理店」 (110.3 % ) がコロナ禍前の市場規模を上回り、居酒屋は 75.5 %とコロナ禍以降では最小のマイナス幅まで回復してきている。

【 3 圏域計 ( 首都圏・関西圏・東海圏 ) 】
①外食実施率: 67.5 % ( 前年比 +5.9pt) ②外食頻度: 3.88 回 / 月 ( 同 +0.04 回 ) ③外食単価: 2,750 円 ( 同 +97 円 ) ④外食市場規模 2854 億円 ( 同 +357 億円 )
【圏域別】
①外食実施率…首都圏: 67.2 % ( 前年比 +6.4pt) 、関西圏: 67.7 % ( 同 +5.7pt) 、東海圏: 68.7 % ( 同 +4.6pt)
②外食頻度…首都圏: 4.06 回 / 月 ( 同 +0.10 回 ) 、関西圏: 3.75 回 / 月 ( 同 -0.11 回)、東海圏: 3.44 回 / 月 ( 同 +0.09 回 )
③外食単価…首都圏: 2,847 円 ( 同 +87 円 ) 、関西圏: 2,708 円 ( 同 +82 円 ) 、東海圏: 2,403 円 ( 同 +157 円 )
④外食市場規模…首都圏: 1781 億円 ( 同 +251 億円 ) 、関西圏: 734 億円 ( 同 +58 億円 ) 、東海圏: 339 億円 ( 同 +48 億円 )
※ 1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲として、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内で行った外食を対象としており、圏域外で行った外食は含んでいない。また、夕方以降、 1 日 2 回までの外食を含む
※ 2 外食頻度:外食実施者の 1 ヶ月あたりの平均外食回数
※ 3 外食市場規模:各圏域の当該年齢人口×外食実施率×外食頻度×外食単価で算出

記事配信・制作協力/外食ドットビズ

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