トレンド座談会、今回のテーマは「夏に飲食店で飲むなら屋内?屋外?」

リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、外食のプロフェッショナルを集め、外食トレンドを発表するための「トレンド座談会」を開催しているが、今回は「夏に飲食店で飲むなら屋内?屋外?」について、20代~60代の男女1,035人にアンケート調査を実施した。
■夏に飲食店でお酒を飲むなら?屋外派19.2%に対し屋内派80.8%
夏に飲食店でお酒を飲む場合、屋外とエアコン等空調のある屋内のどちらが良いかという質問で、現在については、屋外派が19.2%、屋内派が80.8%という結果になった。コロナ禍中には67.5%まで減った屋内派だが、今年5月に新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行されたこともあってか、ほぼコロナ禍前の水準に戻った。
■屋外で飲む良いところ1位は「外気が気持ちいい」、苦手なところ1位は「天候に左右される」
屋内と比べて、屋外でお酒を飲むことの良いところと苦手なところはどこだと思うかという質問で、良いところは「外気が気持ちいい」(56.3%)、「アウトドア気分が味わえる」(34.3%)、「感染症対策になる(換気を気にしなくてよい)」(29.9%)という回答が上位に入った。苦手なところでは、「天候に左右される」(61.9%)、「虫が気になる」(53.0%)、「暑い」(50.9%)という回答が上位となった。
■コロナ禍での屋外人気が落ち着き、ほぼコロナ禍前の水準に
ホットペッパーグルメ外食総研 上席研究員の有木真理氏は、『飲食店で飲むなら屋内か、屋外か。「夏といえば外飲み!」という方も多いのではないかという仮説の下行われた今回の調査ですが、結果は屋内派が8割超と圧倒的多数で、コロナ禍前の水準に戻っていることが分かりました。屋外を避ける理由としては「天候に左右される」が6割超と最も高い一方、良いところとして「外気が気持ちいい」(56.3%)、「アウトドア気分が味わえる」(34.3%)が上位に入りました。屋外でお酒を飲む爽快感は誰もが認めるところ。屋内屋外うまく使い分けて夏を楽しみたいところです。』と解説した。
【アンケート調査概要】
調査期間:6月2日~6月3日
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:全国20代~60代男女(マクロミルの登録モニター)
有効回答数:1,035件(男性517件、女性518件)
調査機関:マクロミル
記事配信・制作協力/外食ドットビズ
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