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外食トピックス

日本チェーンストア協会、6月のスーパー売上高は4ヶ月連続で前年比増に

日本チェーンストア協会は、会員企業 54 社・ 10,797 店を対象にした 2023( 令和 5) 年 6 月度チェーンストア販売統計を発表した。

6 月は、食料品は節約志向の高まりから買い控えが続いているが、店頭価格の上昇により農産品を除き売上は伸びた。衣料品は昨年の反動もあり動きが鈍かったが、住関品はまずまずの動きだったことから、総販売額の前年同月比 ( 店舗調整後 ) は、 1 兆 809 億 7771 万円 ( 店舗調整後前年同月比 102.1 % ) と 4 ヶ月連続で前年を上回った。

部門別では、食料品が 7537 億 7309 万円 ( 店舗調整後前年同月比 103.7 % ) 、衣料品が 654 億 3133 万円 ( 同 98.0 % ) 、日用雑貨品などの住関品が 2129 億 4781 万円 ( 同 104.4 % ) 、サービスが 20 億 6562 万円 ( 同 92.4 % ) 、その他が 467 億 5986 万円 ( 同 79.3 % ) であった。

なお、商品別の食料品関連の動きは以下の通り。

農産品は、レタス、トマト、きゅうり、ピーマン、人参、なす、とうもろこし、山芋、きのこ類などはまずまずの動きだったが、玉ねぎ、大根、梅、らっきょう、カット野菜などの動きは鈍かった。果物では、桃、りんご、バナナ、キウィフルーツ、輸入オレンジなどの動きはまずまずだったが、柑橘類、メロン、すいか、輸入ぶどうなどの動きは鈍かった。

畜産品は、豚肉、鶏肉の動きは良かったものの、牛肉の動きは鈍かった。鶏卵の動きは良く、ハム・ソーセージもまずまずの動きだった。

水産品は、刺身盛合わせ、真いわし、真あじ、かつお、たこ、ぶり、塩鮭、生銀鮭、冷凍魚、漬け魚、塩干物、あさり、ちりめんなどの動きは良かったが、単品刺身、まぐろ、いか、うなぎ、ホタルイカ、魚卵などの動きは鈍かった。

惣菜は、温惣菜は揚げ物、天ぷら、オードブル、中華、焼き物などが好調だった。要冷惣菜は、和・洋惣菜とも動きは良く、弁当、寿司の動きも良かった。

その他食品は、飲料、乳製品、ヨーグルト、冷凍食品、調味料、アイスクリーム、カップ・袋麺、マヨネーズ、麺類、パン類、パスタ、納豆、佃煮、スナック菓子、半生菓子、グミ、キャンディー、ビスケット、ウイスキー、日本酒などは好調だったが、米、牛乳、めんつゆ、乾麺、飲料酢、油、粉類、シリアル、カレー、洋生菓子、ゼリーなどの動きは鈍かった。

記事配信・制作協力/外食ドットビズ

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