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外食トピックス

ぐるなびリサーチ部、ぐるなび会員を対象に「インバウンドに関する調査」

ぐるなびは、ぐるなび会員を対象に、世の中のトレンドに合わせて食に関する様々な調査を実施し、「ぐるなびリサーチ部」として定期的に情報を発信しているが、今回は、インバウンドについて調査を実施した。
■3人に2人が“訪日外国人が増えた”と回答、北海道・九州などでは顕著に
 まず、今年に入って、訪れた外食先で訪日外国人が増えたと感じるか聞いたところ、「増えたと思う」(39.8%)+「やや増えたと思う」(25.9%)と、3人に2人(計65.7%)近くの人が「増えた」と回答した。エリア別では、「北海道」(計72.7%)、「関東」(計71.2%)、「九州」(計73.7%)では全体と比べて5ポイント以上高い7割強であった。
■訪日外国人が増えたと思う飲食店の業態は過半数を占めた「寿司」がダントツ1位
 訪日外国人が増えたと回答した人(n=657)に、訪日外国人が増えたと思う飲食店の業態を聞いたところ、「寿司」(55.9%)がダントツ1位で、次いで「居酒屋」(31.2%)と「ラーメン」(29.5%)が3割程度で続き、「蕎麦、うどん」(22.8%)、「カフェ、スイーツ」(20.7%)、「その他和食」(20.1%)、「焼肉、ホルモン、鉄板焼き」(13.4%)、「ダイニングバー」(11.9%)、「中華」(10.8%)がトップ10であった。
■日本で食べてもらいたいものは「寿司」、飲んでもらいたいものは「日本酒」が1位
 全員に対し、訪日外国人に日本で食べてもらいたいものを複数回答可で聞いたところ、全体では、やはり過半数を占めた「寿司」(51.0%)が1位で、「天ぷら」(38.9%)、「ラーメン」(37.1%)「お好み焼き、もんじゃ焼き」(36.8%)、「蕎麦、うどん」(34.3%)が続いた。エリア別では、中国地方で「お好み焼き」(41.7%)が1位と、地域性も出る結果になった。
 同じく、日本で飲んでもらいたいものを聞いたところ、「日本酒」(64.9%)がダントツ1位で、次いで「緑茶、抹茶」(40.0%)、「焼酎」(26.1%)、「大手メーカーのビール」(24.4%)、「梅酒」(23.8%)、「クラフトビール」(17.4%)、「ウイスキー」(13.8%)、「果実ジュース」(8.3%)、「ワイン」(7.1%)、「ジン」(4.3%)と続いた。九州では「焼酎」(43.9)が4割を超えて日本酒に次いで多い結果となり、地域の食文化を知ってもらいたいという結果になった。
■安定の「寿司」人気!訪日外国人にもっと地域の食を食べてもらいたい意向も
 同社リサーチグループ長の本間久美子氏は、『街中でショッピングや観光を楽しむ訪日外国人の方が増えたと実感されている方も多いのではないでしょうか。飲食店で訪日外国人の方が増えたか伺ったところ、約3人に2人が増えたと実感していました。では、どのようなお店で訪日外国人が増えているのかを業種別でみると、半数以上が「寿司」と回答、その他、「居酒屋」や「ラーメン」なども人気なのが伺えます。一方、おすすめしたい日本食を聞いたところ、全体では「寿司」が最も多くなりましたが、中国地方では名物の「お好み焼き」が1位に、北海道では「ラーメン」が2位にランクインしたり、「すき焼き」や「鍋」「カレーライス」「丼物」が全体より10ポイント以上高くなるなど、地域性が出る結果となりました。食事とともに楽しんでもらいたい飲み物としては、最近海外でも注目されている「日本酒」や「お茶」が上位。九州では「焼酎」が4割を超えて日本酒に次いで多い結果となり、地域の食文化を知ってもらいたいという結果になりました。』とコメントした。

【調査概要】
調査期間:7月7日~7月9日
調査方法:WEBアンケート
調査対象:全国
回答者:20代~60代のぐるなび会員1,000名

記事配信・制作協力/外食ドットビズ

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