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外食トピックス

ホットペッパーグルメ外食総研、今夏の行事・外食への参加意向調査

リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、首都圏・関西圏・東海圏での夏の余暇活動に伴う外食についてアンケート調査を6月1日~6月9日に実施し9,701件の有効回答を得た。
■今夏の行事・外食への参加意向「国内旅行」が過半数を占めトップに
 新型コロナウイルスが5類感染症に移行して初の夏、人々がどのような行事や外食に参加意向があるかを調査した。1 位は「国内旅行」で参加意向は54.4%、2位は、今はレジャーとしても定着した「回転寿司」で39.7%、3位は「ビュッフェや、食べ放題のお店」が33.9%。以下、「花火大会」(32.5%)、「商業施設・娯楽施設」(26.0%)、「ビアガーデン」(23.0%)と続いた。性年代別では、20代女性で、全体1~5 位の「国内旅行」「回転寿司」「ビュッフェや、食べ放題のお店」「花火大会」「商業施設・娯楽施設」の回答割合が全体平均よりも顕著に高く、この夏、他の性年代に比べ活動的であることが予想される。また、20・50・60代男性では「ビアガーデン」の回答割合も高く、「若者のビール離れ」などと言われる割には、20代男性がこの夏「ビアガーデン」への興味は高いことは注目に値しそうだ。
■参加意向の高いもので、コロナ禍の反動が大きいのは「花火大会」「ビアガーデン」等
 次に、この夏に行きたいものの中で、コロナ禍で行きづらかった反動で行きたい気持ちが高まったものを調べた。行きたい気持ちが高まったものは、1位「国内旅行」(34.7%)、2位「花火大会」(22.2%)、3位「ビュッフェや、食べ放題のお店」(19.8%)、4位「ビアガーデン」(15.6%)、5位「海外旅行」(12.1%)となっている。これに対し、実際にコロナ禍の夏に参加したものとの差を見ると、差が大きいほど、コロナ禍中は我慢していて、この夏は参加意向が高まっているものということになる。差が大きいのは、「花火大会」や「ビアガーデン」「海外旅行」等で、コロナ禍の我慢の反動で参加意欲が高まっていると言える。逆に、「回転寿司」や「商業施設・娯楽施設」はコロナ禍中もある程度行っていた人が多かったようで、行きたい気持ちが高まった人はそれほど多くなかったようだ。
■今夏の行事・外食の行きたい相手は、1位「配偶者」、「友人・知人」連れも回復傾向か
 この夏の行事・外食に一緒に行きたい人は、1位「配偶者」(47.0%)、2位「友人・知人」(36.9%)、3位「自分一人で」(29.1%)であった。性年代別では、40代以上の女性と60代男性で「配偶者」、40代以下の男性で「自分一人で」、20代男女では、「友人・知人」との割合がコロナ禍中もこの夏も他の年代よりも高くなっている。
■積極行動の理由最多は「コロナ禍が落ち着いてきた」、一方「物価高」が外出のネックに
 この夏の外食や外出に積極的な理由・消極的な理由の双方を尋ねた。外食や外出に積極的な理由は、1位「コロナ禍が落ち着いてきたので外出に積極的」(35.7%)、2位「いろいろと我慢していたので取り戻したい」(20.1%)、3位「コロナ禍中に会えなかった人と過ごしたい」(19.6%)。外食や外出に消極的な理由は、1位「物価高で消費に消極的」(25.4%)、2位「ごく親しい人や身内とだけ過ごしたい」(15.2%)、3位「家にいることに慣れて外出が面倒」(14.2%)。性年代別では、50・60代女性では「ごく親しい人や身内とだけ過ごしたい」の割合が高く、まだ外出に対して慎重な様子が伺える。また、40代女性では「家にいることに慣れて外出が面倒」の割合も高かった。さらに、積極的な理由としての「コロナ禍中に会えなかった人と過ごしたい」、消極的な理由としての「物価高で消費に消極的」は全年代で女性が男性より割合が高く、男女差が顕著となっている。

記事配信・制作協力/外食ドットビズ

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